完 片思いの相手に催眠術を掛けて思い出作りに好き勝手エッチな事をして告白もしたら何故か上手くいった

手を握る

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　そして案外早く来たゼクルスは凄くカッコ良かった。いつも仕事で汚れているからと先にシャワーも浴びてきたらしい。そんな彼を緊張しながら僕の部屋に招きいれ、用意した食事は大好評だった。楽しい食事をした後は丁度お互いリラックスしている時間だ。そこで僕がゼクルスに見せたい物があると言って催眠術をかけたという訳だ。

　本当に催眠術にかかるなんて思わなかったけど、最初で最後、僕が告白して僕の気持ちに終止符を打つ前に、折角なので僕だけのゼクルスとの思い出を作っておこうと思った。

　ゼクルスは先程からずっと虚ろな目で、僕の指示を待っていた。

「ごめんねゼクルス。待たせちゃったね。僕の気持ちに終止符を打つ前に、ゼクルスとの思い出作りに何して貰おうか考えていたんだ」

　普段のゼクルスにはこんな事も言えないけど、催眠術にかかっている今のゼクルスは違う。僕を否定しない僕の味方だ。ゼクルスは無表情のまま身体を横に揺らした後、コクンと１つ頷いた。

（わあああーーー！！）