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甘酸っぱい思い出と隠してた真実
☆12
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──チュンチュン……
「……あ、朝かっ…んっ!?や、やべっ!?」
俺は、ガバッ!っと焦りながら起き上がり、裕翔の存在を一目散に確認した。
心配だから一緒に居てやりたかったのに…
本当の目的を忘れて俺は何をしてんだ、バカっ!
自分が犯してしまった情けない行動に、ため息を零しながらも裕翔の存在を確認する俺…
そこにはソファーに寝そべり、手枕でスヤスヤと眠る愛おしくも可愛くて堪らない裕翔の姿が俺の目に飛び込んできたんだ。
はぁ…なんで病人をソファーで寝かせてんだ…
俺、マジで最低じゃねぇかよ…
もう一度、大きなため息を付いた俺は、いつものように髪の毛をわしゃわしゃとしてしまう。
情けなさでいっぱいの俺とは真逆に、気持ち良さそうに眠る裕翔。
体調も問題なさそうだし、起こしちまうのは可哀想だよな…そして、寝顔可愛すぎんだろ…バカっ…
俺は裕翔を起こさないようにそっとベットから起き上がり、用を足すためトイレへと向かっていたその時…
通り道の脱衣場で【ある物】を見つけた俺は、ギュッと胸が締め付けられたんだ。
そこには、バスタオルや小さくて入るかも分からない家着が置かれていて…きっと、お風呂に入るだろうと、裕翔が俺のために用意してくれていたんだ…
何から何まで気が回る裕翔。
その仕草や行動に俺の心は締め付けられ、どんどん裕翔の事が好きになってしまう…
ただ、お前のその優しさが時折辛い…
好きになればなるほど…辛いよ…
Ωの裕翔を守ると決めたのに…
その決心は出来ているのに、好きと伝えられない自分が情けない…意気地無しの自分が心底情けないよ…
もう少し、気持ちを整理をする時間を俺にくれ…そしてお前の気持ちも、もう少しだけ俺に教えてくれ…
お風呂の準備をしておいてくれた裕翔の優しさに甘え、俺は汗を流させて貰おうと脱衣場で裸になったんだ。
汗臭いより…綺麗な方がいいもんな…?
そして…裸になった俺は、脱衣場でもう一つ【ある物】を見つけては、今まで隠し続けていたαの本能的衝動に駆られてしまったんだ。
そう、それは…裕翔が昨日まで着ていた甚平とパンツだ。
いけないと分かっているのに…
ダメだと分かっているのに…
甘ったるいフェロモンが付着した衣服と濃厚にフェロモンが纏わりつくパンツ…
もう我慢の限界だった…
裕翔の傍にいる時は九十%だとしても、ダイレクトにフェロモンを感じてしまっては俺だって耐えられない…
最低なことをしているのは分かってる…
でもごめんな…俺も男の子なんだ…
そして、お前の事が大好きだから…
俺は裕翔のパンツを手に取り、そのまま静かに浴室へと足を踏み入れたんだ。
──シャワーからお湯を流しながら、俺は裕翔の甘ったるいフェロモンを鼻へと当て、今までに感じたことの無い感覚に襲われていた。
「…んっは…ゆ、裕翔…っ」
裕翔の甘ったるいフェロモンが俺の全身を刺激し、ビクビクと身体も反応しているのが分かる…
徐に性器へと手を伸ばし、裕翔の甘ったるいフェロモンと共に、俺は固く膨れ上がった性器を刺激していく。
「…ゆ、裕翔…んっ…あぁっ!」
俺の吐息もクチュクチュと音を立てる性器もシャワーの音でかき消されているはずだ…
次第に刺激も強くなり…甘ったるいフェロモンも全身を覆い尽くすその頃…俺も絶頂を迎える寸前だった。
「ゆ、裕翔…お、俺…お前の事が…大好きだ…っ!」
その言葉と共に俺は、排水溝に目掛けて自分の温かくも、どこかほろ苦い愛液を吐き散らしてしまったんだ…
やっぱり情けねぇよ…
素直に裕翔に好きと言えればいいのに…
こんな形でしか吐き出せないなんてさ…
弱虫な感情と素直な気持ちを吐き出せない、そんな俺のことをシャワーから溢れる止めどない温もりと流れる水音だけが身と心を包み込んでいったんだ…
「……あ、朝かっ…んっ!?や、やべっ!?」
俺は、ガバッ!っと焦りながら起き上がり、裕翔の存在を一目散に確認した。
心配だから一緒に居てやりたかったのに…
本当の目的を忘れて俺は何をしてんだ、バカっ!
自分が犯してしまった情けない行動に、ため息を零しながらも裕翔の存在を確認する俺…
そこにはソファーに寝そべり、手枕でスヤスヤと眠る愛おしくも可愛くて堪らない裕翔の姿が俺の目に飛び込んできたんだ。
はぁ…なんで病人をソファーで寝かせてんだ…
俺、マジで最低じゃねぇかよ…
もう一度、大きなため息を付いた俺は、いつものように髪の毛をわしゃわしゃとしてしまう。
情けなさでいっぱいの俺とは真逆に、気持ち良さそうに眠る裕翔。
体調も問題なさそうだし、起こしちまうのは可哀想だよな…そして、寝顔可愛すぎんだろ…バカっ…
俺は裕翔を起こさないようにそっとベットから起き上がり、用を足すためトイレへと向かっていたその時…
通り道の脱衣場で【ある物】を見つけた俺は、ギュッと胸が締め付けられたんだ。
そこには、バスタオルや小さくて入るかも分からない家着が置かれていて…きっと、お風呂に入るだろうと、裕翔が俺のために用意してくれていたんだ…
何から何まで気が回る裕翔。
その仕草や行動に俺の心は締め付けられ、どんどん裕翔の事が好きになってしまう…
ただ、お前のその優しさが時折辛い…
好きになればなるほど…辛いよ…
Ωの裕翔を守ると決めたのに…
その決心は出来ているのに、好きと伝えられない自分が情けない…意気地無しの自分が心底情けないよ…
もう少し、気持ちを整理をする時間を俺にくれ…そしてお前の気持ちも、もう少しだけ俺に教えてくれ…
お風呂の準備をしておいてくれた裕翔の優しさに甘え、俺は汗を流させて貰おうと脱衣場で裸になったんだ。
汗臭いより…綺麗な方がいいもんな…?
そして…裸になった俺は、脱衣場でもう一つ【ある物】を見つけては、今まで隠し続けていたαの本能的衝動に駆られてしまったんだ。
そう、それは…裕翔が昨日まで着ていた甚平とパンツだ。
いけないと分かっているのに…
ダメだと分かっているのに…
甘ったるいフェロモンが付着した衣服と濃厚にフェロモンが纏わりつくパンツ…
もう我慢の限界だった…
裕翔の傍にいる時は九十%だとしても、ダイレクトにフェロモンを感じてしまっては俺だって耐えられない…
最低なことをしているのは分かってる…
でもごめんな…俺も男の子なんだ…
そして、お前の事が大好きだから…
俺は裕翔のパンツを手に取り、そのまま静かに浴室へと足を踏み入れたんだ。
──シャワーからお湯を流しながら、俺は裕翔の甘ったるいフェロモンを鼻へと当て、今までに感じたことの無い感覚に襲われていた。
「…んっは…ゆ、裕翔…っ」
裕翔の甘ったるいフェロモンが俺の全身を刺激し、ビクビクと身体も反応しているのが分かる…
徐に性器へと手を伸ばし、裕翔の甘ったるいフェロモンと共に、俺は固く膨れ上がった性器を刺激していく。
「…ゆ、裕翔…んっ…あぁっ!」
俺の吐息もクチュクチュと音を立てる性器もシャワーの音でかき消されているはずだ…
次第に刺激も強くなり…甘ったるいフェロモンも全身を覆い尽くすその頃…俺も絶頂を迎える寸前だった。
「ゆ、裕翔…お、俺…お前の事が…大好きだ…っ!」
その言葉と共に俺は、排水溝に目掛けて自分の温かくも、どこかほろ苦い愛液を吐き散らしてしまったんだ…
やっぱり情けねぇよ…
素直に裕翔に好きと言えればいいのに…
こんな形でしか吐き出せないなんてさ…
弱虫な感情と素直な気持ちを吐き出せない、そんな俺のことをシャワーから溢れる止めどない温もりと流れる水音だけが身と心を包み込んでいったんだ…
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