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第一部 無駄な魔力と使い捨て魔法使い
「どう見ても勝てませんよ」
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それが今、この服飾屋に目を輝かせて入っていくので、私は心から嬉しくなっています。
もしかしてケイトさんへのプレゼントを選びに来たのかな?それとも、私にもかわいいリボンを買ってくれるのかもしれないと、期待が膨らみます。
「お兄ちゃん、何を買いに来たの?」
私は思い切って直接聞いてみました。周りに誰もいないので普通に話せます。
「ん、ああ実はな、旅途中の商人から聞いたんだけど、ここの店主はかなりの鍛冶師らしいんだ。服飾も素晴らしいけど武器屋よりももっといい武器が手に入るかもしれないと思ってな。
そしたらほら、少しは戦闘で後れを取らずに済むかもしれないだろ?」
プレゼントではありませんでした。良くはわかりませんが前向きな兄にホッとします。もし本当にいい武器が手に入れば、きっと兄もケイトさんや勇者様に少しでも追いつけることを願います。
接客中ではなかったのですぐ話しかけることができました。そんな店主は非常に小柄なおじさんでした。本当に小柄で私より少し大きいくらいです。
兄が武器を求めると最初は断っていましたが、熱心に頼まれて渋々店の奥に引っ込んでいきました。きっと子供と思っていましたがあんまり兄がしつこいので熱意が伝わったのでしょう。
「いい武器が見つかるといいね」
私がそう言うと、兄はおもちゃをもらう前のように嬉しそうでした。
そこに新たなお客さんが店に入ってきました。筋骨隆々とした方で、光る頭が特徴的です。鋭い灰色の目はちょっと怖いですし、とても硬そうなアーマーを付けています。
鍛え上げられた筋肉がその隙間から覗いていて、腰には細剣の二本を携えていますが正直見た目に似合っていません。私はなんだか嫌な予感がしましたが、兄は気にせず店主を待ち続けています。
ああどうしましょう。近づいてきます。
「お待たせしました。ちょうど今はこの一振りしかありませんが」
その時、店主さんがカウンターに戻ってきました。手には一振りの剣を持っています。
「お」
兄が喜んで受け取ろうとした時です。
「おぉ!こりゃあいい!店主よ、俺が来るのを見越して用意してくれるとはすごいな!グッハッハ!」
豪快な笑い声とともにその男の人が割り込んできました。横入りだめです!
「は、はて?そちらの坊っちゃんに頼まれたものですが」
店主さんは戸惑いながらもそう言いました。安心しました、店主さんはちゃんと兄に売るつもりのようです。
「はあ?……すまねえ気が付かなんだ。っておい店主待ってくれ、こ、こんな子供に売るのか!?」
その人は兄を指差して驚きました。失礼な態度です。
「悪いんですが、俺が先です。俺がこの剣を買います」
兄は苛立ちながらもそう言いましたが、男の人は引き下がりません。
「待ってくれ、ワシもここのうわさを聞いて買いに来たんだ。剣だって子供よりもワシみたいな戦士に使われた方が喜ぶぞ」
「い、いえそうは言いましても坊ちゃんが先ですので何とも」
揉め事は勘弁してくれと言わんばかりに店主が挙動不審です。兄もかなりいら立っているようですが、そんな店主の言葉に頷きます。
それでも男の人は食い下がります、しつこいです。
「な、なら坊主。この剣を賭けて勝負しないか?」
と言いました。身勝手すぎる願いに思います。兄が先なんですからそんな意味のない勝負するわけないじゃないですか。
「なんの勝負ですか?」
あれ?兄は違ったようです。ていうか怖そうな男の人をにらんでいます。どう見ても喧嘩したら負けそうな相手ですよ。
思いとどまってほしいですが兄は子ども扱いに今敏感なのでかなりいら立っています。
……相手の人はまさか大人げないことはしませんよね。
「見たところ旅の剣士なんだろ?どっちがこの剣に相応しいか、腕比べしようぜ」
腕比べって腕相撲でもするんでしょうか?ってそんなわけないですよね。相手は戦士さんみたいですし剣での戦いになるんでしょうか。
「のった」
のらないでください!
こんな提案にのるなんてどうかしてますよ!
兄の服の袖を引っ張りますが
「心配するなソイル。兄ちゃん勝つからな」
じゃないです!そりゃ勇者様よりは弱い相手かもしれませんが、体の大きさから全然違うじゃないですか。体を揺さぶってでも必死に訴えかけないと。
でも私の力が弱いのか全く邪魔にもなってません。無駄に疲れただけです。
「おおさすが!なら剣のことは剣で決着させようじゃないか。ワシが勝ったら譲ってくれ。もしワシに勝てたら代金は払ってやろう」
「よし、やってやる。勝ったら妹を怖がらせた謝罪もしてもらうからな」
ああもうダメです。条件は良いですがそれは勝ったらの話ですよ。とうとう兄は挑発に乗ってしまいました。
失礼な男は支払いを済ませると、「ついてこい」と言って歩き出しました。私たちも黙ってついていきます。兄は心なしか緊張しているようです。
それにしても、剣って高いんですね。多分失礼な男の人が支払いに出したのは金貨でした。私たちのお小遣いじゃ、絶対に足りません。つまり兄はどのみちあの剣を買うことができていなかったということになります。
そしたら、あれ?そもそもこの対決はやる意味がないんじゃないでしょうか?だってどのみち兄は剣が買えなくて、相手の人と闘う理由がないんですから。
むしろそれを見越して横取りしてくれたまであふよてあんなにしつこく頼んでおいてお金足りませんなんて言ったらたくさん怒られていたでしょうし。
兄にそっとそのことを言ってみるべきでしょうか。しかし今日の兄はいつも以上に思い詰めた表情をしています。気軽に「この闘いはやめましょう」なんて言えません。
もしかしてケイトさんへのプレゼントを選びに来たのかな?それとも、私にもかわいいリボンを買ってくれるのかもしれないと、期待が膨らみます。
「お兄ちゃん、何を買いに来たの?」
私は思い切って直接聞いてみました。周りに誰もいないので普通に話せます。
「ん、ああ実はな、旅途中の商人から聞いたんだけど、ここの店主はかなりの鍛冶師らしいんだ。服飾も素晴らしいけど武器屋よりももっといい武器が手に入るかもしれないと思ってな。
そしたらほら、少しは戦闘で後れを取らずに済むかもしれないだろ?」
プレゼントではありませんでした。良くはわかりませんが前向きな兄にホッとします。もし本当にいい武器が手に入れば、きっと兄もケイトさんや勇者様に少しでも追いつけることを願います。
接客中ではなかったのですぐ話しかけることができました。そんな店主は非常に小柄なおじさんでした。本当に小柄で私より少し大きいくらいです。
兄が武器を求めると最初は断っていましたが、熱心に頼まれて渋々店の奥に引っ込んでいきました。きっと子供と思っていましたがあんまり兄がしつこいので熱意が伝わったのでしょう。
「いい武器が見つかるといいね」
私がそう言うと、兄はおもちゃをもらう前のように嬉しそうでした。
そこに新たなお客さんが店に入ってきました。筋骨隆々とした方で、光る頭が特徴的です。鋭い灰色の目はちょっと怖いですし、とても硬そうなアーマーを付けています。
鍛え上げられた筋肉がその隙間から覗いていて、腰には細剣の二本を携えていますが正直見た目に似合っていません。私はなんだか嫌な予感がしましたが、兄は気にせず店主を待ち続けています。
ああどうしましょう。近づいてきます。
「お待たせしました。ちょうど今はこの一振りしかありませんが」
その時、店主さんがカウンターに戻ってきました。手には一振りの剣を持っています。
「お」
兄が喜んで受け取ろうとした時です。
「おぉ!こりゃあいい!店主よ、俺が来るのを見越して用意してくれるとはすごいな!グッハッハ!」
豪快な笑い声とともにその男の人が割り込んできました。横入りだめです!
「は、はて?そちらの坊っちゃんに頼まれたものですが」
店主さんは戸惑いながらもそう言いました。安心しました、店主さんはちゃんと兄に売るつもりのようです。
「はあ?……すまねえ気が付かなんだ。っておい店主待ってくれ、こ、こんな子供に売るのか!?」
その人は兄を指差して驚きました。失礼な態度です。
「悪いんですが、俺が先です。俺がこの剣を買います」
兄は苛立ちながらもそう言いましたが、男の人は引き下がりません。
「待ってくれ、ワシもここのうわさを聞いて買いに来たんだ。剣だって子供よりもワシみたいな戦士に使われた方が喜ぶぞ」
「い、いえそうは言いましても坊ちゃんが先ですので何とも」
揉め事は勘弁してくれと言わんばかりに店主が挙動不審です。兄もかなりいら立っているようですが、そんな店主の言葉に頷きます。
それでも男の人は食い下がります、しつこいです。
「な、なら坊主。この剣を賭けて勝負しないか?」
と言いました。身勝手すぎる願いに思います。兄が先なんですからそんな意味のない勝負するわけないじゃないですか。
「なんの勝負ですか?」
あれ?兄は違ったようです。ていうか怖そうな男の人をにらんでいます。どう見ても喧嘩したら負けそうな相手ですよ。
思いとどまってほしいですが兄は子ども扱いに今敏感なのでかなりいら立っています。
……相手の人はまさか大人げないことはしませんよね。
「見たところ旅の剣士なんだろ?どっちがこの剣に相応しいか、腕比べしようぜ」
腕比べって腕相撲でもするんでしょうか?ってそんなわけないですよね。相手は戦士さんみたいですし剣での戦いになるんでしょうか。
「のった」
のらないでください!
こんな提案にのるなんてどうかしてますよ!
兄の服の袖を引っ張りますが
「心配するなソイル。兄ちゃん勝つからな」
じゃないです!そりゃ勇者様よりは弱い相手かもしれませんが、体の大きさから全然違うじゃないですか。体を揺さぶってでも必死に訴えかけないと。
でも私の力が弱いのか全く邪魔にもなってません。無駄に疲れただけです。
「おおさすが!なら剣のことは剣で決着させようじゃないか。ワシが勝ったら譲ってくれ。もしワシに勝てたら代金は払ってやろう」
「よし、やってやる。勝ったら妹を怖がらせた謝罪もしてもらうからな」
ああもうダメです。条件は良いですがそれは勝ったらの話ですよ。とうとう兄は挑発に乗ってしまいました。
失礼な男は支払いを済ませると、「ついてこい」と言って歩き出しました。私たちも黙ってついていきます。兄は心なしか緊張しているようです。
それにしても、剣って高いんですね。多分失礼な男の人が支払いに出したのは金貨でした。私たちのお小遣いじゃ、絶対に足りません。つまり兄はどのみちあの剣を買うことができていなかったということになります。
そしたら、あれ?そもそもこの対決はやる意味がないんじゃないでしょうか?だってどのみち兄は剣が買えなくて、相手の人と闘う理由がないんですから。
むしろそれを見越して横取りしてくれたまであふよてあんなにしつこく頼んでおいてお金足りませんなんて言ったらたくさん怒られていたでしょうし。
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