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74 パーティーの銃声

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翌日になると、王城に向かった。パーティー会場には貴族や活躍した冒険者、そして暁たちが居た。外には米軍と自衛隊が警備していた

「ここが貴族とかの会場か。結構な広さだな」
「パパ、あの上にあるキラキラしたのはなんですか?」
「あれはシャンデリアって言うやつだね。この世界には透明なガラスはまだ存在してないからあの粒全部本物の水晶かもねぇ…さすがお城」
「お父さん、料理食べに行こう!」
「そうだな、お城の料理も一度食べておきたいし」

バイキング形式で皿に料理を盛って、席について食べてみた

「味が薄いな。民間の店だと無味だったな。この世界は味というのが浸透していないのかな?」

料理を食べている暁に、誰かが近寄ってくる

「これはこれは、クラスト王国を最小限の損害だけで救ってくれた英雄アカツキではないか」

見た目はデブく、話し方は悪役な男の貴族が話しかけてきた

「えっと、どちら様でしょうか?」
「なに?私の名前がわからないとか、どれぐらい田舎なんだか。私は優しいから教えてあげますよ。私の名前はノルマン・グラニフ・ラザーンだ」
「ではグラニフさん、私になにか御用でしょうか?」
「お前の能力、この私が使ってやるよ」

来ちゃったよ面倒くさい感じの人。対応方法あまりわかんないんだよなぁ…

「それはどういう意味でしょうか?」
「お前察し悪いな。この私に仕えて働けと言っているんだ」
「すみませんが、我々は貴族のわがままにつきあって行動することができないのです」
「うるさい!この私に仕えろ!」

面倒くさい…とてつもなく面倒くさい…。あ、そうだ!スキルで良いのを交換すればいいんだ!

暁は等価交換スキルで透明化スキルを交換した

『スキル:透明化』

「ッ?!どこに消えた!?」

ふぅ…面倒くさい相手には絡まれない方が好ましいんだがなぁ…。このままどっかに行ってしまおう

グラニフから離れたところで人目につかないように透明化を解除する

「ここまで巻けば来ることはないだろ…」

パァン、パァン

銃声?!音は…広間か!

急いで駆けつけると、剣を持っている男が倒れていた。そして、ルビーがコルト・ディテクティブスペシャルを発砲した後だった
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