89 / 104
暖根の手羽先煮
しおりを挟む
「”ファーム”のレベルが上ったわ!」
「おお~!」
お風呂上がりの第一声に、レイちゃんは目を輝かせて拍手する。
ふふふん、そうよね。
”ファーム”のレベルアップは、イコール、手に入る食材が増えるってことだもの。
レイちゃんに興味がないはずはない。
「何が出来るようになったのかは、ご飯の後でね」
「そうだね。お腹すいたもの」
二人でクスクス笑いながら、すでに準備万端に整えられているテーブルに着く。
今日のお夕飯は、お願いしてた暖根の煮物に白菜のサラダとお浸しにお味噌汁。
「焼き魚でもあれば、完全に和食って感じね」
「魚……魚も食べたいな」
おおう、失言だった!
そういえば、レイちゃんはやたらと魚を食べたがってたっけ……
外に出られるようになる六日後――もうすぐ五日後ね――までに、いい方法を調べておかなくちゃ。
なにはともあれ、今は目先のご飯!
二人で手を合わせて「いただきます」の挨拶を終えると、早速、よく煮込まれて醤油の色に染まっている暖根を箸で割る。ジュワッと表面に透き通った汁が滲み、程よい抵抗感が箸先に伝わってきた。
これ、大事ね。程よい抵抗感!
大根の煮物って、煮込みすぎると柔らかくなりすぎてヘニャヘニャになるし、かといって煮込み方が足りないと味が中に染み込まない。この加減って、結構難しいんじゃないかしら?
一口サイズに切り分けた暖根を噛みしめると、美味しいお出汁とと暖根の甘さが口の中に広がる。もう、幸せすぎ……!
一緒に煮込まれていたお肉は、お昼の時は豚肉っぽい味だったからスービットだったみたいだけど、今回は鳥の手羽先。大きさが違うから、二種類入ってるのね。
スービットのこってりトロリとした脂も良かったけど、鳥のあっさりした感じもまた素敵。
「アイラって、美味しそうに食べるよね」
「そんなの、レイちゃんの作ってくれたご飯が美味しいからに決まってるじゃない」
「ふふ、気に入ってくれて何よりです」
「レイちゃんってば、いつもそれねぇ」
毎回この会話をしている気がしてそう言うと、レイちゃんはへニャッと笑ってから、しみじみと呟く。
「だって、嬉しいんだもの」
「家族には言われてたんじゃない?」
レイちゃんが家族にこの腕を披露しないなんてありえないと思いつつそう言ったら、なんだか微妙な表情で小首をかしげてる。
「お姉ちゃんが結婚する前は……うん、言ってくれてた。お父さんやお母さんだと、いつも『まだまだ』としか言ってもらえなかったなぁ」
「えええ?」
「実際、お父さんに比べたら『まだまだ』なんだけど」
肩を竦めて当然のように言うけど、レイちゃんのご飯って普通にお店で出てきそうなんだけど?
「こんなに美味しいのに……」
「お父さんの店の跡取りとしては、もっと頑張らないとダメだったんだよ」
レイちゃんのお父さんの求めるハードル、高すぎない?
唖然としているあたしをよそに、本人は普通の顔しておひたしを口に運ぶ。
「――っていうか、そのお浸し、糸引いてない!?」
「うん? ああ、切ったら粘ってしたのがでてきたよ。カラムシの若葉をお浸しにしてみたんだけど、思ったよりも癖がなくて食べやすいね。ツルムラサキよりは、モロヘイヤのほうがイメージに近いかも」
「カラムシって、糸にする以外に食べることも出来たんだ……」
折角なので、あたしも一口食べてみる。
……意外とイケるわ。
食わず嫌いは、やっぱりダメね。
うんうん頷きつつ、お味噌汁をすする。こっちに入ってた菜っ葉は、小松菜だった。
馴染みのある味にホッとしたのは、黙っておこう。
こっちは、安定の美味しさね。
白菜のサラダには、マヨネーズソースを絡めているのかと思いきや、酸味は全く無くてミルクの風味が強い。
「レイちゃん、これってミルク系?」
「白菜のドレッシング?」
「そう」
「それは、ビットミルクに塩とホットベリーの種で味付けしました」
へー。マヨネーズじゃなかったのには驚いたけど、コレもやっぱり美味しい。
美味しいご飯が食べられる幸せをしみじみと噛み締めながら食べ進めて、最後のお楽しみにとっておいた暖根の煮物を頂いたら、ご飯は終了。
今日のお夕飯も、とっても美味しくいただきました!
「さて、それではお楽しみの”ファーム”の新能力を披露するお時間です♪」
「ぱちぱちぱちぱちー」
付き合いよく盛り上げる努力をしてくれたレイちゃんに笑顔を向けてから、早速、”検索”で新しく出来るようになったことを調べて発表。
”検索”スキルってどうも、自分の持ってないスキルについては分からないことが多いのよね。”錬金術”はあたしだと、『過去に使えたものがいると言われている伝説のスキル』という説明しか出てこなかった。”ファーム”に至っては、レイちゃんに調べてもらったのに『該当スキルに関する情報は存在しません』という体たらく。
もしもーし?
目の前に、スキル保持者がいますよ~?
なんて言って、レイちゃんと二人で笑ったわねぇ……
なにはともあれ、自分で”検索”すれば、きちんと詳細が分かるからいいんだけど。
「えーっと、新しく出来るようになったのは、『種芋生成』『種採取』『育成速度二割減小』の三つね」
「種芋って、何を作れるの?」
レイちゃんの興味は、相変わらず増える食材ね。チラッと確認してみると種類が少なかったから、さっさと答えておくことに。
「ちょっと種類が少ないけど、ジャガイモ・里芋・ショウガ・山芋・菊芋・ウコン・こんにゃく芋・長芋・ヤーコンの九種類よ」
「ショウガとウコンは、是非ともお願いします。可能ならこんにゃく芋と里芋」
あら嫌だ。ウコンって、三種類もあるのね?
どれがいいのか、ちゃんと確認してから生成しないとダメじゃない。
「ウコンって春・秋・紫の三種類あるけど、どれがいいの?」
「えーっと、ターメリックになるやつ」
言われて調べてみると、ターメリックは秋ウコン。
「へぇ……カレーの材料になるんだ」
「うん。ニンニクとショウガ、それからコリアンダーとクミンの種があれば手持ちでそれっぽいのは作れると思う」
「ショウガとコリアンダーとクミンね。頑張るわ!」
「無理はしない程度でお願いします」
そうね。それなりに頑張ることにするわ。
心の中でだけ返事をして、スキルの説明を続ける。
「お次の『種採取』は、”ファーム”レベル以下のランクの作物からレベルと同数の種を採れるみたい」
「……それって、種を採った後の作物ってどうなるの?」
言われてみればそうよね。種を採ったら食べれなくなっちゃうんじゃ、ちょっと困っちゃう。
「えっと、普通に食べられるって」
「そっか、良かった」
この答えには、レイちゃんだけでなくあたしも胸を撫で下ろした。
「ただ、現状だと使いどころがないような……」
「んー……。暖気草の種とか採れない?」
その考えはなかった……!
試しにトイレに行ってやってみると、あっさり成功。
「これは、合成実験が捗りそうだね」
早速、居間に戻って報告すると、レイちゃんは極上の笑みを浮かべた。
「おお~!」
お風呂上がりの第一声に、レイちゃんは目を輝かせて拍手する。
ふふふん、そうよね。
”ファーム”のレベルアップは、イコール、手に入る食材が増えるってことだもの。
レイちゃんに興味がないはずはない。
「何が出来るようになったのかは、ご飯の後でね」
「そうだね。お腹すいたもの」
二人でクスクス笑いながら、すでに準備万端に整えられているテーブルに着く。
今日のお夕飯は、お願いしてた暖根の煮物に白菜のサラダとお浸しにお味噌汁。
「焼き魚でもあれば、完全に和食って感じね」
「魚……魚も食べたいな」
おおう、失言だった!
そういえば、レイちゃんはやたらと魚を食べたがってたっけ……
外に出られるようになる六日後――もうすぐ五日後ね――までに、いい方法を調べておかなくちゃ。
なにはともあれ、今は目先のご飯!
二人で手を合わせて「いただきます」の挨拶を終えると、早速、よく煮込まれて醤油の色に染まっている暖根を箸で割る。ジュワッと表面に透き通った汁が滲み、程よい抵抗感が箸先に伝わってきた。
これ、大事ね。程よい抵抗感!
大根の煮物って、煮込みすぎると柔らかくなりすぎてヘニャヘニャになるし、かといって煮込み方が足りないと味が中に染み込まない。この加減って、結構難しいんじゃないかしら?
一口サイズに切り分けた暖根を噛みしめると、美味しいお出汁とと暖根の甘さが口の中に広がる。もう、幸せすぎ……!
一緒に煮込まれていたお肉は、お昼の時は豚肉っぽい味だったからスービットだったみたいだけど、今回は鳥の手羽先。大きさが違うから、二種類入ってるのね。
スービットのこってりトロリとした脂も良かったけど、鳥のあっさりした感じもまた素敵。
「アイラって、美味しそうに食べるよね」
「そんなの、レイちゃんの作ってくれたご飯が美味しいからに決まってるじゃない」
「ふふ、気に入ってくれて何よりです」
「レイちゃんってば、いつもそれねぇ」
毎回この会話をしている気がしてそう言うと、レイちゃんはへニャッと笑ってから、しみじみと呟く。
「だって、嬉しいんだもの」
「家族には言われてたんじゃない?」
レイちゃんが家族にこの腕を披露しないなんてありえないと思いつつそう言ったら、なんだか微妙な表情で小首をかしげてる。
「お姉ちゃんが結婚する前は……うん、言ってくれてた。お父さんやお母さんだと、いつも『まだまだ』としか言ってもらえなかったなぁ」
「えええ?」
「実際、お父さんに比べたら『まだまだ』なんだけど」
肩を竦めて当然のように言うけど、レイちゃんのご飯って普通にお店で出てきそうなんだけど?
「こんなに美味しいのに……」
「お父さんの店の跡取りとしては、もっと頑張らないとダメだったんだよ」
レイちゃんのお父さんの求めるハードル、高すぎない?
唖然としているあたしをよそに、本人は普通の顔しておひたしを口に運ぶ。
「――っていうか、そのお浸し、糸引いてない!?」
「うん? ああ、切ったら粘ってしたのがでてきたよ。カラムシの若葉をお浸しにしてみたんだけど、思ったよりも癖がなくて食べやすいね。ツルムラサキよりは、モロヘイヤのほうがイメージに近いかも」
「カラムシって、糸にする以外に食べることも出来たんだ……」
折角なので、あたしも一口食べてみる。
……意外とイケるわ。
食わず嫌いは、やっぱりダメね。
うんうん頷きつつ、お味噌汁をすする。こっちに入ってた菜っ葉は、小松菜だった。
馴染みのある味にホッとしたのは、黙っておこう。
こっちは、安定の美味しさね。
白菜のサラダには、マヨネーズソースを絡めているのかと思いきや、酸味は全く無くてミルクの風味が強い。
「レイちゃん、これってミルク系?」
「白菜のドレッシング?」
「そう」
「それは、ビットミルクに塩とホットベリーの種で味付けしました」
へー。マヨネーズじゃなかったのには驚いたけど、コレもやっぱり美味しい。
美味しいご飯が食べられる幸せをしみじみと噛み締めながら食べ進めて、最後のお楽しみにとっておいた暖根の煮物を頂いたら、ご飯は終了。
今日のお夕飯も、とっても美味しくいただきました!
「さて、それではお楽しみの”ファーム”の新能力を披露するお時間です♪」
「ぱちぱちぱちぱちー」
付き合いよく盛り上げる努力をしてくれたレイちゃんに笑顔を向けてから、早速、”検索”で新しく出来るようになったことを調べて発表。
”検索”スキルってどうも、自分の持ってないスキルについては分からないことが多いのよね。”錬金術”はあたしだと、『過去に使えたものがいると言われている伝説のスキル』という説明しか出てこなかった。”ファーム”に至っては、レイちゃんに調べてもらったのに『該当スキルに関する情報は存在しません』という体たらく。
もしもーし?
目の前に、スキル保持者がいますよ~?
なんて言って、レイちゃんと二人で笑ったわねぇ……
なにはともあれ、自分で”検索”すれば、きちんと詳細が分かるからいいんだけど。
「えーっと、新しく出来るようになったのは、『種芋生成』『種採取』『育成速度二割減小』の三つね」
「種芋って、何を作れるの?」
レイちゃんの興味は、相変わらず増える食材ね。チラッと確認してみると種類が少なかったから、さっさと答えておくことに。
「ちょっと種類が少ないけど、ジャガイモ・里芋・ショウガ・山芋・菊芋・ウコン・こんにゃく芋・長芋・ヤーコンの九種類よ」
「ショウガとウコンは、是非ともお願いします。可能ならこんにゃく芋と里芋」
あら嫌だ。ウコンって、三種類もあるのね?
どれがいいのか、ちゃんと確認してから生成しないとダメじゃない。
「ウコンって春・秋・紫の三種類あるけど、どれがいいの?」
「えーっと、ターメリックになるやつ」
言われて調べてみると、ターメリックは秋ウコン。
「へぇ……カレーの材料になるんだ」
「うん。ニンニクとショウガ、それからコリアンダーとクミンの種があれば手持ちでそれっぽいのは作れると思う」
「ショウガとコリアンダーとクミンね。頑張るわ!」
「無理はしない程度でお願いします」
そうね。それなりに頑張ることにするわ。
心の中でだけ返事をして、スキルの説明を続ける。
「お次の『種採取』は、”ファーム”レベル以下のランクの作物からレベルと同数の種を採れるみたい」
「……それって、種を採った後の作物ってどうなるの?」
言われてみればそうよね。種を採ったら食べれなくなっちゃうんじゃ、ちょっと困っちゃう。
「えっと、普通に食べられるって」
「そっか、良かった」
この答えには、レイちゃんだけでなくあたしも胸を撫で下ろした。
「ただ、現状だと使いどころがないような……」
「んー……。暖気草の種とか採れない?」
その考えはなかった……!
試しにトイレに行ってやってみると、あっさり成功。
「これは、合成実験が捗りそうだね」
早速、居間に戻って報告すると、レイちゃんは極上の笑みを浮かべた。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
虚無からはじめる異世界生活 ~最強種の仲間と共に創造神の加護の力ですべてを解決します~
すなる
ファンタジー
追記《イラストを追加しました。主要キャラのイラストも可能であれば徐々に追加していきます》
猫を庇って死んでしまった男は、ある願いをしたことで何もない世界に転生してしまうことに。
不憫に思った神が特例で加護の力を授けた。実はそれはとてつもない力を秘めた創造神の加護だった。
何もない異世界で暮らし始めた男はその力使って第二の人生を歩み出す。
ある日、偶然にも生前助けた猫を加護の力で召喚してしまう。
人が居ない寂しさから猫に話しかけていると、その猫は加護の力で人に進化してしまった。
そんな猫との共同生活からはじまり徐々に動き出す異世界生活。
男は様々な異世界で沢山の人と出会いと加護の力ですべてを解決しながら第二の人生を謳歌していく。
そんな男の人柄に惹かれ沢山の者が集まり、いつしか男が作った街は伝説の都市と語られる存在になってく。
(
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
運命のいたずら世界へご招待~
夜空のかけら
ファンタジー
ホワイト企業で働く私、飛鳥 みどりは、異世界へご招待されそうになる。
しかし、それをさっと避けて危険回避をした。
故郷の件で、こういう不可思議事案には慣れている…はず。
絶対異世界なんていかないぞ…という私との戦い?の日々な話。
※
自著、他作品とクロスオーバーしている部分があります。
1話が500字前後と短いです。
スウィートカース(Ⅱ):魔法少女・伊捨星歌の絶望飛翔
湯上 日澄(ゆがみ ひずみ)
ファンタジー
異世界の邪悪な存在〝星々のもの〟に憑依され、伊捨星歌は〝魔法少女〟と化した。
自分を拉致した闇の組織を脱出し、日常を取り戻そうとするホシカ。
そこに最強の追跡者〝角度の猟犬〟の死神の鎌が迫る。
絶望の向こうに一欠片の光を求めるハードボイルド・ファンタジー。
「マネしちゃダメだよ。あたしのぜんぶ、マネしちゃダメ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる