完 運命のお相手は真っ黒でグロテスク

鈴鈴躊躇

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「ぎゃあああああ!!僕のおおお僕のああああー!!」

 今日は年に一度の国王様の誕生日。そして生誕祭でもある。

 国民総出で国王様の誕生日をお祝いをする日なのだが、国王様からも国民の繁栄を願って運命の赤い糸ならぬ、運命の赤い魔法を見せてくれる。

 その魔法というのがお祭りの1日だけ、17才以上の独身者は自分の運命の相手も独身でこの国の何処かに存在していれば、自分の股間が運命の相手の股間と入れ替わる魔法だ。

 相手が女性なら自分の股間には相手の女性器がつき、勿論相手が男性なら自分の股間には当然男性器が生えてくる。

 そして僕は先月17才になった。だから何となく今回の生誕祭は、もし僕にも運命の相手がいるなら自分の股間と相手の股間が入れ替わるのかとドキドキ、ウキウキ、ワクワクして今日を指折り数えて待っていたのに……。


 今日の僕の下半身についていた物は真っ黒くて、所々形が歪んでいるグロテスクな巨根おちんちんだった。








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