1 / 109
可愛い姫と王子
しおりを挟む
「えーっ!!ぼく、ベビーマントル・リーフのサラダ…きらいなんだよ…
おねえちゃん…たべてくれない?」
「ダメよ…アンタ…ぜんぶのこさずたべないと…
サブリナさんがつくってくださったんだから…
いつもありがとう…サブリナさん…」
…相変わらず姫は人に対する思いやりがあって、
愛くるしいお顔で、よく本を読んでいて…
将来、このジュエラ王国を任せられる存在になるのは間違いないと…
太鼓判を押しても良い存在だと私は常日頃から思っている…
そして王子も…ちょっぴりヤンチャでゴルド様を困らせたりするけれど…
私はこれくらいの男の子の方がソーディアのムラサメ王子のように精悍で皆から慕われる立派な魔法使いとしてこの国を引っ張ってくださるに違いない。
だって…お二人はあの美しいプラティナ王女様と
異世界からいらして…古い慣習に縛られていたこの魔界を変えてしまった優也様のお子様達ですもの…
私がお二人のお世話係のメイドとしてジュエラ王宮で働き始めてからほぼ半年が経とうとしていた…
「そう…そうです…ふふふ…
流石はミス様…私がお教えした事は全て覚えていって下さいます…
ああ…リル様…ここはこうだと昨日も言ったじゃありませんか…」
「チェッ…べんきょうなんてつまらないよ…」
「アンタ…わるいこといわないからケリーさんのいうことをよくきいておきなさい…
でないと…しょうらいジュエラのおうじはアホおうじだってみんなからバカにされるわよ…
そんなこといわれたくないでしょ…?」
リルはミスの言葉を難しい顔をしてよく考えた。
そして…
「イ、イヤだよ…アホおうじだなんて…」
「なら、ケリーさんにあたまをさげてもういちどおしえてもらいなさい。」
「…ゴメンなさい。ケリーさん…わからないところをもういちどおしえてもらえますか…?」
「はいはい!!じゃあ、ここはですね…
…私は素直で可愛いお二人の教育係メイドとしてジュエラ王宮で働き始めてから早くも半年が経とうとしていた…
「さあ!!シーツをお取り替えしますからね…
リル坊ちゃん…もうすぐプラティナ様がお迎えに来られますよ…もうお昼寝の時間は終わりですよ。」
「うーん…ムニャムニャ…もうすこしねかせてよ…」
「アンタねぇ…ひるまにそんなにねてると…よるにねられなくてママにおこられちゃうわよ…
「チェッ!!わかったよ…ゴメンなさい…クリスさん…」
「いえ…ウフフフッ…」
…優也様とプラティナ様…本当に素敵な家庭でお二人は育ってらっしゃるのでしょうね…
アタシもいつかこんな可愛い子達を…ああ…幸せな結婚に憧れてしまうわ…
おねえちゃん…たべてくれない?」
「ダメよ…アンタ…ぜんぶのこさずたべないと…
サブリナさんがつくってくださったんだから…
いつもありがとう…サブリナさん…」
…相変わらず姫は人に対する思いやりがあって、
愛くるしいお顔で、よく本を読んでいて…
将来、このジュエラ王国を任せられる存在になるのは間違いないと…
太鼓判を押しても良い存在だと私は常日頃から思っている…
そして王子も…ちょっぴりヤンチャでゴルド様を困らせたりするけれど…
私はこれくらいの男の子の方がソーディアのムラサメ王子のように精悍で皆から慕われる立派な魔法使いとしてこの国を引っ張ってくださるに違いない。
だって…お二人はあの美しいプラティナ王女様と
異世界からいらして…古い慣習に縛られていたこの魔界を変えてしまった優也様のお子様達ですもの…
私がお二人のお世話係のメイドとしてジュエラ王宮で働き始めてからほぼ半年が経とうとしていた…
「そう…そうです…ふふふ…
流石はミス様…私がお教えした事は全て覚えていって下さいます…
ああ…リル様…ここはこうだと昨日も言ったじゃありませんか…」
「チェッ…べんきょうなんてつまらないよ…」
「アンタ…わるいこといわないからケリーさんのいうことをよくきいておきなさい…
でないと…しょうらいジュエラのおうじはアホおうじだってみんなからバカにされるわよ…
そんなこといわれたくないでしょ…?」
リルはミスの言葉を難しい顔をしてよく考えた。
そして…
「イ、イヤだよ…アホおうじだなんて…」
「なら、ケリーさんにあたまをさげてもういちどおしえてもらいなさい。」
「…ゴメンなさい。ケリーさん…わからないところをもういちどおしえてもらえますか…?」
「はいはい!!じゃあ、ここはですね…
…私は素直で可愛いお二人の教育係メイドとしてジュエラ王宮で働き始めてから早くも半年が経とうとしていた…
「さあ!!シーツをお取り替えしますからね…
リル坊ちゃん…もうすぐプラティナ様がお迎えに来られますよ…もうお昼寝の時間は終わりですよ。」
「うーん…ムニャムニャ…もうすこしねかせてよ…」
「アンタねぇ…ひるまにそんなにねてると…よるにねられなくてママにおこられちゃうわよ…
「チェッ!!わかったよ…ゴメンなさい…クリスさん…」
「いえ…ウフフフッ…」
…優也様とプラティナ様…本当に素敵な家庭でお二人は育ってらっしゃるのでしょうね…
アタシもいつかこんな可愛い子達を…ああ…幸せな結婚に憧れてしまうわ…
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる