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しおりを挟む天使君が知っているきのこ山のきのこ知識によると、なんとなく僕の考えていたきのこのルールと当たっていた。結局どんなに魅力のある人間に見えてもきのこだから人間が収穫して食べる意思を示さなければ、きのこから近づく事もできないらしい。
ただ、天使君自体も自分の事に関しては分かるが、他の一般的なきのこの知識は接点が無い分ほとんど分からないらしい。
まっ天使君は毒きのこだもんね。
「だからニールは迂闊過ぎるんだ。きのこ達は自分が人間に興味を持って貰う為に、芳醇な香りを放ったり、魅惑的な姿になっていたりととにかく色々な方法で人間の五感を刺激して食べて貰おうとするから食べたいと思う迄は遠目からよく観察してから行動しろ」
「僕がバカな奴なのはわ、わかったってば。」
天使君は親切にも僕にきのこの忠告もしてくれた。言われた事がいちいち正論過ぎて今迄の僕の行動が迂闊過ぎた事がよく分かり、このきのこ山に入ってからの自分の行動を振り返ると恥ずかしくなってきた。
そうして天使君と一緒に歩いて分かったのが、他のきのこ達に一切声をかけられなくなった事だ。
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