78 / 119
お姫様を救いヒーローとなった彼に、婚約者であった私はあっさり捨てられました…。
しおりを挟む
親同士仲が良かった事で婚約した、私と彼。
しかし彼は、地味で大人しい私に満足して居ないようだった。
そんな中、彼は偶然にもこの国の姫の危機を救う事に─。
と言うのも、姫が留学先から帰還する際この地を通ったのだが…そこを荒くれ者達に襲撃される事件が起きた。
するとそれを見つけた彼が連れて居た猟犬達を放ち、そいつらを追い払ったのだ。
そして助けられた姫は彼を見初め…自身の婚約者として城に招きたいと申し出た。
すると彼は私と言う婚約者が居ながらそれを姫に隠し、あっさり了承してしまった。
そして私に一方的に別れを告げると、さっさと姫が待つ城へと向かった。
私はそんな彼を引き留めようとしたが、彼に乱暴に振り払われ転倒…そのまま置き去りにされてしまった。
その後、私は通りかかった幼馴染に偶然助けられ…怪我が治るまで彼の元でお世話になる事に─。
婚約者に捨てられた惨めな私が帰った事で、両親を悲しませたくなかったし…心が落ち着くまでは、私はこの優しい幼馴染と過ごす事に決めたのだ。
するとある日、何故か城の使者が私を訪ねて来て…姫からの褒美を受け取るようにと言われた。
そして、元婚約者と姫の婚約は無しになった…理由は、婚約者の悪事が発覚し罰を受ける事になったからだと言うのだ。
実は、姫を襲った荒くれ者達は元婚約者が金で雇った者達だった。
彼は姫がこの地を通る事を噂で知り…私と言う婚約者に満足して居なかった事もあり、逆玉を狙う事にしたのだ。
そして、荒くれ者達から姫を守る事で姫から見初められると言う彼の企みは見事成功…彼は姫の婚約者の座を手に入れた。
だがその後、彼は逃げた荒くれ者達にもっと報酬が欲しいと迫られる事となり…城をこっそり抜け出てその者達と密会して居る所を城下を見回り中の憲兵達に見られ、その関係性を怪しまれる事に─。
その後姫に追及を受けた彼は、咄嗟に城から逃げようとしたが…一緒に連れて来て居た猟犬達に追跡され、そのまま捕らえられてしまったと言う。
そしてその猟犬達は、元は私の家で生まれ私が彼に贈ったもので…その子達が本当の悪人であった彼を捕える事に一役買った為、その褒美を贈り主の私が受け取る事となったのだ。
私は恐れ多いと断ったが…姫から、お互い悪い男に出会ってしまった…どうせあの男は慰謝料を渡してはいないだろうから代わりに受け取って欲しいと願われた為、結局私は褒美を有難く受け取る事に─。
そしてその後、元婚約者は姫を騙した悪人として一生牢の中に幽閉される事が決まった。
一方、私はと言うと…身体の傷も心の傷も癒え、両親から実家に帰って来ないかと言われて居た。
だが、幼馴染の傍は居心地がよく…私は何となく彼と離れがたい気持ちで居た。
するとそんな私に、幼馴染は行かないで欲しい…これからは俺の人生の伴侶として、この家で一緒に暮らして欲しいと告白して来た。
実は、幼馴染は以前から私の事が好きだったそうで…私が傍に居ない生活はもう考えられないとの事だった。
そして自分達が両想いだと知った私は、自身の気持ちを彼にちゃんと伝えそれを受け入れる事に─。
その後は彼の婚約者となり彼に愛され、とても幸せな日々を送って居る─。
しかし彼は、地味で大人しい私に満足して居ないようだった。
そんな中、彼は偶然にもこの国の姫の危機を救う事に─。
と言うのも、姫が留学先から帰還する際この地を通ったのだが…そこを荒くれ者達に襲撃される事件が起きた。
するとそれを見つけた彼が連れて居た猟犬達を放ち、そいつらを追い払ったのだ。
そして助けられた姫は彼を見初め…自身の婚約者として城に招きたいと申し出た。
すると彼は私と言う婚約者が居ながらそれを姫に隠し、あっさり了承してしまった。
そして私に一方的に別れを告げると、さっさと姫が待つ城へと向かった。
私はそんな彼を引き留めようとしたが、彼に乱暴に振り払われ転倒…そのまま置き去りにされてしまった。
その後、私は通りかかった幼馴染に偶然助けられ…怪我が治るまで彼の元でお世話になる事に─。
婚約者に捨てられた惨めな私が帰った事で、両親を悲しませたくなかったし…心が落ち着くまでは、私はこの優しい幼馴染と過ごす事に決めたのだ。
するとある日、何故か城の使者が私を訪ねて来て…姫からの褒美を受け取るようにと言われた。
そして、元婚約者と姫の婚約は無しになった…理由は、婚約者の悪事が発覚し罰を受ける事になったからだと言うのだ。
実は、姫を襲った荒くれ者達は元婚約者が金で雇った者達だった。
彼は姫がこの地を通る事を噂で知り…私と言う婚約者に満足して居なかった事もあり、逆玉を狙う事にしたのだ。
そして、荒くれ者達から姫を守る事で姫から見初められると言う彼の企みは見事成功…彼は姫の婚約者の座を手に入れた。
だがその後、彼は逃げた荒くれ者達にもっと報酬が欲しいと迫られる事となり…城をこっそり抜け出てその者達と密会して居る所を城下を見回り中の憲兵達に見られ、その関係性を怪しまれる事に─。
その後姫に追及を受けた彼は、咄嗟に城から逃げようとしたが…一緒に連れて来て居た猟犬達に追跡され、そのまま捕らえられてしまったと言う。
そしてその猟犬達は、元は私の家で生まれ私が彼に贈ったもので…その子達が本当の悪人であった彼を捕える事に一役買った為、その褒美を贈り主の私が受け取る事となったのだ。
私は恐れ多いと断ったが…姫から、お互い悪い男に出会ってしまった…どうせあの男は慰謝料を渡してはいないだろうから代わりに受け取って欲しいと願われた為、結局私は褒美を有難く受け取る事に─。
そしてその後、元婚約者は姫を騙した悪人として一生牢の中に幽閉される事が決まった。
一方、私はと言うと…身体の傷も心の傷も癒え、両親から実家に帰って来ないかと言われて居た。
だが、幼馴染の傍は居心地がよく…私は何となく彼と離れがたい気持ちで居た。
するとそんな私に、幼馴染は行かないで欲しい…これからは俺の人生の伴侶として、この家で一緒に暮らして欲しいと告白して来た。
実は、幼馴染は以前から私の事が好きだったそうで…私が傍に居ない生活はもう考えられないとの事だった。
そして自分達が両想いだと知った私は、自身の気持ちを彼にちゃんと伝えそれを受け入れる事に─。
その後は彼の婚約者となり彼に愛され、とても幸せな日々を送って居る─。
54
お気に入りに追加
356
あなたにおすすめの小説
みんながまるくおさまった
しゃーりん
恋愛
カレンは侯爵家の次女でもうすぐ婚約が結ばれるはずだった。
婚約者となるネイドを姉ナタリーに会わせなければ。
姉は侯爵家の跡継ぎで婚約者のアーサーもいる。
それなのに、姉はネイドに一目惚れをしてしまった。そしてネイドも。
もう好きにして。投げやりな気持ちで父が正しい判断をしてくれるのを期待した。
カレン、ナタリー、アーサー、ネイドがみんな満足する結果となったお話です。
高慢な王族なんてごめんです! 自分の道は自分で切り開きますからお気遣いなく。
柊
恋愛
よくある断罪に「婚約でしたら、一週間程前にそちらの有責で破棄されている筈ですが……」と返した公爵令嬢ヴィクトワール・シャネル。
婚約者「だった」シレンス国の第一王子であるアルベール・コルニアックは困惑するが……。
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも同じものを投稿しております。
不愛想な伯爵令嬢は婚約破棄を申し出る
hana
恋愛
不愛想な伯爵令嬢ロゼに縁談が持ち込まれる。
相手は同じ爵位のナイトという青年で、ロゼは彼の婚約者になることを決意する。
しかし彼の幼馴染であるカラフルという女性が現われて……
婚約者の私より彼女のことが好きなのですね? なら、別れて差し上げますよ
四季
恋愛
それなりに資産のある家に生まれた一人娘リーネリア・フリューゲルには婚約者がいる。
その婚約者というのが、母親の友人の息子であるダイス・カイン。
容姿端麗な彼だが、認識が少々甘いところがあって、問題が多く……。
私知らないから!
mery
恋愛
いきなり子爵令嬢に殿下と婚約を解消するように詰め寄られる。
いやいや、私の権限では決められませんし、直接殿下に言って下さい。
あ、殿下のドス黒いオーラが見える…。
私、しーらないっ!!!
婚約は破棄なんですよね?
もるだ
恋愛
義理の妹ティナはナターシャの婚約者にいじめられていたと嘘をつき、信じた婚約者に婚約破棄を言い渡される。昔からナターシャをいじめて物を奪っていたのはティナなのに、得意の演技でナターシャを悪者に仕立て上げてきた。我慢の限界を迎えたナターシャは、ティナにされたように濡れ衣を着せかえす!
金目当ての婚約なんて、二度とごめんだわ!
あお
恋愛
食堂でお昼ご飯を食べていたら、レイリアは婚約者に婚約破棄を突きつけられた。
ラウール様。貴方のお父様が頭を下げて申し込んだ婚約なのに、婚約破棄なんて口にしていいんですか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる