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ヴェガの実力
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今回、ヴェガスクールからの合同練習の要請に対して迎えるのが遅れてしまったのには訳があった。
スクールがすぐ側に新しいスケートリンクを建設してくれたのだ。
勿論、設備も備品も最新型で、嬉しいのは僕達選手やコーチでなく、合同練習で遠征されてきた他校の選手ももう気にせず歓迎することが出来る…
今までのリンクは言われていたようにホッケーの練習場になるようだ…
ただ…結果を出していかないとスケートサークルとホッケーサークルの位置取りはすぐに逆になってしまうだろう…気を引き締めなくては…
ヴェガスクールのコーチとエリジブルの三人は新しいリンクに到着した。
ミドリとジュン…二人のコーチはガッチリと固い握手を交わした。
「遠い所をようこそお越し下さいました…」
「いえ…何度もお邪魔してすみません…リンク…新しく建設されたのですね…」
「ええ…部員が増えて大所帯になったからですわ…ただ…」
「エリジブルの結果次第…ですわね…
それは私達も同じですわ…ただ…アルタイルスクールさんのおかげでスケートは今、銀河中で注目されているスポーツですから…
スケート人口の底辺の底上げにも、レベルアップにも繋がる素晴らしい事ですわ。
きっと銀河スケート連盟も注目せざるを得ない状況だと思いますよ…」
ジュンの表情と目つきが変わると同じようにミドリのそれも変わる…
「そういう事になりますわね…まあ、今日は
勉強させて頂きますわ…」
「いえいえ…こちらこそ…よろしくお願いします!!」
控え室を出てリンクの方に向かった三人のエリジブルをリカが出迎えた…
「は、初めまして…リカと言います…よろしくお願いします!」
「キャーツ!あの動画の姉ちゃんやんか!可愛い~!ウチな、カオリっていうねん!よろしく~!」
「は、はい!よろしくです!」
自分から握手を求めに来たカオリの圧にリカは少し引き気味だった…
ジュンと他の二人はカオリの様子を見てやれやれと横目で見ながら練習の準備に入った…
四人のアップが終わって一人ずつ、演技の練習に入る…まずはマイから…
可愛い衣装と曲に乗って滑り出した…
軽やかな滑りから最初のジャンプに入った…
「はっ…!」
トゥから踏み切った彼女はいきなりトリプルアクセルを跳び…着地した。
みんながマイの演技を目で追って夢中になった…シークエンス、ステップ、スピン…どれも一級品である…
フィニッシュの決めポーズの後、マイはリカの表情を見た…
リカは本心からマイの演技をみて拍手した…
「凄い…流れるようなスケーティング…これがヴェガのスケート…」
「マイマイ…まあまあのドヤ顔やな!
よっしゃ…次はウチやで!」
カオリはブレードのスイッチをオンに入れた…
スクールがすぐ側に新しいスケートリンクを建設してくれたのだ。
勿論、設備も備品も最新型で、嬉しいのは僕達選手やコーチでなく、合同練習で遠征されてきた他校の選手ももう気にせず歓迎することが出来る…
今までのリンクは言われていたようにホッケーの練習場になるようだ…
ただ…結果を出していかないとスケートサークルとホッケーサークルの位置取りはすぐに逆になってしまうだろう…気を引き締めなくては…
ヴェガスクールのコーチとエリジブルの三人は新しいリンクに到着した。
ミドリとジュン…二人のコーチはガッチリと固い握手を交わした。
「遠い所をようこそお越し下さいました…」
「いえ…何度もお邪魔してすみません…リンク…新しく建設されたのですね…」
「ええ…部員が増えて大所帯になったからですわ…ただ…」
「エリジブルの結果次第…ですわね…
それは私達も同じですわ…ただ…アルタイルスクールさんのおかげでスケートは今、銀河中で注目されているスポーツですから…
スケート人口の底辺の底上げにも、レベルアップにも繋がる素晴らしい事ですわ。
きっと銀河スケート連盟も注目せざるを得ない状況だと思いますよ…」
ジュンの表情と目つきが変わると同じようにミドリのそれも変わる…
「そういう事になりますわね…まあ、今日は
勉強させて頂きますわ…」
「いえいえ…こちらこそ…よろしくお願いします!!」
控え室を出てリンクの方に向かった三人のエリジブルをリカが出迎えた…
「は、初めまして…リカと言います…よろしくお願いします!」
「キャーツ!あの動画の姉ちゃんやんか!可愛い~!ウチな、カオリっていうねん!よろしく~!」
「は、はい!よろしくです!」
自分から握手を求めに来たカオリの圧にリカは少し引き気味だった…
ジュンと他の二人はカオリの様子を見てやれやれと横目で見ながら練習の準備に入った…
四人のアップが終わって一人ずつ、演技の練習に入る…まずはマイから…
可愛い衣装と曲に乗って滑り出した…
軽やかな滑りから最初のジャンプに入った…
「はっ…!」
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リカは本心からマイの演技をみて拍手した…
「凄い…流れるようなスケーティング…これがヴェガのスケート…」
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よっしゃ…次はウチやで!」
カオリはブレードのスイッチをオンに入れた…
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