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恋が生まれた日
しおりを挟む「ふーん…優しい人だね…
でも…翔くんには敵わないかな…⁉︎」
私が冗談ぽく言うと、お姉ちゃんはクスッと笑って…
「あーそうかい…そうかい…
まぁ…とにかく応援してるからね…」
「ありがとう…お姉ちゃん。」
いつものように駅の改札の近くで…
彼の姿を私は探す……
『き…来たぁ…!!!」
トクン…トクン…トクン…
この鼓動の名前を知った私には…
もう迷いは一切なく、
バッグからあのパステルカラーの封筒を取り出して彼の後を追いかける…
階段を昇って、私がホームに上がると…
彼は山側から吹き下ろしてきた風に乗った桜吹雪を嬉しそうに見上げていた…
私は彼に歩み寄る…
心臓の鼓動が更に高まっていく…
「あ、あのっ…!!」
「はい…?」
「これ…読んでいただけますか…?」
恋が生まれた日 ~sweet sweet early days~
完
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