34 / 105
良いかな…?ダメ…?
しおりを挟む
「ご祈祷?」
「ええ…この間、ジュエラ王宮の増築工事が行われてたでしょ?」
「…派手にやってしまったからね…」
…そう…以前ミスとリルが呪文で破壊してしまった部分と二人の新しい姫と王子…つまりミスとリルの将来のためにも今回ジュエラ王宮の後側を大きく増築するという事だと聞いていた。
僕が言うのも何だが、お義父さんとお義母さんに限らず世の中の孫にとってじいじとばあばの存在は何と有り難い事だろうか…
「今週末に王宮の無事と繁栄を願ってご祈祷に来てくださるの。ダーリンも参列してね。」
「良いけど…僕は見てる位しか出来ないよ…」
「それで良いのよ。私がダーリンが一緒じゃなきゃ嫌なんだから…うふふふふ…」
ナギさんの一件以来、ティナが可能な限りは僕とずっと一緒に居たいと言う…
もちろん僕は美人で優しくて非の打ち所がない妻に大満足で浮気をするつもりもないが…
これでそういう事があろうものなら以前、僕の頭に落ちたカミナリが何倍にもパワーアップされた威力で落ちるだろう…想像するだけでも恐ろしい。
「あっ…そうだ!忘れてた!」
昨日、僕に届いた一通のハガキをティナに見せた…
「今週の金曜の夜、高校の同窓会があるらしいんだけどね…行ってもいいかな?」
それまで鼻歌混じりで洗い物をしていたティナの手がピタッと止まった…
「ダーリンの…学校の…友達と…?」
「うん。」
「女性は…?仲が良かった人とか…?
ま、まさか…テレビで言ってた『元カノ』とか…⁉︎」
「ど、どうだったかな…もう昔の事だから…
忘れちゃったよ…」
「そ、そうよね…今は私の…私だけの旦那様だからね…ウフフフ…
でも…その…綺麗な人は…いるの?」
「それは分かんないよ…
でも、綺麗な人はみんな結婚してるんじゃない…?ほら、ティナだって…」
「それは…そうだけど…あーん…!!心配だわ…」
「そんな…何にも無いって…」
「お友達は大切にしなきゃだし…
ああ…もう…仕方無いなぁ…」
僕は一秒でも家に早く帰ってきて寂しい想いをしたティナに熱い口づけをするという条件で同窓会の出席を許して貰えた…
「ええ…この間、ジュエラ王宮の増築工事が行われてたでしょ?」
「…派手にやってしまったからね…」
…そう…以前ミスとリルが呪文で破壊してしまった部分と二人の新しい姫と王子…つまりミスとリルの将来のためにも今回ジュエラ王宮の後側を大きく増築するという事だと聞いていた。
僕が言うのも何だが、お義父さんとお義母さんに限らず世の中の孫にとってじいじとばあばの存在は何と有り難い事だろうか…
「今週末に王宮の無事と繁栄を願ってご祈祷に来てくださるの。ダーリンも参列してね。」
「良いけど…僕は見てる位しか出来ないよ…」
「それで良いのよ。私がダーリンが一緒じゃなきゃ嫌なんだから…うふふふふ…」
ナギさんの一件以来、ティナが可能な限りは僕とずっと一緒に居たいと言う…
もちろん僕は美人で優しくて非の打ち所がない妻に大満足で浮気をするつもりもないが…
これでそういう事があろうものなら以前、僕の頭に落ちたカミナリが何倍にもパワーアップされた威力で落ちるだろう…想像するだけでも恐ろしい。
「あっ…そうだ!忘れてた!」
昨日、僕に届いた一通のハガキをティナに見せた…
「今週の金曜の夜、高校の同窓会があるらしいんだけどね…行ってもいいかな?」
それまで鼻歌混じりで洗い物をしていたティナの手がピタッと止まった…
「ダーリンの…学校の…友達と…?」
「うん。」
「女性は…?仲が良かった人とか…?
ま、まさか…テレビで言ってた『元カノ』とか…⁉︎」
「ど、どうだったかな…もう昔の事だから…
忘れちゃったよ…」
「そ、そうよね…今は私の…私だけの旦那様だからね…ウフフフ…
でも…その…綺麗な人は…いるの?」
「それは分かんないよ…
でも、綺麗な人はみんな結婚してるんじゃない…?ほら、ティナだって…」
「それは…そうだけど…あーん…!!心配だわ…」
「そんな…何にも無いって…」
「お友達は大切にしなきゃだし…
ああ…もう…仕方無いなぁ…」
僕は一秒でも家に早く帰ってきて寂しい想いをしたティナに熱い口づけをするという条件で同窓会の出席を許して貰えた…
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる