自衛官、異世界に墜落する

フレカレディカ

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54 訓練終了

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無線にて開始の合図をすると動き出した。防弾チョッキや鉄帽には赤外線を当てるとダメージ判定が出る様に改造した。これで衛生無しでの戦闘が可能になった

「山宮、佐藤、我々は索敵しながらてっぺんを目指しいてく。脅威はあの黒髪の娘だ。それ以外は経験が薄いと言われている。行くぞ」
「「了解」」

自衛官らが山をゆっくりと登っていくと、上から何か金属の玉が転がってきた

「なッ!手榴弾ッ!!!」

自衛官らは手榴弾に気が付き、木の陰に隠れて難を逃れた

一体どこから…まだ見えないぞ。クソッ、子供だからと侮っていたな

パンッ

すると上から拳銃の発砲音がした。山宮は木からすぐに出て銃声の方に向けて銃を構えたが、誰も居なかった

「なッ!誰もいないだと?!」

そんなバカな!木の上に誰もいないなんて!…いや、あれは…ワイヤーだ!拳銃を木に固定してワイヤーを使って引き金を引いたんだ!誘導された!

気づいたときには山宮は遅かった。サファイアが後ろから回り込み、山宮をキルした

「山宮がキルされた。残るは小島と佐藤…俺達二人だけだ」
「作戦は?」
「走って敵を撹乱させ、その間に場所の特定と反撃だ」
「了解」

二人はてっぺんまでジグザグに走り、フラッグと敵の特定を同時にやった

ガサガサ

「8時方向物音!」
「了解!」

二人は拳銃で8時方向に発砲しながら上まで登った

「ハァ…ハァ…やっとてっぺんだ…」
「ハァ…ハァ…佐藤、俺はここで食い止める。だからフラッグを取ってきてくれ」
「了解した」

ダンッ

佐藤がフラッグを取ろうとした瞬間、佐藤のキルが確認された。小島は慌てて銃声がした方に視線を向けると、銀髪の娘が一人、黒髪の娘が一人居た

「嘘だろ…オレたちを追いかけて来て苦戦させられたのは一人だったのかよ…」

ダンッ

「“訓練終了。繰り返す、訓練終了“」

訓練はすぐさま終了し、ルビー、サファイア、アストロノムスチームが勝った
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