奥さまは魔王女

奏 隼人

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「こらぁ…!!何よ…またアンタァ~?」

プラティナは今までに見たことが無い怖い形相でイミテと黒い怪物に向かって叫んだ…

「私を付け回すのはもういい加減にしなさいよ!!私は心も身体も全部…ダーリンのモノなんだから…

世界のどこかでアンタと同じようなチビ、デブ、バカ、ハゲの女を探して来なさいよ!あ、ハゲはいないか…」


「プッ…ププッ…アッハッハッハッ!」


キャラが変わったティナの言葉とその言葉通りのイミテの風貌にそこに居る誰もが吹き出して笑った…


「くっ…くそおっ…!ちょっと美人でオッパイも大きくて王女だからって僕を馬鹿にしやがって…お前なんかもうこっちから願い下げだよ…」

「あら…それはありがとう!私はね、ダーリンの為に綺麗でいたいし、私のオッパイはダーリンのモノだし、私はダーリンの素晴らしさをみんなに知ってもらうために国王職を頑張ってるのよ…アンタの為のモノなんてこれっぽっちもないわ!」




ちょっと…ティナ…そのオッパイのくだりは…




「くっ、くそおぅ…お前らまとめて地獄に…おや⁉︎」

イミテはティナとの掛け合いの会話を聞いて笑っているナギを見た…

「あれは確かソーディアの…プラティナとは違って清楚…落ちついた佇まい…

それでいて…プラティナに勝るとも劣らないバスト…ぼ、僕の理想にピッタリだ!」

更にイミテの視線はアイへと…

「あ、あの巫女も…クールビューティーだ!スレンダーなバディ!胸は二人程は大きくはないけど、僕が世界の王になった時に夫人として横にいるのに相応しい…」

「何をゴチャゴチャ言ってんのよ!その怪物と一緒に早く消えなさいよ…」

「決めた!あの二人を僕の花嫁に迎えるぞ…」

イミテと怪物は地上に降りて優也達と対峙した…怪物の目がキラリと光った…

「危ない!」

優也はクロノを使ってティナを抱きしめてかばった…

「行けっ!ベヒモス!」

イミテがベヒモスと呼んだ怪物はティナの数センチ横をかすめて口から粘液を吐いてナギとアイを捕らえた…



「キャアァァァァァァァッ…!!」

「キャアァァァァァァァッ…!!」




「彼女達は頂いていくよ…」


皆が呆気に取られているのを尻目にイミテは二人を連れてベヒモスの背に乗り、空を駆けるように去って行った…

「優也さん…!!」

「優也くん…!!」


「た、大変だ!!すぐに追いかけないと…」
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