5 / 55
第一章 大人の私と高校生の君
4 呪いの言葉
しおりを挟む
頭に浮かぶキスの二文字。
あまりにも急な出来事に、息が止まる。
「え、え?」
相手は高校生。私よりずっと年下で。
私は一体なにをされるの?
頭の中の思考が動き出したのは、足音が遠ざかっていると認識した時。そして——
「あ、やっぱりストーカーだったみたいですね」
冷静に言う彼の言葉。
「は、はいぃぃ⁉︎」
ストーカーも勿論怖かったが、それよりもあと少しで唇が触れ合いそうな近さだったのに、どうしてそんなに冷静でいられるの?
いや、理解できないことはない。寸止めでキスもなにもしていないのだから。そう、なにも。本当になにも。
「ストーカーを追い払ってくれてありがとう。でもね! ちょ、ちょっと! いくらなんでも顔が近すぎるから! 大人をからかったらダメなんだよ⁉︎」
恥ずかしさが私に説教をさせる。
私の顔は赤く染まり、お湯のように熱い。
お互いの吐息を感じられる顔の近さに、彼は羞恥心が湧かないのだろうか。
「ん? あ、すみません」
一方、彼は動揺する様子は全くない。
「でもストーカーが逃げたから、結果オーライじゃないですか」
うん、上手くいってよかった、と呟いていた。
冷静にそういうこと言いますかね。最近の子はませてるって聞くけど、本当なんだな。
シャイニーケースを抱きしめる。
そんな年下の子に、こんなにドキドキするのが馬鹿馬鹿しくなってきた。むしろ無性に腹立ってくる。
とは思いつつ、変な人から助けてくれたのは間違いない。
ストーカー容疑の人が誰かはわからないが、その気配が消えて、恐怖が遠ざかったのだと実感すると、その場に崩れるように座り込んだ。
「腰が抜けて……立てない……」
「え?」
彼は非常に驚いた表情を浮かべた。そりゃそうだ。悪しき敵は消え失せたというのに、後になって座り込んだまま、立てないのだもの。困ってしまうだろう。
だが、どうしようもない。何度も立ち上がろうとするが、脚に力が入らず、尻が浮かない。——それに、
「こ、怖かった」
まさか自分の身にこんなことが起きるなんて想像もしていなかった。もっと美人さんを狙えよと、声を大にして言いたい。どうして私なんだよ、本当。
「家まで送りますよ」
彼はそう言った。
ニッコリと微笑む彼は「ほら、立って」と言い、立ち上がらせてくようと両手を差し出してくれた。
「ありが——」言葉を止める。
脳裏に浮かぶ呪いの言葉。
『甘えるなよ』
そう言った元彼とは何年前に別れたのだろう。いや、それ以上なにも思い出したくもない。でも、昔の言葉が今の私に呪いをかけてくる。
「こんなおばさんを助けてくれて、本当にありがとう。ここでもう大丈夫だから!」
「『おばさん』?」
彼の目を見られない。
動かない両足を叩いて、立ち上がれと喝を入れる。
「動いて……動いてよ」
念じるように呟くと、足の感覚が戻ってきた。
シャイニーケースを強く抱き締めて、ゆっくりと立ち上がる。一歩、また一歩と歩みを進めた。もう大丈夫。自分の足で歩けるから。
でも、本当はこのまま一人で帰りたくない。
またさっきの人が来たらどうしよう。私、力が無いから、振り解くことも、逃げ切る自信もない。予測不可能な未来に不安が溢れてきた。
「…………」
今まで付き合って、別れた原因が自分にあるのを知っている。年齢にそぐわない程、子供のように甘えん坊で。
私を助けてくれる人なんていない。だって私は人に甘えたらダメなんだもの。
『もっとしっかりしろよ。もう大人だろ』
とか、
『甘え過ぎ、ウザい』
とか、言われたっけ。
彼の優しさだって、この場だけのもの。今後を考えるなら、絶対に距離を縮めたらダメだ。
ちょっと人に優しくされただけ。特別でもなんでもない、ただの優しさなだけ。
忘れろ。彼の優しさを忘れろ。今すぐに、早く。
そう思えば思う程、涙が溢れそうになる。そして、漏れそうになる嗚咽を、強く下唇を噛んで止めた。
「大丈夫、きっと、大丈夫っ」
強く目を瞑る。なに一つ溢してはならない。言葉も、気持ちも。もしまた溢してしまったら、あの時のように悪いことが起きちゃうから。
あの時——
それは私が中学一年生だった頃。
吹奏楽部に入って、初めてフルートを吹いた。先輩や先生に褒められるたびにとても嬉しくて、もっともっとフルートを上手になりたいと思っていた。
ある日、一つ上の先輩が楽器を買った。学校で使うどの楽器よりも綺麗で、良い音が出て、凄く羨ましかったのを覚えている。
私はまだ子供だったから、思ったことは全て親に話した。楽器が欲しい、と。
母は、中学校を卒業しても続けるかわからないし、楽器は高いから家計的に無理だと却下した。
仕事が休みの日、父は私を連れ出した。お店にあるフードコートでバナナチョコのパフェを頬張っていると、
『しほりはフルートが欲しいのかい?』
そう言ったことをよく覚えてる。
父の問いに、私は『うん』と言った。
なにも知らないくせに。家のことなんて、親のことさえもわかってないくせに言ってしまった。自分の欲望に忠実で、我慢できなくて。
だからこそ思い返す度に、父の言葉に甘えなければ、両親も離婚しなかったのかもしれない。離婚の原因は、私だから——
そばに設置されている街路灯の明かりがチカチカと点滅していた。次第に点灯しない時間が伸びていく。
「急にどうしたんですか? ちゃんと家まで送りますから」
「え——」
突然すぐそばから聞こえた声に、私は目を開けた。逃げるように動かしていた脚も止まってしまった。
高校生の彼は、まるで恋人や妹の手でも握るかのように、躊躇なく手を繋ぐ。
すぐにでも泣き出しそうな私を見ても、嫌な顔はせずに、
「怖かったですね。でも、あなたも不用心です。女性一人で夜道を帰るものじゃないですよ」
「…………て……」
どうして?
上手く声にならなかったのに、彼はまるで聞き取れたように言葉を返す。
「あ、俺が年下だから不安ですか?」
うーんと、困ったかのように彼の表情は陰る。
そんな彼に、私はすぐ首を横に振った。
「違う、年下とかじゃなくて……! その、こんなおばさんを助けるのは、嫌じゃないの? 明らかに君より年上なのに、君の優しさにあ、あま……甘え、ちゃうし」
甘えという言葉を吐くことに抵抗があった。
だからこそ、その言葉を出してしまった瞬間、ずっと我慢していた感情が溢れる。流れる涙を指で拭っていると、彼は微笑んだ。
ジジッと微かな音を立てて、街路灯の光が消えた。
一瞬にして真っ暗闇に閉じ込められたが、淡い月光が優しく注ぐ。
人工的ではないその光に、彼の柔らかい表情と姿、そして繋いだ手が照らされた。彼の顔があまりにも優しく見えて、
「人を助けるのに年齢なんて関係ないでしょ」
その言葉が嘘ではないかという疑心が、スッと引いていく。
彼は私の手を引いて、歩き出した。
「それに、人に甘えるのも年齢は関係ない」
男性らしい大きな手。肌と肌で感じる温もりが心地良い。恐怖で、不安で上がっていた心拍数は落ち着いていた。
空いた手で抱きしめるシャイニーケースが、氷のようにとても冷たかった。そんなこと、普段思ったこともないのに。
それだけ彼の手は温かいということなのだろう。
人を好きになるって、あたたかいのかな。
あまりにも急な出来事に、息が止まる。
「え、え?」
相手は高校生。私よりずっと年下で。
私は一体なにをされるの?
頭の中の思考が動き出したのは、足音が遠ざかっていると認識した時。そして——
「あ、やっぱりストーカーだったみたいですね」
冷静に言う彼の言葉。
「は、はいぃぃ⁉︎」
ストーカーも勿論怖かったが、それよりもあと少しで唇が触れ合いそうな近さだったのに、どうしてそんなに冷静でいられるの?
いや、理解できないことはない。寸止めでキスもなにもしていないのだから。そう、なにも。本当になにも。
「ストーカーを追い払ってくれてありがとう。でもね! ちょ、ちょっと! いくらなんでも顔が近すぎるから! 大人をからかったらダメなんだよ⁉︎」
恥ずかしさが私に説教をさせる。
私の顔は赤く染まり、お湯のように熱い。
お互いの吐息を感じられる顔の近さに、彼は羞恥心が湧かないのだろうか。
「ん? あ、すみません」
一方、彼は動揺する様子は全くない。
「でもストーカーが逃げたから、結果オーライじゃないですか」
うん、上手くいってよかった、と呟いていた。
冷静にそういうこと言いますかね。最近の子はませてるって聞くけど、本当なんだな。
シャイニーケースを抱きしめる。
そんな年下の子に、こんなにドキドキするのが馬鹿馬鹿しくなってきた。むしろ無性に腹立ってくる。
とは思いつつ、変な人から助けてくれたのは間違いない。
ストーカー容疑の人が誰かはわからないが、その気配が消えて、恐怖が遠ざかったのだと実感すると、その場に崩れるように座り込んだ。
「腰が抜けて……立てない……」
「え?」
彼は非常に驚いた表情を浮かべた。そりゃそうだ。悪しき敵は消え失せたというのに、後になって座り込んだまま、立てないのだもの。困ってしまうだろう。
だが、どうしようもない。何度も立ち上がろうとするが、脚に力が入らず、尻が浮かない。——それに、
「こ、怖かった」
まさか自分の身にこんなことが起きるなんて想像もしていなかった。もっと美人さんを狙えよと、声を大にして言いたい。どうして私なんだよ、本当。
「家まで送りますよ」
彼はそう言った。
ニッコリと微笑む彼は「ほら、立って」と言い、立ち上がらせてくようと両手を差し出してくれた。
「ありが——」言葉を止める。
脳裏に浮かぶ呪いの言葉。
『甘えるなよ』
そう言った元彼とは何年前に別れたのだろう。いや、それ以上なにも思い出したくもない。でも、昔の言葉が今の私に呪いをかけてくる。
「こんなおばさんを助けてくれて、本当にありがとう。ここでもう大丈夫だから!」
「『おばさん』?」
彼の目を見られない。
動かない両足を叩いて、立ち上がれと喝を入れる。
「動いて……動いてよ」
念じるように呟くと、足の感覚が戻ってきた。
シャイニーケースを強く抱き締めて、ゆっくりと立ち上がる。一歩、また一歩と歩みを進めた。もう大丈夫。自分の足で歩けるから。
でも、本当はこのまま一人で帰りたくない。
またさっきの人が来たらどうしよう。私、力が無いから、振り解くことも、逃げ切る自信もない。予測不可能な未来に不安が溢れてきた。
「…………」
今まで付き合って、別れた原因が自分にあるのを知っている。年齢にそぐわない程、子供のように甘えん坊で。
私を助けてくれる人なんていない。だって私は人に甘えたらダメなんだもの。
『もっとしっかりしろよ。もう大人だろ』
とか、
『甘え過ぎ、ウザい』
とか、言われたっけ。
彼の優しさだって、この場だけのもの。今後を考えるなら、絶対に距離を縮めたらダメだ。
ちょっと人に優しくされただけ。特別でもなんでもない、ただの優しさなだけ。
忘れろ。彼の優しさを忘れろ。今すぐに、早く。
そう思えば思う程、涙が溢れそうになる。そして、漏れそうになる嗚咽を、強く下唇を噛んで止めた。
「大丈夫、きっと、大丈夫っ」
強く目を瞑る。なに一つ溢してはならない。言葉も、気持ちも。もしまた溢してしまったら、あの時のように悪いことが起きちゃうから。
あの時——
それは私が中学一年生だった頃。
吹奏楽部に入って、初めてフルートを吹いた。先輩や先生に褒められるたびにとても嬉しくて、もっともっとフルートを上手になりたいと思っていた。
ある日、一つ上の先輩が楽器を買った。学校で使うどの楽器よりも綺麗で、良い音が出て、凄く羨ましかったのを覚えている。
私はまだ子供だったから、思ったことは全て親に話した。楽器が欲しい、と。
母は、中学校を卒業しても続けるかわからないし、楽器は高いから家計的に無理だと却下した。
仕事が休みの日、父は私を連れ出した。お店にあるフードコートでバナナチョコのパフェを頬張っていると、
『しほりはフルートが欲しいのかい?』
そう言ったことをよく覚えてる。
父の問いに、私は『うん』と言った。
なにも知らないくせに。家のことなんて、親のことさえもわかってないくせに言ってしまった。自分の欲望に忠実で、我慢できなくて。
だからこそ思い返す度に、父の言葉に甘えなければ、両親も離婚しなかったのかもしれない。離婚の原因は、私だから——
そばに設置されている街路灯の明かりがチカチカと点滅していた。次第に点灯しない時間が伸びていく。
「急にどうしたんですか? ちゃんと家まで送りますから」
「え——」
突然すぐそばから聞こえた声に、私は目を開けた。逃げるように動かしていた脚も止まってしまった。
高校生の彼は、まるで恋人や妹の手でも握るかのように、躊躇なく手を繋ぐ。
すぐにでも泣き出しそうな私を見ても、嫌な顔はせずに、
「怖かったですね。でも、あなたも不用心です。女性一人で夜道を帰るものじゃないですよ」
「…………て……」
どうして?
上手く声にならなかったのに、彼はまるで聞き取れたように言葉を返す。
「あ、俺が年下だから不安ですか?」
うーんと、困ったかのように彼の表情は陰る。
そんな彼に、私はすぐ首を横に振った。
「違う、年下とかじゃなくて……! その、こんなおばさんを助けるのは、嫌じゃないの? 明らかに君より年上なのに、君の優しさにあ、あま……甘え、ちゃうし」
甘えという言葉を吐くことに抵抗があった。
だからこそ、その言葉を出してしまった瞬間、ずっと我慢していた感情が溢れる。流れる涙を指で拭っていると、彼は微笑んだ。
ジジッと微かな音を立てて、街路灯の光が消えた。
一瞬にして真っ暗闇に閉じ込められたが、淡い月光が優しく注ぐ。
人工的ではないその光に、彼の柔らかい表情と姿、そして繋いだ手が照らされた。彼の顔があまりにも優しく見えて、
「人を助けるのに年齢なんて関係ないでしょ」
その言葉が嘘ではないかという疑心が、スッと引いていく。
彼は私の手を引いて、歩き出した。
「それに、人に甘えるのも年齢は関係ない」
男性らしい大きな手。肌と肌で感じる温もりが心地良い。恐怖で、不安で上がっていた心拍数は落ち着いていた。
空いた手で抱きしめるシャイニーケースが、氷のようにとても冷たかった。そんなこと、普段思ったこともないのに。
それだけ彼の手は温かいということなのだろう。
人を好きになるって、あたたかいのかな。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~
吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。
結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。
何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる