28 / 61
第二章
二十七話 陰の計画
しおりを挟む
「予想よりも行動が遅いんじゃないのかナ?」
幼い声色にはみつかない、殺意を帯びた瞳が少女らしき人影を捉える。
今は一体何時なのか。
黒いカーテンが室内を覆っているため、朝日が回っているのか、あるいは月夜が浮かんでいるのかすら不明。
「それは……」
「言い訳なんていらないんだヨ」
「っ……」
息を飲む音。
幼い声の主は、カツカツと床を一歩一歩踏みしめながら、少女の眼前まで近寄ると。
「タイムリミットは、【アルカディア魔学園】のランク戦が終了する日程まで。それまでに、従わなかったら……分かるよネ?」
愉快そうに、または有無を言わせぬ態度で、口元に笑みを刻む。
少女の顎を持ち上げ、新鮮なピンク色の唇に、添うようにして小さな指先を滑らせていく。
「……善処します」
強張っているのか、少女の両肩は力が入りきった状態。
「頑張ってネ~」
クスクスッ、と意味深な笑いをこぼした人影に、少女は奥歯を噛みしめた。
■□■□
青い空模様は、どこからか流れてきた灰色の雲たちによって浸食されていく。
昼の腹ごしらえをカフェで済ませた暗翔と紅舞が向かった先。
とある店に足を運んだ二人を出迎えたのは、身体に針のような毛が生えた動物たちだった。
「これって……猫カフェ?」
疑問の声を上げる紅舞に、暗翔は無言で歩き寄ってきた猫の背中に手を伸ばす。
手触りのよさに、つい強く撫でそうになる寸前で、鋭く爪を向けてきた猫に距離を取る。
暗翔の腕前はお気に召さないようだ。
「あら、猫の一匹も手懐けないなんて。暗翔ってば、不器用な男ね」
「これがヘビとかなら、すぐにでも手懐けられるんだけどな」
「……なんでヘビなのよ」
仕事柄だから、なんて言えない。
半分呆れるように呟いた紅舞は、暗翔に倣うようにして優しく猫を抱き上げる。
にゃー、と可愛げな声を漏らすも、猫の機嫌は良好。
「ほら、こんなにも簡単でしょ?」
「確かに、猫が好きなだけはあるな」
ぽつり、と話す暗翔に、紅舞は小首を傾げる。
「そういえば。ここのチョイスだったり、あたしが猫好きなの知っていたり。一度も暗翔には言っていないわよね?」
「教えてもらってはいないな」
「じゃあ、誰かに聞いてのかしら」
「孤独な紅舞の好みを、他に知っている連中がいると思うか?」
唐突に、暗翔の太ももに蹴りが飛ぶ。
間一髪で避け、視線を前に戻すと。
攻撃主である紅舞は、ふんっと鼻息を吹かせている。
ごめん、と暗翔は一言述べてから続けた。
「本当は、以前早朝に出会っただろ? その時に、紅舞が猫と遊んでいるのを目撃してな」
「……そうだったのね」
理解したように、紅舞は呟く。
手元の猫を床に逃すと、店内の椅子へと進んだ。
暗翔は追うようにして、少女の正面に腰を下ろす。
注文を店員に伝え終えると、軽く笑みを浮かべた。
「なによ、突然に」
「あぁ、いや。紅舞とこうしてのんびり過ごすのも、良いなって思っただけだ」
「ッ……ま、また冗談でしょう?」
いいや、と瞳は紅舞を捕らえたまま首を横に振る。
「そもそも、誰かと一緒の時間に行動するって行為自体が久しぶりだったからな。今日一日……まだ夕方じゃないけど、心の底から楽しいって思えるぞ」
それだけ言うと、店員が渡してきた飲み物に一口付けて。
窓から覗く広大な海に、視線ごと動かす。
店内を行き交う猫の鳴き声が、まるで遠く聞こえている感覚に陥る。
沈黙の時間は時計の針にして三周。
不意に、口からこぼれ落ちたかのように、紅舞が発した。
「ねぇ……この人工島を訪れる前。暗翔はなにをしていたのかしら」
「……前にも言った通り、記憶が――」
視線はそのままで、暗翔が応えるも、紅舞の言葉は続く。
「違うわよね? だって、夜雪さんのことを覚えているじゃないの」
「紅舞、踏み込んではいけない質問ってことを承知で口にしているのか?」
「だって、おかしいじゃない」
答えになっていない返し。
だが、紅舞は気にすることなく、再び問う。
「【ギフト】にだって勝るほどの身体能力を持つ暗翔なら、本来各国からスカウトが来て当然じゃない?」
「……」
「なのに、その様子は以前とない。【ギフト】目的でこの島に来たならば、今滞在している意味もないわ」
普通の人間ならば、正直な答えを出せるだろうが。
俺は違う。
また、ここで適当な嘘を口にしたとしても、後々でボロが出れば余計に不信感を抱かせる。
否――勘のよい紅舞ならば、即座にカマをかけてくるかもしれない。
思考を統計した結果、無視を貫くのが最適だと判断。
再度の沈黙に、紅舞がなにか言おうとしたその瞬間。
地面が、揺れた。
「なによ……っ」
「地震か……?」
先程までくつろいでいた猫たちは、海の方向を睨みながら、一斉に警戒の色を示している。
野生動物の五感ならでは、というところだろうか。
暗翔はつられて、窓側に目をやる。
「……ッ、あれは」
「【ヴラーク】の襲来ね……タイミングの悪いっ」
爪を噛む紅舞に、だが暗翔は内心でほっとしていた。
そういえば、毎度お馴染みの音声が聞こえないような。
室内だからか?
「暗翔、これをッ」
紅舞から差し出されたデバイスを受け取ると、画面上に表示された文章が目に入る。
「推測レベルは二か……低くて良かった」
「えぇ、でも油断はできないわ」
同時に立ち上がった二人は、会計を済ませて店を飛び出す。
遠方に黒い塊が浮かんでいるのを確認した、その矢先。
ッ……!
瞬時に、首を左手へと動かす――が、視界が捉えたのは、心配げに空を見上げる人々だけ。
またか……ッ。
「暗翔……?」
「あぁ……いや」
言い淀む暗翔は、一度辺りに目を巡らせる。
やはり、見つからない。
心臓を鷲掴みにされたような、殺気立つ視線が浴びせられていたような。
いや、間違いなく浴びせられていた。
だが――分からない。
一瞬で気配は消えてしまうため、捉えようがないのだ。
内心で舌打ちを鳴らしながら、唇を噛む。
耳を研ぎ澄ませると、【ヴラーク】襲来にざわめく人々の呟きが痛いほど届く。
「……っ」
何者かが、俺を狙っている……?
一体なんの目的で?
そして、恐らく殺気を意識して制御している点から、そこらの生徒とは異なる本気度が浮かび上がる。
ぎゅっ、と手に力が込められていくのを認識した。
――考えれば考えるほど、不明瞭過ぎる。
けれど、今は目の前のことに集中すべきだ。
頭をかきむしりたい衝動を抑えるように、一呼吸。
「なにが起こり始めようとしているんだ……?」
幼い声色にはみつかない、殺意を帯びた瞳が少女らしき人影を捉える。
今は一体何時なのか。
黒いカーテンが室内を覆っているため、朝日が回っているのか、あるいは月夜が浮かんでいるのかすら不明。
「それは……」
「言い訳なんていらないんだヨ」
「っ……」
息を飲む音。
幼い声の主は、カツカツと床を一歩一歩踏みしめながら、少女の眼前まで近寄ると。
「タイムリミットは、【アルカディア魔学園】のランク戦が終了する日程まで。それまでに、従わなかったら……分かるよネ?」
愉快そうに、または有無を言わせぬ態度で、口元に笑みを刻む。
少女の顎を持ち上げ、新鮮なピンク色の唇に、添うようにして小さな指先を滑らせていく。
「……善処します」
強張っているのか、少女の両肩は力が入りきった状態。
「頑張ってネ~」
クスクスッ、と意味深な笑いをこぼした人影に、少女は奥歯を噛みしめた。
■□■□
青い空模様は、どこからか流れてきた灰色の雲たちによって浸食されていく。
昼の腹ごしらえをカフェで済ませた暗翔と紅舞が向かった先。
とある店に足を運んだ二人を出迎えたのは、身体に針のような毛が生えた動物たちだった。
「これって……猫カフェ?」
疑問の声を上げる紅舞に、暗翔は無言で歩き寄ってきた猫の背中に手を伸ばす。
手触りのよさに、つい強く撫でそうになる寸前で、鋭く爪を向けてきた猫に距離を取る。
暗翔の腕前はお気に召さないようだ。
「あら、猫の一匹も手懐けないなんて。暗翔ってば、不器用な男ね」
「これがヘビとかなら、すぐにでも手懐けられるんだけどな」
「……なんでヘビなのよ」
仕事柄だから、なんて言えない。
半分呆れるように呟いた紅舞は、暗翔に倣うようにして優しく猫を抱き上げる。
にゃー、と可愛げな声を漏らすも、猫の機嫌は良好。
「ほら、こんなにも簡単でしょ?」
「確かに、猫が好きなだけはあるな」
ぽつり、と話す暗翔に、紅舞は小首を傾げる。
「そういえば。ここのチョイスだったり、あたしが猫好きなの知っていたり。一度も暗翔には言っていないわよね?」
「教えてもらってはいないな」
「じゃあ、誰かに聞いてのかしら」
「孤独な紅舞の好みを、他に知っている連中がいると思うか?」
唐突に、暗翔の太ももに蹴りが飛ぶ。
間一髪で避け、視線を前に戻すと。
攻撃主である紅舞は、ふんっと鼻息を吹かせている。
ごめん、と暗翔は一言述べてから続けた。
「本当は、以前早朝に出会っただろ? その時に、紅舞が猫と遊んでいるのを目撃してな」
「……そうだったのね」
理解したように、紅舞は呟く。
手元の猫を床に逃すと、店内の椅子へと進んだ。
暗翔は追うようにして、少女の正面に腰を下ろす。
注文を店員に伝え終えると、軽く笑みを浮かべた。
「なによ、突然に」
「あぁ、いや。紅舞とこうしてのんびり過ごすのも、良いなって思っただけだ」
「ッ……ま、また冗談でしょう?」
いいや、と瞳は紅舞を捕らえたまま首を横に振る。
「そもそも、誰かと一緒の時間に行動するって行為自体が久しぶりだったからな。今日一日……まだ夕方じゃないけど、心の底から楽しいって思えるぞ」
それだけ言うと、店員が渡してきた飲み物に一口付けて。
窓から覗く広大な海に、視線ごと動かす。
店内を行き交う猫の鳴き声が、まるで遠く聞こえている感覚に陥る。
沈黙の時間は時計の針にして三周。
不意に、口からこぼれ落ちたかのように、紅舞が発した。
「ねぇ……この人工島を訪れる前。暗翔はなにをしていたのかしら」
「……前にも言った通り、記憶が――」
視線はそのままで、暗翔が応えるも、紅舞の言葉は続く。
「違うわよね? だって、夜雪さんのことを覚えているじゃないの」
「紅舞、踏み込んではいけない質問ってことを承知で口にしているのか?」
「だって、おかしいじゃない」
答えになっていない返し。
だが、紅舞は気にすることなく、再び問う。
「【ギフト】にだって勝るほどの身体能力を持つ暗翔なら、本来各国からスカウトが来て当然じゃない?」
「……」
「なのに、その様子は以前とない。【ギフト】目的でこの島に来たならば、今滞在している意味もないわ」
普通の人間ならば、正直な答えを出せるだろうが。
俺は違う。
また、ここで適当な嘘を口にしたとしても、後々でボロが出れば余計に不信感を抱かせる。
否――勘のよい紅舞ならば、即座にカマをかけてくるかもしれない。
思考を統計した結果、無視を貫くのが最適だと判断。
再度の沈黙に、紅舞がなにか言おうとしたその瞬間。
地面が、揺れた。
「なによ……っ」
「地震か……?」
先程までくつろいでいた猫たちは、海の方向を睨みながら、一斉に警戒の色を示している。
野生動物の五感ならでは、というところだろうか。
暗翔はつられて、窓側に目をやる。
「……ッ、あれは」
「【ヴラーク】の襲来ね……タイミングの悪いっ」
爪を噛む紅舞に、だが暗翔は内心でほっとしていた。
そういえば、毎度お馴染みの音声が聞こえないような。
室内だからか?
「暗翔、これをッ」
紅舞から差し出されたデバイスを受け取ると、画面上に表示された文章が目に入る。
「推測レベルは二か……低くて良かった」
「えぇ、でも油断はできないわ」
同時に立ち上がった二人は、会計を済ませて店を飛び出す。
遠方に黒い塊が浮かんでいるのを確認した、その矢先。
ッ……!
瞬時に、首を左手へと動かす――が、視界が捉えたのは、心配げに空を見上げる人々だけ。
またか……ッ。
「暗翔……?」
「あぁ……いや」
言い淀む暗翔は、一度辺りに目を巡らせる。
やはり、見つからない。
心臓を鷲掴みにされたような、殺気立つ視線が浴びせられていたような。
いや、間違いなく浴びせられていた。
だが――分からない。
一瞬で気配は消えてしまうため、捉えようがないのだ。
内心で舌打ちを鳴らしながら、唇を噛む。
耳を研ぎ澄ませると、【ヴラーク】襲来にざわめく人々の呟きが痛いほど届く。
「……っ」
何者かが、俺を狙っている……?
一体なんの目的で?
そして、恐らく殺気を意識して制御している点から、そこらの生徒とは異なる本気度が浮かび上がる。
ぎゅっ、と手に力が込められていくのを認識した。
――考えれば考えるほど、不明瞭過ぎる。
けれど、今は目の前のことに集中すべきだ。
頭をかきむしりたい衝動を抑えるように、一呼吸。
「なにが起こり始めようとしているんだ……?」
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
疲れ切った現実から逃れるため、VRMMORPG「アナザーワールド・オンライン」に没頭する俺。自由度の高いこのゲームで憧れの料理人を選んだものの、気づけばゲーム内でも完全に負け組。戦闘職ではないこの料理人は、ゲームの中で目立つこともなく、ただ地味に日々を過ごしていた。
そんなある日、フレンドの誘いで参加したレベル上げ中に、運悪く出現したネームドモンスター「猛き猪」に遭遇。通常、戦うには3パーティ18人が必要な強敵で、俺たちのパーティはわずか6人。絶望的な状況で、肝心のアタッカーたちは早々に強制ログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク役クマサンとヒーラーのミコトさん、そして料理人の俺だけ。
逃げるよう促されるも、フレンドを見捨てられず、死を覚悟で猛き猪に包丁を振るうことに。すると、驚くべきことに料理スキルが猛き猪に通用し、しかも与えるダメージは並のアタッカーを遥かに超えていた。これを機に、負け組だった俺の新たな冒険が始まる。
猛き猪との戦いを経て、俺はクマサンとミコトさんと共にギルドを結成。さらに、ある出来事をきっかけにクマサンの正体を知り、その秘密に触れる。そして、クマサンとミコトさんと共にVチューバー活動を始めることになり、ゲーム内外で奇跡の連続が繰り広げられる。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業だった俺が、リアルでもゲームでも自らの力で奇跡を起こす――そんな物語がここに始まる。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
夫と息子は私が守ります!〜呪いを受けた夫とワケあり義息子を守る転生令嬢の奮闘記〜
梵天丸
恋愛
グリーン侯爵家のシャーレットは、妾の子ということで本妻の子たちとは差別化され、不遇な扱いを受けていた。
そんなシャーレットにある日、いわくつきの公爵との結婚の話が舞い込む。
実はシャーレットはバツイチで元保育士の転生令嬢だった。そしてこの物語の舞台は、彼女が愛読していた小説の世界のものだ。原作の小説には4行ほどしか登場しないシャーレットは、公爵との結婚後すぐに離婚し、出戻っていた。しかしその後、シャーレットは30歳年上のやもめ子爵に嫁がされた挙げ句、愛人に殺されるという不遇な脇役だった。
悲惨な末路を避けるためには、何としても公爵との結婚を長続きさせるしかない。
しかし、嫁いだ先の公爵家は、極寒の北国にある上、夫である公爵は魔女の呪いを受けて目が見えない。さらに公爵を始め、公爵家の人たちはシャーレットに対してよそよそしく、いかにも早く出て行って欲しいという雰囲気だった。原作のシャーレットが耐えきれずに離婚した理由が分かる。しかし、実家に戻れば、悲惨な末路が待っている。シャーレットは図々しく居座る計画を立てる。
そんなある日、シャーレットは城の中で公爵にそっくりな子どもと出会う。その子どもは、公爵のことを「お父さん」と呼んだ。
※毎日更新中!

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる