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AD1855
登場キャラクター紹介Ⅱ
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◎リチャード一世
十字軍遠征時のイングランド王。堂々とした体躯に金属甲冑、白地に赤い十字を染め抜いたサーコートに豪華なマントを纏い、まさに、王たる威厳十分。
物事の優劣を戦いによって決めたがる傾向が強く、また、強敵との戦いに喜びを見出す典型的な脳筋タイプ。しかし、民を導く王としての誇りや責任感は強く、内政面や戦術面でも有能。
また、王たる者自国の民を守るのが義務という、ノブレス・オブリージュ的な思想を併せ持つ為、背後に民が控えている防衛戦では特に燃える。
血統的にはフランス貴族の血を引くが、愛剣にエクスカリバーと名付けるなど、イングランド王としてプライドが高い。
属性は『土』。土や岩などを自在に操り、地形さえも変えて見せる程の強力な力を持つ。しかしそれは、同じ『土』の属性を持つエクスカリバーの助力もあっての事だった。
本来の彼は生来好戦的であり、守りの戦いは無意識の内に自分の持つ本来の力をスポイルしていた。そこで覚醒して得た力が戦車。
これはエクスカリバーの正体にも関連しているが、土を硬化した戦車的なもの(スノーモービル的なものに装甲を取り付け、その装甲はハリネズミのように棘だらけのイメージ。その棘はミサイルのように全周囲に発射できる)に跨り敵中へ突撃を掛けるという荒々しいもの。尚、移動は戦車が動くのではなく、地形操作で地面そのものを動かしている。
十字軍遠征時に好敵手だったサラディンとは犬猿の仲だが、互いに相手の力量は認めている。
《得意技》
剣術による近接戦闘、地形操作、戦車形態による突撃など。
◎エクスカリバー
その正体は神を乗せて走っていたという神獣スレイプニル。リチャード一世の剣を依り代としており、具現化する際は巨大な黒馬、もしくは褐色の美女の姿。ただし、ややツンデレの気があり、美女の姿はリチャードの前では滅多に見せない。他の救世者の前では人型になり礼儀正しい。しかしながら、自らの背に乗せるのはリチャードのみという可愛らしい一面もある。
単独で空を駆ける能力があり、その際は八本脚の本来の姿になる。ただし、あくまでも空を駆けるのであり、アンジーや憑依したジャンヌ、関羽程の細かい空中機動は出来ない。
属性はリチャード一世と同じく『土』。彼の地形操作に助力していたが、覚醒後は戦車の中枢ユニットになっている。(リチャードは地形操作で自らが作り出していると思っているが、実はスレイプニルの彼女が『変形』しているという裏設定)
《得意技》
地形操作、騎馬特攻、騎乗状態での空中戦など。
*****
◎サラディン
本名が滅茶苦茶長い。本人も面倒なのか、サラディンで通している。(サラーフ=アッディーン・ユースフ・イブン・アイユーブ・イブン・シャージー)
比較的軽装備で頭にはターバンのような布を巻きつけており、褐色の肌に白髪の髭。リチャードに『爺』と呼ばれているように、その風貌は老人の一歩手前といったところ。
飄々としておりお調子者の一面があるが、リチャードの十字軍を向こうに回して激戦を繰り広げ、ついにはエルサレムを守り切った歴戦の武人である。
彼もまた戦いに喜びを見出す脳筋タイプの人物であるが、大変慈悲深い性質であり、その人格は敵味方に関わらず慕われていた。
並行世界においては、ジハードと名付けた中東風の曲刀を相棒としており、『重力操作』という強力無比な属性を持つ。いかなる大軍勢が相手でも、サラディンの重力操作の支配地域では身動きが取れなくなるなど、彼一人で戦局を左右する。
前世の因縁もありリチャードとは犬猿の仲だが、彼の能力は認めている。むしろ事あるごとに衝突するのは、お互いに脳筋であるが為政者のとして優秀であるという共通点が多く、同族嫌悪に近いものがあると思われる。
《得意技》
剣術による近接戦闘、重力操作など。
◎ジハード
サラディンの持つ曲刀を依り代とする。その正体は、上半身は人間の女性、下半身は六匹の犬という怪物、『スキュラ』である。
彼女は、他の救世者達の相棒が伝説の聖獣や神獣であるのに対し、自分は魔に属する怪物である事に劣等感を抱いていた。しかし、そんな自分の正体を明かしても受け入れてくれたサラディンを慕い、『おじいちゃん』と呼んで離れないようになった。
普段は十歳足らずの少女と六匹の仔犬の姿をしており、サラディンにしがみ付いている姿はまるで祖父と孫娘のようであり、周囲をほっこりさせている。
中々に人見知りで常にサラディンの影に隠れていたが、その愛くるしさに周囲が放っておかない為、徐々に慣れてきているようだ。
属性は『水』。水弾や水流といった技を使うが、大気中の水分はすべて彼女の支配下にある為、戦場を選ばないフレキシブルさがある。
サラディンの覚醒後は、彼の重力操作の能力とのコンビネーションで、より強力な(というよりえげつない)威力の技を発揮できるようになっている。(ジャンヌと関羽の二人が苦戦していたイフリートを一蹴している)
《得意技》
水弾、水流など。
*****
◎ナイチンゲール
クリミアの天使の異名を取るナース。クリミア戦争時に前線に赴き、徹底的な衛生管理と献身的な看護で多くの負傷兵を救った。
並行世界での彼女は『ドクター』と名付けた木製の救急箱を相棒としている。中身は聴診器と注射器。聴診器による診断で患者の正確な症状を把握し、注射器からの治癒物質の照射、あるいは直接投与で瞬く間に完治させてしまうのが彼女の能力である。
彼女も例に漏れず転生者チートで高い身体能力を持つが、直接の戦闘力は皆無である。しかし、注射器による薬物照射や投与は治療行為のみならず、敵の動きの阻害やデバフなどといった、後方支援的な役割も担う事が出来るため、三戸達には欠けていた支援タイプのメンバーとして大きなウエイトを占めるようになった。
注射器は最大十本まで増殖し、ナイチンゲールの脳波によって遠隔操作できる。その仕様とナイチンゲールの名前から、よく読者様から某赤い大佐の専用モビルスーツとか、ニュータイプ名物のオールレンジ攻撃用の武装などに例えられて揶揄される。
(作者はいっその事、注射器にファンネ〇とルビを振ろうかと思ったらしい)
尚、アンジーが出現させる小型の銃火器を扱う事で、最低限の自衛行為は出来る模様。主にサブマシンガンを使用。
クリミアでの黒翼の天使との戦い時点ではまだ覚醒の兆しは見せていないが、瀕死だった三戸を治療する事で何らかのヒントは掴んだ模様。さらには大型トラック五台分もの硫酸を精製させられるという荒行を強要(三戸はそんなつもりはないが、彼女は相当にしんどい思いをしたらしい)させられた為、実のところ、ステップアップの階段は登っている。
《得意技》
聴診器、注射器を用いた治癒、及び味方へのバフ、敵へのデバフ。サブマシンガンでの銃撃。
◎ドクター
まだ未覚醒のため、今の所は医療機器の姿しか取れない。また、ナイチンゲール、ドクター共に属性などは不明のため、彼女が使う注射器の遠隔操作などの秘密は今後の物語の展開が待たれる。
十字軍遠征時のイングランド王。堂々とした体躯に金属甲冑、白地に赤い十字を染め抜いたサーコートに豪華なマントを纏い、まさに、王たる威厳十分。
物事の優劣を戦いによって決めたがる傾向が強く、また、強敵との戦いに喜びを見出す典型的な脳筋タイプ。しかし、民を導く王としての誇りや責任感は強く、内政面や戦術面でも有能。
また、王たる者自国の民を守るのが義務という、ノブレス・オブリージュ的な思想を併せ持つ為、背後に民が控えている防衛戦では特に燃える。
血統的にはフランス貴族の血を引くが、愛剣にエクスカリバーと名付けるなど、イングランド王としてプライドが高い。
属性は『土』。土や岩などを自在に操り、地形さえも変えて見せる程の強力な力を持つ。しかしそれは、同じ『土』の属性を持つエクスカリバーの助力もあっての事だった。
本来の彼は生来好戦的であり、守りの戦いは無意識の内に自分の持つ本来の力をスポイルしていた。そこで覚醒して得た力が戦車。
これはエクスカリバーの正体にも関連しているが、土を硬化した戦車的なもの(スノーモービル的なものに装甲を取り付け、その装甲はハリネズミのように棘だらけのイメージ。その棘はミサイルのように全周囲に発射できる)に跨り敵中へ突撃を掛けるという荒々しいもの。尚、移動は戦車が動くのではなく、地形操作で地面そのものを動かしている。
十字軍遠征時に好敵手だったサラディンとは犬猿の仲だが、互いに相手の力量は認めている。
《得意技》
剣術による近接戦闘、地形操作、戦車形態による突撃など。
◎エクスカリバー
その正体は神を乗せて走っていたという神獣スレイプニル。リチャード一世の剣を依り代としており、具現化する際は巨大な黒馬、もしくは褐色の美女の姿。ただし、ややツンデレの気があり、美女の姿はリチャードの前では滅多に見せない。他の救世者の前では人型になり礼儀正しい。しかしながら、自らの背に乗せるのはリチャードのみという可愛らしい一面もある。
単独で空を駆ける能力があり、その際は八本脚の本来の姿になる。ただし、あくまでも空を駆けるのであり、アンジーや憑依したジャンヌ、関羽程の細かい空中機動は出来ない。
属性はリチャード一世と同じく『土』。彼の地形操作に助力していたが、覚醒後は戦車の中枢ユニットになっている。(リチャードは地形操作で自らが作り出していると思っているが、実はスレイプニルの彼女が『変形』しているという裏設定)
《得意技》
地形操作、騎馬特攻、騎乗状態での空中戦など。
*****
◎サラディン
本名が滅茶苦茶長い。本人も面倒なのか、サラディンで通している。(サラーフ=アッディーン・ユースフ・イブン・アイユーブ・イブン・シャージー)
比較的軽装備で頭にはターバンのような布を巻きつけており、褐色の肌に白髪の髭。リチャードに『爺』と呼ばれているように、その風貌は老人の一歩手前といったところ。
飄々としておりお調子者の一面があるが、リチャードの十字軍を向こうに回して激戦を繰り広げ、ついにはエルサレムを守り切った歴戦の武人である。
彼もまた戦いに喜びを見出す脳筋タイプの人物であるが、大変慈悲深い性質であり、その人格は敵味方に関わらず慕われていた。
並行世界においては、ジハードと名付けた中東風の曲刀を相棒としており、『重力操作』という強力無比な属性を持つ。いかなる大軍勢が相手でも、サラディンの重力操作の支配地域では身動きが取れなくなるなど、彼一人で戦局を左右する。
前世の因縁もありリチャードとは犬猿の仲だが、彼の能力は認めている。むしろ事あるごとに衝突するのは、お互いに脳筋であるが為政者のとして優秀であるという共通点が多く、同族嫌悪に近いものがあると思われる。
《得意技》
剣術による近接戦闘、重力操作など。
◎ジハード
サラディンの持つ曲刀を依り代とする。その正体は、上半身は人間の女性、下半身は六匹の犬という怪物、『スキュラ』である。
彼女は、他の救世者達の相棒が伝説の聖獣や神獣であるのに対し、自分は魔に属する怪物である事に劣等感を抱いていた。しかし、そんな自分の正体を明かしても受け入れてくれたサラディンを慕い、『おじいちゃん』と呼んで離れないようになった。
普段は十歳足らずの少女と六匹の仔犬の姿をしており、サラディンにしがみ付いている姿はまるで祖父と孫娘のようであり、周囲をほっこりさせている。
中々に人見知りで常にサラディンの影に隠れていたが、その愛くるしさに周囲が放っておかない為、徐々に慣れてきているようだ。
属性は『水』。水弾や水流といった技を使うが、大気中の水分はすべて彼女の支配下にある為、戦場を選ばないフレキシブルさがある。
サラディンの覚醒後は、彼の重力操作の能力とのコンビネーションで、より強力な(というよりえげつない)威力の技を発揮できるようになっている。(ジャンヌと関羽の二人が苦戦していたイフリートを一蹴している)
《得意技》
水弾、水流など。
*****
◎ナイチンゲール
クリミアの天使の異名を取るナース。クリミア戦争時に前線に赴き、徹底的な衛生管理と献身的な看護で多くの負傷兵を救った。
並行世界での彼女は『ドクター』と名付けた木製の救急箱を相棒としている。中身は聴診器と注射器。聴診器による診断で患者の正確な症状を把握し、注射器からの治癒物質の照射、あるいは直接投与で瞬く間に完治させてしまうのが彼女の能力である。
彼女も例に漏れず転生者チートで高い身体能力を持つが、直接の戦闘力は皆無である。しかし、注射器による薬物照射や投与は治療行為のみならず、敵の動きの阻害やデバフなどといった、後方支援的な役割も担う事が出来るため、三戸達には欠けていた支援タイプのメンバーとして大きなウエイトを占めるようになった。
注射器は最大十本まで増殖し、ナイチンゲールの脳波によって遠隔操作できる。その仕様とナイチンゲールの名前から、よく読者様から某赤い大佐の専用モビルスーツとか、ニュータイプ名物のオールレンジ攻撃用の武装などに例えられて揶揄される。
(作者はいっその事、注射器にファンネ〇とルビを振ろうかと思ったらしい)
尚、アンジーが出現させる小型の銃火器を扱う事で、最低限の自衛行為は出来る模様。主にサブマシンガンを使用。
クリミアでの黒翼の天使との戦い時点ではまだ覚醒の兆しは見せていないが、瀕死だった三戸を治療する事で何らかのヒントは掴んだ模様。さらには大型トラック五台分もの硫酸を精製させられるという荒行を強要(三戸はそんなつもりはないが、彼女は相当にしんどい思いをしたらしい)させられた為、実のところ、ステップアップの階段は登っている。
《得意技》
聴診器、注射器を用いた治癒、及び味方へのバフ、敵へのデバフ。サブマシンガンでの銃撃。
◎ドクター
まだ未覚醒のため、今の所は医療機器の姿しか取れない。また、ナイチンゲール、ドクター共に属性などは不明のため、彼女が使う注射器の遠隔操作などの秘密は今後の物語の展開が待たれる。
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