きのこ狩りツアーに親友と参加した

鈴鈴躊躇

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「そうか。そう言う事ならいいが、俺がいては他のきのこが見つけにくくなるから、またきのこが食べたいと思った時は言ってくれ」


「うん……あ、天使君。実は僕はね……」

 僕は一緒に行動をしている天使君に自分は親友とここに来て、きのこ山に入ってからの出来事を順番に話した。天使君自身はもう僕をナイフで殺さないのは何となく信じられるし、話してみると素直で短い命を精一杯生きているだけだと分かったから僕の事も素直に話したくなったのだ。僕が話している間、天使君は僕のバカな行動や、ボルチーニとのしょうもない恋愛で笑うかもと思っていたけど、意外にも真剣な表情のまま静かに聞いてくれていた。

「なるほど。しめじとボルチーニを食べたのか。ニールの話は理解した。今は親友と合流するのが1番の目的なんだな。親友とやらの方はこの山に何度も来ているというし、ニールと離れて迄自分だけで行きたい場所があるのかもな。……ひょっとしてあそこか?いや、まさかな。あの場所はこのきのこ山でも中毒性が高い場所だが、でもニールには危険過ぎるし」

「天使君!!僕の親友が行った場所に何か心当たりがあるのかい?」


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