136 / 168
138 帝国訓練
しおりを挟む
「やぁ諸君!集まってもらって大変感謝する!余の名は言わずもがなわかるであろう。今より、血日合同演習を開始する!まずは我が軍の力を見せてもらおう!」
ブラット軍は浜辺から見えない位置から船に乗り込み、旧大日本帝国海軍みたいな戦艦が小型のボートを鎖で引っ張って行く
「これはなんというか…凄い光景だな…。今のうちに相手の記録取っとけ」
「了解。それと幕僚長…自分の見間違えでなければなんですが…標的ってアレですか?」
城の周りにはゴブリンやウルフ、オークなどの魔物が無数にいた
「マジか~…。アレを人間に見立てて攻撃するのか…。でも、もしそうなら人間基準での記録も取れそうだな。周りには電気鉄線で逃げられないようにしてるし、捕縛技術はすごいな」
そうこうしていると、15隻の戦艦は41cm連装砲で艦砲射撃を開始した。砲弾は放物線を描き、城の周りにいる魔物を着弾点を外しながら殲滅していく。撃ち終わると、ボートの鎖を外して浜辺まで漕いだ。その間は戦艦の援護射撃で7.62mmの24連式マスケット銃が発砲される
※24連式マスケット銃とは、マスケット銃を長方形に配置して連射性能を持たせた連射銃だ
「高火力兵器はコストはデカいが、短時間で相手を殲滅させられるというメリットが生まれる。ここは我々現代人ではできないハイコストハイリターン戦法だな」
ボートは浜辺まで着くと、ライフル4人と盾2人を手に降りていく。盾は2人いて、構えた状態ですすみ隙間から1人ずつ発砲するという戦術を使っていて、それが複数の部隊がいる
「あれは戦国時代の戦術に似ていますね」
「そうだな。盾は…もしかしてケブラーとか?」
「ありえますが、金属でしょう。防弾性能のあるケブラーが作れる程技術力は無いと思えます」
まぁ…現代の様なケブラーは作れずとも、この世界の素材なら多分似たようなのはできるとは思うが…
城まで約50mという距離で、オークが棍棒を持って出てきた。すると先程までいなかった部隊が顔を出した
「あれは…何でしょうか?」
「わからん。だが、大型生物用ってことだけはわかる」
その部隊はまるでRPG-7と火縄銃を掛け合わせた見た目をしていた。発射すると、先端が尖っておりオークに刺さった。悲痛な叫びと共に数秒で先端が爆発してオークの肉をエグッた
「工夫を施した対物兵器モドキだな。あれは現代戦車には通用しないが、この世界では一番効果を発揮する。人間に向けられたらたまったもんじゃないな」
すぐさま城の中まで侵入した。その映像は魔導映像通信機器によって中継されていた
「にしてもあれ便利ですよね。効果は3日、半永久的に使える耐久性、18cmのカメラ、物によっては5km離れても通信可能。便利すぎます」
「だが値段も凄いぞ?現代だと1000億は軽く超える」
「なんというか…色々とスゴイですね…」
個人では買えないことを一瞬でわかった隊員は、記録用の動画を回し続ける。大型魔導液晶には大きな声でクリアリングをして進む部隊の様子が映し出されていた。そして無事、フラッグを確保して出てきた
ブラット軍は浜辺から見えない位置から船に乗り込み、旧大日本帝国海軍みたいな戦艦が小型のボートを鎖で引っ張って行く
「これはなんというか…凄い光景だな…。今のうちに相手の記録取っとけ」
「了解。それと幕僚長…自分の見間違えでなければなんですが…標的ってアレですか?」
城の周りにはゴブリンやウルフ、オークなどの魔物が無数にいた
「マジか~…。アレを人間に見立てて攻撃するのか…。でも、もしそうなら人間基準での記録も取れそうだな。周りには電気鉄線で逃げられないようにしてるし、捕縛技術はすごいな」
そうこうしていると、15隻の戦艦は41cm連装砲で艦砲射撃を開始した。砲弾は放物線を描き、城の周りにいる魔物を着弾点を外しながら殲滅していく。撃ち終わると、ボートの鎖を外して浜辺まで漕いだ。その間は戦艦の援護射撃で7.62mmの24連式マスケット銃が発砲される
※24連式マスケット銃とは、マスケット銃を長方形に配置して連射性能を持たせた連射銃だ
「高火力兵器はコストはデカいが、短時間で相手を殲滅させられるというメリットが生まれる。ここは我々現代人ではできないハイコストハイリターン戦法だな」
ボートは浜辺まで着くと、ライフル4人と盾2人を手に降りていく。盾は2人いて、構えた状態ですすみ隙間から1人ずつ発砲するという戦術を使っていて、それが複数の部隊がいる
「あれは戦国時代の戦術に似ていますね」
「そうだな。盾は…もしかしてケブラーとか?」
「ありえますが、金属でしょう。防弾性能のあるケブラーが作れる程技術力は無いと思えます」
まぁ…現代の様なケブラーは作れずとも、この世界の素材なら多分似たようなのはできるとは思うが…
城まで約50mという距離で、オークが棍棒を持って出てきた。すると先程までいなかった部隊が顔を出した
「あれは…何でしょうか?」
「わからん。だが、大型生物用ってことだけはわかる」
その部隊はまるでRPG-7と火縄銃を掛け合わせた見た目をしていた。発射すると、先端が尖っておりオークに刺さった。悲痛な叫びと共に数秒で先端が爆発してオークの肉をエグッた
「工夫を施した対物兵器モドキだな。あれは現代戦車には通用しないが、この世界では一番効果を発揮する。人間に向けられたらたまったもんじゃないな」
すぐさま城の中まで侵入した。その映像は魔導映像通信機器によって中継されていた
「にしてもあれ便利ですよね。効果は3日、半永久的に使える耐久性、18cmのカメラ、物によっては5km離れても通信可能。便利すぎます」
「だが値段も凄いぞ?現代だと1000億は軽く超える」
「なんというか…色々とスゴイですね…」
個人では買えないことを一瞬でわかった隊員は、記録用の動画を回し続ける。大型魔導液晶には大きな声でクリアリングをして進む部隊の様子が映し出されていた。そして無事、フラッグを確保して出てきた
82
お気に入りに追加
807
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/sf.png?id=74527b25be1223de4b35)
日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
装甲列車、異世界へ ―陸上自衛隊〝建設隊〟 異界の軌道を行く旅路―
EPIC
ファンタジー
建設隊――陸上自衛隊にて編制運用される、鉄道運用部隊。
そしてその世界の陸上自衛隊 建設隊は、旧式ながらも装甲列車を保有運用していた。
そんな建設隊は、何の因果か巡り合わせか――異世界の地を新たな任務作戦先とすることになる――
陸上自衛隊が装甲列車で異世界を旅する作戦記録――開始。
注意)「どんと来い超常現象」な方針で、自衛隊側も超技術の恩恵を受けてたり、めっちゃ強い隊員の人とか出てきます。まじめな現代軍隊inファンタジーを期待すると盛大に肩透かしを食らいます。ハジケる覚悟をしろ。
・「異世界を――装甲列車で冒険したいですッ!」、そんな欲望のままに開始した作品です。
・現実的な多々の問題点とかぶん投げて、勢いと雰囲気で乗り切ります。
・作者は鉄道関係に関しては完全な素人です。
・自衛隊の名称をお借りしていますが、装甲列車が出てくる時点で現実とは異なる組織です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
超文明日本
点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。
そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。
異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
異世界列島
黒酢
ファンタジー
【速報】日本列島、異世界へ!資源・食糧・法律etc……何もかもが足りない非常事態に、現代文明崩壊のタイムリミットは約1年!?そんな詰んじゃった状態の列島に差した一筋の光明―――新大陸の発見。だが……異世界の大陸には厄介な生物。有り難くない〝宗教〟に〝覇権主義国〟と、問題の火種がハーレム状態。手足を縛られた(憲法の話)日本は、この覇権主義の世界に平和と安寧をもたらすことができるのか!?今ここに……日本国民及び在留外国人―――総勢1億3000万人―――を乗せた列島の奮闘が始まる…… 始まってしまった!!
■【毎日投稿】2019.2.27~3.1
毎日投稿ができず申し訳ありません。今日から三日間、大量投稿を致します。
今後の予定(3日間で計14話投稿予定)
2.27 20時、21時、22時、23時
2.28 7時、8時、12時、16時、21時、23時
3.1 7時、12時、16時、21時
■なろう版とサブタイトルが異なる話もありますが、その内容は同じです。なお、一部修正をしております。また、改稿が前後しており、修正ができていない話も含まれております。ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる