完 敵の勇者が私に媚薬を飲まされた責任取れと言ってくる

鈴鈴躊躇

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遠くから拝見した事はあるが、未だ一度もお話しする機会が無い魔王様を思い浮かべる。

    魔族の特殊部隊の隊員として子供の頃から人間の村に潜伏し、孤独に生きて来た私は、困った事が起こればこうして魔王様と脳内会話をしてた。勿論、本当に魔王様と会話している訳ではない。頭の中が常に平静にいられる様に自分で自分の感情をコントロールする手段だった。


「ん、アリスきもてぃ? 腰がゆれてるよぉー?それって妖艶な踊り?」

 自分では気づかなかったが腰がヘコヘコと揺れてしまっていたらしい。それを勇者に指摘されて恥ずかしくなり両手で顔を覆ってしまった。

「見るなあ……あっあっあっあひゃあっ!!」

 勇者はまたペニスを口に含み、ペニスへの扇動を執拗に繰り返した。口の中の滑らかな部分と、勇者の舌のざらざらとした部分が自分の物をめまぐるしく刺激し、恥ずかしさと気持ち良さでそれ以外の事は頭が何も働かなってくる。


 魔王様!!魔王様!!


 私は両手で覆った顔のまま更に目を瞑った。そうすれば目の前には麗しい魔王様をお姿を思い浮かべる事ができて平常心を取り戻せると思っていたからだ。
 しかし目を瞑った時に勇者が何を考えているのか、私の後孔の方迄手を伸ばし指を挿れてきたのだ。 
 前と後ろを翻弄された私はその瞬間、魔王様のお姿を思い浮かべる事もできずに、頭は真っ白になり、勇者の口の中に射精してしまった。
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