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しおりを挟む「はっはあ?ななな何で急に子供!!僕と一緒に行動して子供を作らせてって??毒きのこと何をしてっ!!どういう事なの?」
僕は子供を作らせてよに物凄く反応してしまい、流石に焦ってしまった。それに毒きのこと子供を作るってあれだろ?……ただでさえ天使君に近づいたら危険なのに、エッチな事なんてしたら!!想像するだけで僕が死んでしまうじゃないか!!
「俺達ドクツル茸は子孫を残す為にお前達人間に食べられる前に一緒に行動して頭皮のフケを撒き散らす。その落ちた頭皮のフケがある時には木に、ある時には土に付着するが、湿度、気温、天候等の条件が揃った時に、一気にきのことして成長するんだ。その条件はいつ揃うか分からないが、こうしてフケをなるべく振り撒けば、それだけ俺の子供ができる可能性が高くなるって事だ」
「ああ……なるほど!!」
ああなるほど!!なんて事を言ってみたが、僕の頭の中は情報過多になって完全には分かっていない。しかし彼は僕を殺さないと誓ってくれたし、そもそも彼に近づかなければ殺されないと、自分の取り扱いを説明してくれた事は僕にとって安心できた。
しかし……子供を作る為には頭皮のフケを振り撒くのか……
確かに天使君の頭が揺れる度にキラキラとしたラメがフワリフワリと落ちていると思ったけれど、あれ頭皮のフケなのか……綺麗なラメだと思ってたのに、知った途端汚く感じてきたな……。
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