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白くて長いモノ
しおりを挟む優也の目の前に二人の女性がこちらを向いて座っていた。
どうやら席はボックス席…
四人掛けの向かい合わせになっていた。
優也は何となく恥ずかしくて…
顔を合わせ辛くなり視線を下に落としたのだが…
『………!!!』
ビックリして声を上げる所を何とか堪えた。
自分の膝の先に触れそうな綺麗な細い足を見たからだった…
しかし…それだけでは彼はビックリして声を上げることはないだろう…
その細い足はタイツを穿いていた…
しかもあみタイツというやつだ。
ゴクリと生唾を飲み込んだ彼は視線をもう一人の足に移す……
『………あ、あ、あそこにも……
あみ、あみ、あみ、あみタイツ……!!』
優也はとうとう恥ずかし過ぎて…
下を向いて震え出してしまった…
……プルプルプルプルプルプル……!
「優也様……」
……震えが止まった。
「優也様……
この度は申し訳ございませんでした…」
……!!!!!
優也が顔を上げると……
ポヨヨヨーン!!!
「……ワプッ!!!」
いきなり目の前の柔らかいものに自分の顔が当たった…
よく見ると自分の顔に当たったのは…もふもふの白い長いものだった。
それが四本も並んでいる…
その長い物は次の瞬間……
ピョコッ!!!
……あっ!!
急に起き上がったかと思うと…
前の女性の頭の上に……ん…⁉︎
優也は薄暗い車内に目が慣れてきて…
女性達の全体像がハッキリ分かってきた…
「バ、バニーガール…⁉︎」
一旦、頭の中を整理しようとしたがまるで分からない…
自分はBARで飲んでいて…
意識が無くなっていき…
気がつくと車の…四人掛けボックスに…
自分とヴァル…
そして二人のバニーガールと一緒に座っている…
一体…どういう状況なんだ…⁉︎
優也は当然のように隣のヴァルプルギスに説明を求めようとした。
「ヴァル…これは一体…」
しかし…彼女はトボケ顔で…
「さあ…わらわも分からんのじゃ…
そこの二人が優也とわらわをもてなしてくれるようだから一緒に来てやったのじゃ…」
ヴァルプルギスも事情を知らないとなると…
もう前の二人から聞くしか無い…
優也がバニーガール達に質問をしようとしたその時…
優也の目の前のバニーガールが口を開いた。
「優也様…事情をお話しさせて頂きます…
しばらくの間…
私の話にお付き合い願えますでしょうか…?」
一つ息を吐いた優也は…
「分かりました…では……ん⁉︎」
何となく声に聞き覚えがあったそのバニーガールはとてつもない美女で…
纏めた髪を下ろして…
赤いフレームのメガネも外してはいるが…
「か…輝夜…先生…」
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