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【プロローグ】
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初めて会った時に恋に落ちた。
私の名はミモザ・ローズミスト。
ローズミスト侯爵家の令嬢だ。
その日は朝からおめかしをさせられ、両親と馬車に乗ってとある屋敷にお邪魔した。
フォッグ伯爵家。
お父様がどこからか紹介され、年の釣り合うご子息と引き合わされた。
所謂、見合いと言うもの。
「はじめましてミモザです」
「カクタスだ」
まだ7歳の私は、金髪に真っ青な瞳の王子様のようなカクタス様に一目惚れをした。
お見合いの顔合わせだったので、互いの親は私達を2人で遊ばせた。
お屋敷のサロンから庭に出られるというので、見える範囲の花々をカクタス様の案内で見せて貰っていた。
そして、事件は起きた。
「綺麗ですね」
とても素敵な庭に感動した私は、カクタス様にそう言って微笑んだ。
すると、カクタス様は驚いた顔をして叫んだのだ。
「…っ。わ、笑うな!お、お前みたいなブスと結婚なんて絶対にごめんだ!」
その時見たカクタス様の顔は、真っ赤になって怒っていて、勢い良く私の手を振り払って、突き飛ばした。
言われた言葉に驚きながら、スローモーションのようにカクタス様が遠ざかっていくのを眺めた。
それまで繋いでいた手を振り払われた私は、突き飛ばされた勢いで近くにあった池に落ちた。
その時、私は振り払われて池に落とされる程酷い顔をしているんだと認識した。
私はお見合いの為に豪華なドレスを着ていた。
はっきり言えば重たくて動き辛い。
それに、貴族は泳ぐといった経験がない。
池は思ったより深く、突き飛ばされた勢いもあり、私はあっさり沈んでいった。
沈みながら、両親や乳母やメイド達が可愛いと言ってくれるのはお世辞なんだと考えていた。
そして、私が結婚や恋をするなんて、烏滸がましいのだと、そう思いながら意識を失った。
私の名はミモザ・ローズミスト。
ローズミスト侯爵家の令嬢だ。
その日は朝からおめかしをさせられ、両親と馬車に乗ってとある屋敷にお邪魔した。
フォッグ伯爵家。
お父様がどこからか紹介され、年の釣り合うご子息と引き合わされた。
所謂、見合いと言うもの。
「はじめましてミモザです」
「カクタスだ」
まだ7歳の私は、金髪に真っ青な瞳の王子様のようなカクタス様に一目惚れをした。
お見合いの顔合わせだったので、互いの親は私達を2人で遊ばせた。
お屋敷のサロンから庭に出られるというので、見える範囲の花々をカクタス様の案内で見せて貰っていた。
そして、事件は起きた。
「綺麗ですね」
とても素敵な庭に感動した私は、カクタス様にそう言って微笑んだ。
すると、カクタス様は驚いた顔をして叫んだのだ。
「…っ。わ、笑うな!お、お前みたいなブスと結婚なんて絶対にごめんだ!」
その時見たカクタス様の顔は、真っ赤になって怒っていて、勢い良く私の手を振り払って、突き飛ばした。
言われた言葉に驚きながら、スローモーションのようにカクタス様が遠ざかっていくのを眺めた。
それまで繋いでいた手を振り払われた私は、突き飛ばされた勢いで近くにあった池に落ちた。
その時、私は振り払われて池に落とされる程酷い顔をしているんだと認識した。
私はお見合いの為に豪華なドレスを着ていた。
はっきり言えば重たくて動き辛い。
それに、貴族は泳ぐといった経験がない。
池は思ったより深く、突き飛ばされた勢いもあり、私はあっさり沈んでいった。
沈みながら、両親や乳母やメイド達が可愛いと言ってくれるのはお世辞なんだと考えていた。
そして、私が結婚や恋をするなんて、烏滸がましいのだと、そう思いながら意識を失った。
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