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第三部 勇者への道
「仲良しはいいことね」
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「あらあなたはロットと揉めていたんじゃ?」
「は、ははは!オレっちはアベン。ロットはもう好きな女を取り合う仲みてぇなもんだ、な!」
アベンは突然話しかけられて驚いたようにそういった。何故か彼もロットと同じようにしゃがみこんでいる。その両隣では最後の追い打ちに思い切り粘液を浴びていたクリスとトリィが仰向けに倒れ込んでいた。
「へーぇ、まあ仲良くなったようで良かったわ」
いがみ合っても仕方ないのであっさりと受け入れた。何故か自分以外全員地面に腰を下ろしている状況に眉をひそめながらも仰向けに倒れている二人を介抱しにいった。
「と、ところでこの人たちは?」
ロットが聞いた。手伝いに行きたいのは山々だがその場に留まった。
「あなたたちと同じじゃないかしら。探索中に出会ってどうせ行き着く先は同じだから一緒に来たのよ。今は粘液を浴びすぎてグロッキー状態ね。ほらトリィ股くらい閉じなさい。クリスも服がはだけてるわよ」
よく見ると全身の力が抜けて体を投げ出す形で倒れているので下着も丸出し、頬も赤く染まっており
「……」
「……」
「なんであんたたちしゃがんでんのよ」
健全な男児にとっては少し、かなり刺激が強すぎる格好となっていた。ロットたちの様子は当然の反応で、無慈悲にも理由を聞かれて、必死で誤魔化すしか無かった。
「いや、ちょっと休憩というか」
「2人が目を覚ますまで待ってようかと」
「まあ私もみんなで行けばいいかとは思っていたからそれはいいけど、ちょっと端っこには移動しない?」
普段は鋭いくせにこういう時はなんでここまで鈍感なんだと心のなかで叫びつつも
「もうちょい待ってくれ」
「僕ももう少しだけ」
強くはでれない二人は必死に昨日の晩御飯のことや親の顔などを思い浮かべていた。
「何? 二人してもう元気ないの?」
「元気がありすぎるというか」
「有り余るというか」
そしてケイトに文句を言われながらも数分の休憩を挟んだ後に移動した。さらにしばらくしてから粘液が乾いて我を取り戻したクリスとトリィが大いに謝罪と感謝を述べた。
「はぇぇ、ありがとうございました」
「ほんとに、足を引っ張ってばかりで済まない。そちらの、ロット君とアベンさんもありがとう」
「勇者を目指すものとしては当然だぜい」
そして5人はそのまま一緒に行動することとなった。突然の襲来にも対処するためケイトとロットは歩きながら手をつないでいた。
魔力を手に入れたケイトの戦い振りは華麗で、ほとんどアベンの出る幕はなく、クリスとトリィに至っては取り柄の防御力を活かせず隊列の一番うしろを歩く羽目になっている。
「ところでケイトさん、ロットの魔力譲渡って指輪さえあればできんだろ?だったらオレっちの方が強いし、オレっちとて、手を繋がないか?」
意を決したようにアベンが言った。相当恥ずかしかったのか目が泳ぎすぐに前を向いてしまったのでそこから表情は見えない。
「ロットから事情を聞いてるようね。確かに魔力譲渡には指輪さえあればいいんだけど、ごめんなさいね、ロットの魔力じゃなきゃだめなの。たとえ勇者様であってもね」
いささか誤解を生みそうな発言にロットもドキリとしつつ魔力が特別以外のなんとも思われていないことを理解して少し虚しくなっていた。
「お、おめぇらそんなに深い仲だったのかよ」
アベンも顔は見えないものの明らかに肩を落とす。一方で女性陣はその発言を恋愛的なものと受け取って盛り上がり始める。
「きゃー素敵ですぅ」
「ロット君、しっかり守ってやるんだぞ」
たまらずロットが訂正をする。
「け、ケイトみんな勘違いしてるよ。僕の魔力じゃなきゃいけないのは、僕が特別大きな魔力を持ってるからなんだ。ただ僕の身体はそれをうまく使えないみたいで、だからケイトに魔力を使ってもらってるんだよ」
必死に弁明に、先ほどまでの戦いっぷりからみんなは納得した。特に粘液獣を魔力で倒した芸当は明らかに膨大な魔力がなければできない。
さらにそこから魔法を使い続けてなお涼しい顔をしているため説得力は確かなものだった。
「は、ははは!オレっちはアベン。ロットはもう好きな女を取り合う仲みてぇなもんだ、な!」
アベンは突然話しかけられて驚いたようにそういった。何故か彼もロットと同じようにしゃがみこんでいる。その両隣では最後の追い打ちに思い切り粘液を浴びていたクリスとトリィが仰向けに倒れ込んでいた。
「へーぇ、まあ仲良くなったようで良かったわ」
いがみ合っても仕方ないのであっさりと受け入れた。何故か自分以外全員地面に腰を下ろしている状況に眉をひそめながらも仰向けに倒れている二人を介抱しにいった。
「と、ところでこの人たちは?」
ロットが聞いた。手伝いに行きたいのは山々だがその場に留まった。
「あなたたちと同じじゃないかしら。探索中に出会ってどうせ行き着く先は同じだから一緒に来たのよ。今は粘液を浴びすぎてグロッキー状態ね。ほらトリィ股くらい閉じなさい。クリスも服がはだけてるわよ」
よく見ると全身の力が抜けて体を投げ出す形で倒れているので下着も丸出し、頬も赤く染まっており
「……」
「……」
「なんであんたたちしゃがんでんのよ」
健全な男児にとっては少し、かなり刺激が強すぎる格好となっていた。ロットたちの様子は当然の反応で、無慈悲にも理由を聞かれて、必死で誤魔化すしか無かった。
「いや、ちょっと休憩というか」
「2人が目を覚ますまで待ってようかと」
「まあ私もみんなで行けばいいかとは思っていたからそれはいいけど、ちょっと端っこには移動しない?」
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「もうちょい待ってくれ」
「僕ももう少しだけ」
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「何? 二人してもう元気ないの?」
「元気がありすぎるというか」
「有り余るというか」
そしてケイトに文句を言われながらも数分の休憩を挟んだ後に移動した。さらにしばらくしてから粘液が乾いて我を取り戻したクリスとトリィが大いに謝罪と感謝を述べた。
「はぇぇ、ありがとうございました」
「ほんとに、足を引っ張ってばかりで済まない。そちらの、ロット君とアベンさんもありがとう」
「勇者を目指すものとしては当然だぜい」
そして5人はそのまま一緒に行動することとなった。突然の襲来にも対処するためケイトとロットは歩きながら手をつないでいた。
魔力を手に入れたケイトの戦い振りは華麗で、ほとんどアベンの出る幕はなく、クリスとトリィに至っては取り柄の防御力を活かせず隊列の一番うしろを歩く羽目になっている。
「ところでケイトさん、ロットの魔力譲渡って指輪さえあればできんだろ?だったらオレっちの方が強いし、オレっちとて、手を繋がないか?」
意を決したようにアベンが言った。相当恥ずかしかったのか目が泳ぎすぐに前を向いてしまったのでそこから表情は見えない。
「ロットから事情を聞いてるようね。確かに魔力譲渡には指輪さえあればいいんだけど、ごめんなさいね、ロットの魔力じゃなきゃだめなの。たとえ勇者様であってもね」
いささか誤解を生みそうな発言にロットもドキリとしつつ魔力が特別以外のなんとも思われていないことを理解して少し虚しくなっていた。
「お、おめぇらそんなに深い仲だったのかよ」
アベンも顔は見えないものの明らかに肩を落とす。一方で女性陣はその発言を恋愛的なものと受け取って盛り上がり始める。
「きゃー素敵ですぅ」
「ロット君、しっかり守ってやるんだぞ」
たまらずロットが訂正をする。
「け、ケイトみんな勘違いしてるよ。僕の魔力じゃなきゃいけないのは、僕が特別大きな魔力を持ってるからなんだ。ただ僕の身体はそれをうまく使えないみたいで、だからケイトに魔力を使ってもらってるんだよ」
必死に弁明に、先ほどまでの戦いっぷりからみんなは納得した。特に粘液獣を魔力で倒した芸当は明らかに膨大な魔力がなければできない。
さらにそこから魔法を使い続けてなお涼しい顔をしているため説得力は確かなものだった。
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