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最凶令嬢と皆に恐れられ嫌われる私が、最強と謳われる王子様と恋に落ちる事となりました。
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私の周りでは、何故か嫌な事ばかりが起こり…そして周りの者さえも巻き添えになってしてしまう。
人そんな私を、いつしか人は「最凶令嬢」と呼び恐れ嫌うようになった。
「お姉様は、絶対私の誕生日パーティーに参加しないで下さいね?お姉様が居ると、何時も嫌な事が起きるから…せっかくの素敵な日が台無しになってしまうもの!」
「分かったわ。私は今日一日、自分の部屋で大人しくして居るから─。」
私の言葉に、妹は満足したように笑みを浮かべ部屋を出て行った。
私のせいで、あの子にも色々と迷惑をかけてしまって居るわね─。
私は、自身のこの体質を心から恨んだ。
始まりは思い出せないが…私の周りでは、何故が不吉な事ばかりが起きるようになった。
私と遊んで居た令嬢は、庭の池に落ち溺れてしまうし…別の令嬢は、転んで顔に傷を負った。
私に良くしてくれた使用人も…屋敷の階段から落ち大怪我を負い、その後ここを去って居た。
そして学園に入ってからもそれは続き…一人ぼっちの私に優しくしてくれた教師も、出勤時に暴漢に襲われ教師を辞めてしまい…それを知った皆は、過去の事も含め私を完全に避けるようになったのだ。
でも…一人だけ、私を避けない人も居たわね。
それは、少し前に学園に留学生としてやって来た殿方で…美形で逞しい彼を見た妹は、絶対に彼を自身の誕生日パーティーに呼ぶと意気込んで居た。
そして来てくれる彼の為に、お父様達におねだりして特別良いドレスを作って貰って…。
今や両親ですら、私を恐れ近づかない。
肉親ですらこうなのだから、私を恐れない彼の存在はそれは大きいものだった。
そんな彼は、妹の誘いに乗りこのパーティーに来る事を決めたと聞いて居る。
いつもの制服姿も素敵だが…着飾った彼は、きっともっと素敵なのだろう。
私がこんな女で無ければ、妹の誕生日も祝えたし…こんなふうに自室に籠らず、彼と堂々と会い楽しくお喋りをする事も出来ただろうに─。
パーティに参加する事は出来ないが…せめて彼を一目見る事が出来たらと、私はこっそり自室のバルコニーに出た。
そして、皆が集まる庭を覗き見れば…そこには妹と話をする彼の姿が─。
「…ですから、お姉様には会えないんです。あの人は、今日は体調が悪くて…もし会ってあなたに移りでもしたら大変です。」
「それは気の毒な事だが…君の俺に対する心配は無用だ。何故なら、俺は最強と言われる男だから─。」
「確かに、あなたは逞しく剣の腕前も確かですが…流石に病魔には─」
「いや、それすらも平気だ。俺はそう言うものを退治できるし…そしてそういう悪いものを見抜く力もあるんだ。」
そう言い切る彼に…妹は驚きつつも、何て素敵なのと言い見とれて居た。
「あなたはとてもお強いのね…。私、将来結婚するならあなたのような人が─」
「俺は、君のような悪女は大嫌いだがな。」
「あ、悪女って…私には、何の事だか…。」
「君の姉の周りで色々と良くない事が起きるのは…君が彼女をそういう体質になるよう呪って居るからだ。言っただろう?俺には悪いものを見抜く力があると─。君の周りには、いつも呪いの気配が漂って居る。そしてそれは、この地で禁じられた黒魔術だ。」
彼の言葉に、妹は途端に真っ青な顔になり焦り出した。
それを見た私は…居ても立っても居られず、バルコニーから庭に降りると二人の元へ向かった。
「あなた…実の姉である私にそんな事をして居たの!?そう言えば…あなた、いつか怪しい本を読んで居たわね。そしてそれから暫くして、私の周りで急に悪い事が起き始め…。あなたが呼んで居たのは、恐らく黒魔術の本だったのでしょう!?お願いだから、今すぐ私の呪いを解いて頂戴!」
すると妹は、私を見ると開き直った態度になりこう言った。
「確かに私はお姉様に呪いをかけたけれど…それを解く呪文など、一切覚えて居ないわ。その本も、証拠を残さない為に燃やしちゃったしね!だから、お姉様の呪いは一生そのままで─」
「だったら、俺が何とかしよう。俺には、悪いものを退治できる力があると言っただろう?君の代わりに、俺が彼女の呪いを解き…彼女をこの苦しみから救うんだ。」
そう言って、彼は私に近づくと…その額にそっと口づけた。
その瞬間、私の身体は温かく輝かしい力に包まれ…それと同時に、私の中から黒くドロドロとした何かが飛び出し妹の体の中に入った。
すると妹は突然苦しみだし、その場に倒れると転げ回った。
そしてそれを見た招待客は、何事かと一斉に妹の周りに集まった。
「君が彼女にかけた呪いは、全て君の元へ還った。これまで様々な不幸を呼んだその呪いは、最初に君がかけたものより更に大きくなって居るはずだ。だからこの先は、君こそが真の最凶令嬢だと皆から恐れられ嫌われる事になるだろう。」
「そ、そんな…。皆、私を見ないで─!」
妹は皆から顔を隠すように蹲ったが…呪いの事を知った招待客達は、一斉に冷たい目で彼女を見つめるのだった─。
その後…妹はこの地に不幸を呼ぶかもしれないと恐れられるまでになり、領主様の命でこの地から追放される事に─。
そして誰の迷惑にもならないよう、海を渡ったある辺境の地に送られる事になった。
「その地は、俺が管理して居る所だから安心して欲しい。妹は、二度と君に近づかせないようにするから─。」
「管理とは…あなたは、一体どういう身分の方ですか?」
私の問いに、彼はニコリと笑いこう答えた。
「俺は、海に浮かぶとある小国の第二王子だ。この学園で学びたい事があり…留学生としてこの地にやって来たんだ。俺はこの力のおかげで、国では最強王子と呼ばれて居て…そしてこの学園にも、さいきょうと言われ恐れられる女生徒が居ると知り気になって近づいたんだ。それが、まさか君のような可憐な人だったとは驚きだったが。」
「最強と最凶…似てるけど、全然違いますものね。」
「でもそれは君のせいではなく、あの妹のせいだと俺はすぐに気付いた。何とかして君を助けたかったが…いきなり呪いなどと言って君を不安にさせたくなかったし、何より君が俺を避けて居たから─。でもそれでもどうにかしたくて、わざと妹の誘いに乗りあのパーティーに参加したんだ。」
「あの時は、私のせいであなたまで不幸になるのが嫌で…。私を避けない人は、あなたしか居なかったから…。そんな特別で大好きな人に、私は不幸になって欲しくなかったんです。」
勇気を出し自身の想いを告げれば…彼は嬉しそうな笑みを浮かべ、私をそっと抱き寄せた。
「君にそこまで想って貰えて、俺はとても嬉しいよ。俺も君の事が大好きだ。この手で、君を誰よりも幸せな女性にしたかった。この学園を卒業したら、どうか俺と共に俺の国に来て欲しい。」
「勿論です…どうぞ私をあなたのものにして下さい─!」
私の言葉に…彼は今度は額ではなく、その唇に誓いのキスを捧げてくれるのだった─。
最凶令嬢と呼ばれた私が、まさか最強王子と呼ばれるこんな素敵な人と恋に落ちるとは思わなかった…。
これまでこの身に起きた不幸のせいで傷ついた私の心は…今や彼から与えられる深い愛で満たされ、幸せな気持ちで一杯だわ─。
人そんな私を、いつしか人は「最凶令嬢」と呼び恐れ嫌うようになった。
「お姉様は、絶対私の誕生日パーティーに参加しないで下さいね?お姉様が居ると、何時も嫌な事が起きるから…せっかくの素敵な日が台無しになってしまうもの!」
「分かったわ。私は今日一日、自分の部屋で大人しくして居るから─。」
私の言葉に、妹は満足したように笑みを浮かべ部屋を出て行った。
私のせいで、あの子にも色々と迷惑をかけてしまって居るわね─。
私は、自身のこの体質を心から恨んだ。
始まりは思い出せないが…私の周りでは、何故が不吉な事ばかりが起きるようになった。
私と遊んで居た令嬢は、庭の池に落ち溺れてしまうし…別の令嬢は、転んで顔に傷を負った。
私に良くしてくれた使用人も…屋敷の階段から落ち大怪我を負い、その後ここを去って居た。
そして学園に入ってからもそれは続き…一人ぼっちの私に優しくしてくれた教師も、出勤時に暴漢に襲われ教師を辞めてしまい…それを知った皆は、過去の事も含め私を完全に避けるようになったのだ。
でも…一人だけ、私を避けない人も居たわね。
それは、少し前に学園に留学生としてやって来た殿方で…美形で逞しい彼を見た妹は、絶対に彼を自身の誕生日パーティーに呼ぶと意気込んで居た。
そして来てくれる彼の為に、お父様達におねだりして特別良いドレスを作って貰って…。
今や両親ですら、私を恐れ近づかない。
肉親ですらこうなのだから、私を恐れない彼の存在はそれは大きいものだった。
そんな彼は、妹の誘いに乗りこのパーティーに来る事を決めたと聞いて居る。
いつもの制服姿も素敵だが…着飾った彼は、きっともっと素敵なのだろう。
私がこんな女で無ければ、妹の誕生日も祝えたし…こんなふうに自室に籠らず、彼と堂々と会い楽しくお喋りをする事も出来ただろうに─。
パーティに参加する事は出来ないが…せめて彼を一目見る事が出来たらと、私はこっそり自室のバルコニーに出た。
そして、皆が集まる庭を覗き見れば…そこには妹と話をする彼の姿が─。
「…ですから、お姉様には会えないんです。あの人は、今日は体調が悪くて…もし会ってあなたに移りでもしたら大変です。」
「それは気の毒な事だが…君の俺に対する心配は無用だ。何故なら、俺は最強と言われる男だから─。」
「確かに、あなたは逞しく剣の腕前も確かですが…流石に病魔には─」
「いや、それすらも平気だ。俺はそう言うものを退治できるし…そしてそういう悪いものを見抜く力もあるんだ。」
そう言い切る彼に…妹は驚きつつも、何て素敵なのと言い見とれて居た。
「あなたはとてもお強いのね…。私、将来結婚するならあなたのような人が─」
「俺は、君のような悪女は大嫌いだがな。」
「あ、悪女って…私には、何の事だか…。」
「君の姉の周りで色々と良くない事が起きるのは…君が彼女をそういう体質になるよう呪って居るからだ。言っただろう?俺には悪いものを見抜く力があると─。君の周りには、いつも呪いの気配が漂って居る。そしてそれは、この地で禁じられた黒魔術だ。」
彼の言葉に、妹は途端に真っ青な顔になり焦り出した。
それを見た私は…居ても立っても居られず、バルコニーから庭に降りると二人の元へ向かった。
「あなた…実の姉である私にそんな事をして居たの!?そう言えば…あなた、いつか怪しい本を読んで居たわね。そしてそれから暫くして、私の周りで急に悪い事が起き始め…。あなたが呼んで居たのは、恐らく黒魔術の本だったのでしょう!?お願いだから、今すぐ私の呪いを解いて頂戴!」
すると妹は、私を見ると開き直った態度になりこう言った。
「確かに私はお姉様に呪いをかけたけれど…それを解く呪文など、一切覚えて居ないわ。その本も、証拠を残さない為に燃やしちゃったしね!だから、お姉様の呪いは一生そのままで─」
「だったら、俺が何とかしよう。俺には、悪いものを退治できる力があると言っただろう?君の代わりに、俺が彼女の呪いを解き…彼女をこの苦しみから救うんだ。」
そう言って、彼は私に近づくと…その額にそっと口づけた。
その瞬間、私の身体は温かく輝かしい力に包まれ…それと同時に、私の中から黒くドロドロとした何かが飛び出し妹の体の中に入った。
すると妹は突然苦しみだし、その場に倒れると転げ回った。
そしてそれを見た招待客は、何事かと一斉に妹の周りに集まった。
「君が彼女にかけた呪いは、全て君の元へ還った。これまで様々な不幸を呼んだその呪いは、最初に君がかけたものより更に大きくなって居るはずだ。だからこの先は、君こそが真の最凶令嬢だと皆から恐れられ嫌われる事になるだろう。」
「そ、そんな…。皆、私を見ないで─!」
妹は皆から顔を隠すように蹲ったが…呪いの事を知った招待客達は、一斉に冷たい目で彼女を見つめるのだった─。
その後…妹はこの地に不幸を呼ぶかもしれないと恐れられるまでになり、領主様の命でこの地から追放される事に─。
そして誰の迷惑にもならないよう、海を渡ったある辺境の地に送られる事になった。
「その地は、俺が管理して居る所だから安心して欲しい。妹は、二度と君に近づかせないようにするから─。」
「管理とは…あなたは、一体どういう身分の方ですか?」
私の問いに、彼はニコリと笑いこう答えた。
「俺は、海に浮かぶとある小国の第二王子だ。この学園で学びたい事があり…留学生としてこの地にやって来たんだ。俺はこの力のおかげで、国では最強王子と呼ばれて居て…そしてこの学園にも、さいきょうと言われ恐れられる女生徒が居ると知り気になって近づいたんだ。それが、まさか君のような可憐な人だったとは驚きだったが。」
「最強と最凶…似てるけど、全然違いますものね。」
「でもそれは君のせいではなく、あの妹のせいだと俺はすぐに気付いた。何とかして君を助けたかったが…いきなり呪いなどと言って君を不安にさせたくなかったし、何より君が俺を避けて居たから─。でもそれでもどうにかしたくて、わざと妹の誘いに乗りあのパーティーに参加したんだ。」
「あの時は、私のせいであなたまで不幸になるのが嫌で…。私を避けない人は、あなたしか居なかったから…。そんな特別で大好きな人に、私は不幸になって欲しくなかったんです。」
勇気を出し自身の想いを告げれば…彼は嬉しそうな笑みを浮かべ、私をそっと抱き寄せた。
「君にそこまで想って貰えて、俺はとても嬉しいよ。俺も君の事が大好きだ。この手で、君を誰よりも幸せな女性にしたかった。この学園を卒業したら、どうか俺と共に俺の国に来て欲しい。」
「勿論です…どうぞ私をあなたのものにして下さい─!」
私の言葉に…彼は今度は額ではなく、その唇に誓いのキスを捧げてくれるのだった─。
最凶令嬢と呼ばれた私が、まさか最強王子と呼ばれるこんな素敵な人と恋に落ちるとは思わなかった…。
これまでこの身に起きた不幸のせいで傷ついた私の心は…今や彼から与えられる深い愛で満たされ、幸せな気持ちで一杯だわ─。
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