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そう言ったヘリスが豪快な笑声をあげて僕の背中をパンパンと叩いたのがちょっと痛かった。もうっ!!恋人が出来ないとか、性欲も少ないとかは今は関係ないだろっ!!
ヘリスと俺は外見も性格も全然違う。ヘリスは誰が見ても見栄えする顔だし、愛嬌たっぷりの甘え上手な外見をしている割には性格は豪快な部分がある。それに比べて僕は、顔は地味だし、物静かなタイプで几帳面と言えば良いけれど、ただ神経質で石橋を叩いて渡るタイプの人間だ。
全然性格も違うし仕事でも接点が無いのに、不思議なもので何故かヘリスとは馬が合った。それに話す内容もお互い聞いた事がない分野が多くて、僕はヘリスの話も面白かった。ヘリスも僕と同じだったみたいで「お前とは趣味も何もかも違うから親友として長く付き合っていきたい」と言われて、実際長い付き合いになっている。
そうして寝起きのヘリスと話していると、あっという間に目的地に到着したみたいで馬車が止まった。
そこは丁度きのこ山の入り口になっており、入り口の周りにはお土産屋さんや飲食店が立ち並んでいて、かなり賑わっていた。
「皆さん到着しましたぁ!!ここがきのこ山の入り口です。山の入場チケットを今から配りますので、皆さん一枚ずつ貰ったら入り口で出して下さいね。後は夕食迄自由行動です。では楽しんで行ってらっしゃーい!!」
ヘリスと俺は外見も性格も全然違う。ヘリスは誰が見ても見栄えする顔だし、愛嬌たっぷりの甘え上手な外見をしている割には性格は豪快な部分がある。それに比べて僕は、顔は地味だし、物静かなタイプで几帳面と言えば良いけれど、ただ神経質で石橋を叩いて渡るタイプの人間だ。
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