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私との結婚は失敗だったと浮気相手に話す夫に、もうこの先は尽くしません…。
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私と夫は結婚してもう長いが、未だに子供に恵まれなかった。
だからその分、私は夫に尽くす様にした。
子供が居ない分彼を深く愛する事が出来る…そう思えば今の生活も悪くない、私はそう思って居た。
だが夫は、そうは思って居なかったらしい─。
それに気づいたのは、夫の浮気が発覚した時だ。
夫の浮気相手は私の友人で、彼女を家に連れ込み行為に及んで居たのだった。
そして夫は、彼女に対しこう言った。
「あいつとの結婚は失敗だった。ちっとも子が授からないから俺の親が跡取りはまだかと五月蠅いし、本当にうんざりだ。」
「まぁ、可哀相。私ならいくらでも子が産んであげられるのに。」
「俺が結婚する前に君と初めて関係を持ったが、もっと早く会いたかったよ。」
結婚前って…彼女の方はとっくの昔に結婚して居たわよね?
それで、彼女は夫との間に三人の子宝に恵まれて居て…。
なのに、私の夫と何をして居るの─!
私は二人の裏切りが許せず、彼女の夫にこの件を報告した。
するとそれを知った彼女の夫も激しい怒りを見せ…彼女の事は自分が何とかするから、あなたは夫をどうにかしてくれと頼まれた。
勿論、私も夫にそれ相応の罰を与えようと思って居る。
今まではあの人に必死に尽くして居たが、そんな事をするのは辞めるわ。
そして私を裏切ったあの人とは、もう離縁よ─。
その後…自身の夫の激しい追及に、友人はついに自分の口から不倫をして居る事を告白した。
すると彼女は夫の手で自宅の一室に監禁され、二度と子供達に会えない事になった。
そしてその後は事実を知った子供達から嫌われ憎まれ、彼女は狭い部屋で一人孤独な日々を送って居ると言う。
一方、私の夫はと言うと…私から離縁を言い渡されると同時にもう夫の両親の面倒は見ない、夫の事業には一切協力しないと告げられる事に─。
夫の両親は最近病気がちで、私は子が出来ない事に嫌味を言われながらも面倒を看て来た。
それを、一切放棄する事にしたのだ。
そして夫の事業に関してだか…彼の事業は、私の家が所有する土地から採掘される鉱物を必要として居た。
それをこの離縁を機に、一切譲渡しないと決めたのだ。
これには夫も流石にマズいと思ったらしくもう俺や両親に尽くさなくていい、だから離縁だけはしないでくれと頭を下げたが…私はそんな彼の願いを聞く事は無かった。
そして私は涙する夫を無視し、彼の元を去ったのだった─。
その後、元夫の事業はこの件が元であっという間に傾き…やがて彼は多額の借金を抱え破産。
それと同時に病に臥せって居た両親が亡くなり、彼は孤独の身となった。
そうなって私が傍に居た日々を恋しがり、浮気した事を嘆いて居る様だが今更遅いわ。
その後私は両親からある殿方を紹介され、彼と順調に交際を重ね再婚する事に─。
彼は尽くされるよりも尽くしたい性格の様で、私の事をそれはもう大事にしてくれる。
今まで夫に尽くしてばかり居た私はそれがとても嬉しく…そんな彼を一生大事にしたい、愛して行こうと心に誓うのだった─。
だからその分、私は夫に尽くす様にした。
子供が居ない分彼を深く愛する事が出来る…そう思えば今の生活も悪くない、私はそう思って居た。
だが夫は、そうは思って居なかったらしい─。
それに気づいたのは、夫の浮気が発覚した時だ。
夫の浮気相手は私の友人で、彼女を家に連れ込み行為に及んで居たのだった。
そして夫は、彼女に対しこう言った。
「あいつとの結婚は失敗だった。ちっとも子が授からないから俺の親が跡取りはまだかと五月蠅いし、本当にうんざりだ。」
「まぁ、可哀相。私ならいくらでも子が産んであげられるのに。」
「俺が結婚する前に君と初めて関係を持ったが、もっと早く会いたかったよ。」
結婚前って…彼女の方はとっくの昔に結婚して居たわよね?
それで、彼女は夫との間に三人の子宝に恵まれて居て…。
なのに、私の夫と何をして居るの─!
私は二人の裏切りが許せず、彼女の夫にこの件を報告した。
するとそれを知った彼女の夫も激しい怒りを見せ…彼女の事は自分が何とかするから、あなたは夫をどうにかしてくれと頼まれた。
勿論、私も夫にそれ相応の罰を与えようと思って居る。
今まではあの人に必死に尽くして居たが、そんな事をするのは辞めるわ。
そして私を裏切ったあの人とは、もう離縁よ─。
その後…自身の夫の激しい追及に、友人はついに自分の口から不倫をして居る事を告白した。
すると彼女は夫の手で自宅の一室に監禁され、二度と子供達に会えない事になった。
そしてその後は事実を知った子供達から嫌われ憎まれ、彼女は狭い部屋で一人孤独な日々を送って居ると言う。
一方、私の夫はと言うと…私から離縁を言い渡されると同時にもう夫の両親の面倒は見ない、夫の事業には一切協力しないと告げられる事に─。
夫の両親は最近病気がちで、私は子が出来ない事に嫌味を言われながらも面倒を看て来た。
それを、一切放棄する事にしたのだ。
そして夫の事業に関してだか…彼の事業は、私の家が所有する土地から採掘される鉱物を必要として居た。
それをこの離縁を機に、一切譲渡しないと決めたのだ。
これには夫も流石にマズいと思ったらしくもう俺や両親に尽くさなくていい、だから離縁だけはしないでくれと頭を下げたが…私はそんな彼の願いを聞く事は無かった。
そして私は涙する夫を無視し、彼の元を去ったのだった─。
その後、元夫の事業はこの件が元であっという間に傾き…やがて彼は多額の借金を抱え破産。
それと同時に病に臥せって居た両親が亡くなり、彼は孤独の身となった。
そうなって私が傍に居た日々を恋しがり、浮気した事を嘆いて居る様だが今更遅いわ。
その後私は両親からある殿方を紹介され、彼と順調に交際を重ね再婚する事に─。
彼は尽くされるよりも尽くしたい性格の様で、私の事をそれはもう大事にしてくれる。
今まで夫に尽くしてばかり居た私はそれがとても嬉しく…そんな彼を一生大事にしたい、愛して行こうと心に誓うのだった─。
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