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チュートリアル②
しおりを挟むそして…家に連れて帰って看病をした事がキッカケで一緒に暮らすようになった僕達はお互いの存在の大切さを認識し、めでたくゴールインして…可愛い双子の子供を授かった。
このまま幸せな暮らしが続いていく…
そう思っていた僕が唯一気になっていた事が現実となり…自分の考えが甘かった事に打ちのめされる結果となる…
ある夜…ティナを訪ねて一人の紳士が我が家を訪れた。
それは彼女の叔父にあたるラリーと名乗る人物だった。
彼の説得により、一度ご両親と話し合うために魔界へと戻るティナ…
ところがその行為は火に油を注ぐ行為だった…
「ぐぬぬぬ…ワシらは娘の幸せのためにこんなに尽くしているのに…
事もあろうか…忌まわしき人間の男と婚姻関係に…
し、しかも…子供まで…
許すわけにはいかんぞ…ティナ!!
傀儡の術!!」
こうして僕は囚われの身となった妻を助けるべく…ラリーさんの協力を得て子供達と魔界へ向かった。
その頃…ジュエラ王宮では今にも婚礼の儀が執り行われようとしていた…
「ちょっと待ったあ!!!」
「お前か…娘をたぶらかしたのは…
刀のサビにしてくれるわ!!!」
激昂したティナの父上…ゴルド大魔王に一刀両断されそうになった僕を…
「止めてください!!!」
僕を想うティナの強い愛の力が傀儡の術を破って僕達は再会することが出来たのだが…
「うるさい!!お前はボクちゃんのお嫁さんになるんだ!!」
「きゃあっ!!」
魔界でティナと結婚する筈だったイミテはプラティナに手をあげてしまった…
プチン…
プチン…
イミテの行動にブチ切れたのは僕だけでは無かった…
「何じゃ…お主…頼りない奴じゃが優しい心で我が娘を大切にしてくれると思えば…
命をかけてティナを守ろうとするこの人間の男の方がよっぽど婿に相応しいわい!!」
こうしてお義父さん達から僕達の事は認めてもらえたのだが…
「ぬぬぬぬ…こうなったら王宮ごとお前達を吹っ飛ばしてやる!!!」
一流の召喚士の家系であるイミテは法で禁止されているキマイラという大型召喚獣をその場に召喚した…
ところが…
「はっ!!!」
「はっ!!!」
可愛い愛娘と愛息子のミスとリルは見事に魔法の紋章を宙に描き、王宮の一部ごと召喚獣を極大消滅呪文で葬り去ったのだった…
二人の強大な魔法力を見てお義父さんは大喜び。
後から分かったことなのだが魔法使いが持つプラスエネルギーの魔法因子と人間が持つマイナスエネルギーの魔法因子の両方を二人は持っていてそれが魔法力を爆発的に高めるらしい…
考えてみれば長い間、反目している二つの種族の魔法因子両方を持っているなんて事、あり得ないからなぁ…
こうして僕達家族はお義父さんとお義母さんにも認めてもらうことが出来たのだが…
「さあ…優也様…こちらへどうぞ…」
「あ、は…はい。」
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