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第一章
1-9
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今日も商売繁盛!有難う!
パンパン!
と由希は手を叩き、太助の店の前で拝んで見せた。
小さいながらも代々宿屋を営んでいた筈なのに由希の父親の太助が「餓鬼の頃かの夢だった食いもん屋を始めたい」と思い立ったかのように宿屋を畳んで近くに『太助』を開店させた。最初は不安だったが、父親の顔の広さのお陰か、客が絶えない事はなく、それは彼が亡くなっても変わらなかった。
本来宿屋兼自宅だったそこは、当時町へ帰ってきた久賀に惜しげもなく由希の父親がタダ同然で貸したのである。一人には広すぎる家と太助の二階に住まいを構えた父娘。天と地の差で最初文句を言った由希だったが、
「どぉせお前ら一緒になんだから」
と言われ、由希はぎくりとした。
まさか、久賀との関係がバレてはいまいか。
しかし、それは杞憂のようで、バレているのは由希の久賀への恋心だった。
「今はあぁしてるけど、もう少し年取れば大人しくなる。それに所帯持てばあの男も変わるさ。案外あぁいう男が餓鬼が出来れば変わるもんだぞ」
そうだろうか?
あれから二年がたつが、一向に大人しくなる気配はない。
何度も体を重ねたが、中に出された事もなし、情事後には膣を洗われ、避妊薬も飲ませられる。
もう少しとは何歳なのだろうか?三十か?四十か五十か?
遠いと由希は思う。
その年になった頃は、自分は京を諦められているのだろうか。
最近では、拾った男の子に身の世話をさせている始末で、しかも夜中に遊び歩いているようだった。昔よりも堕落しているように見えた。昼間は控えているようだが…。あの男の最近での唯一の救いは拾った男の子が擦れてない良い子という点だろうか。
京は純粋にあの子を可愛がっているだけみたい
由希は邪心を振り払うように首を振ると、太助を拝んだ。店をというよりも、今は亡き父親に拝んだ気持ちで。
店から一歩足を動かせば、人影が自分の方へ伸びていた。その先を見ると、久賀が如何にもだるそうにこちらへ向かっていた。
「よっ」
久賀は由希に気付き、軽く手を挙げた。
遊びの帰りか…知らない女の匂いが鼻を掠めた。胸元には鬱血が見えた。
その跡をじっと見てしまっていると、気付けば久賀が目の前に立っていた。やけに近いと思っていると、手首を捕まれた。
「————何」
「終わったなら暇だろ?穴かせよ」
由希に対しては甘い言葉など一度も吐いた事がなかった。大抵率直にそういうのである。
「疲れてるのよ。眠いし」
因みにいつも否定の言葉を吐いてみせるが、腰を抱かれて唇を奪われた後に断った事は一度もなかった。
腰を抱かれているせいで久賀の硬い物が当たった。「先刻してきたでしょ」と唇が離れた時に言えば、「くそみたいな女だったから」途中で止めたのだと久賀は言う。だから「不完全燃焼」らしい。
由希は密かにほくそ笑んだ————簡単な女は居る筈もない。この男を手に入れたいと誰もが切望する。しかし久賀に少しでも執着を見せれば、否応なしに離れた。そして最終的には楽な自分の穴へ帰って来るのだ。
辞めなければとも思う。
身を滅ぼすだけで、幸せを逃しているだけだ。
それでも————幼馴染の好で好きになってくれるかもしれない。
その希望が昔から捨てられずにいた。
ぐいっと手を引っ張られ近くの路地へ引き込まれ、久賀と壁に挟まれ、着物をたくし上げられた。肉付きの太ももが露わにされ、久賀の指が這った。
「はっ、ちょ、ここでするの?」
「この時間誰も通らねぇだろ。それに何度も外でやった事あるじゃねぇか」
「ここは流石に」
「今更かよ」
部屋に上がろうと最後まで言えなかった。片足を持ち上げられそのまま一気に挿入されたのだ。
「ひぃあーーーーーーーっ!!!!」
「…声だすと聞こえるぞ」
ははッと笑われ、声を出さぬよう由希は唇を噛んだ。しかしこの男、態となのだろう、由希の両膝を抱えて持ち上げると上下に揺さぶり、自分の良い所ばかり当ててくるのだ。腹が立ってその首に噛みついて、声を我慢してやろうか、と掠めたが噛んで機嫌が悪くなり中断するのも嫌だし、由希は久賀にしがみ付くだけで我慢した。仕返しに、背中に爪を立ててやる。これだけならこの男の機嫌を損なわないのを由希は知っていた。
誰もが鎮まるこの夜の中。頼りになるのは月光のみ。運よくこの路地裏は屋根で隠れているようで月光は入って来なかった。
そこだけは、だ。
太助の裏が由希の元宿屋兼自宅————今は久賀が住んでおり、その世話係が住んでいた。そしてこの路地裏は丁度この奥————小さな庭を挟んだその先に二人が寝室として使用している部屋があった。そこは月光は当たるのである。
雪は最近では滅多に見なくなっていた悪夢で飛び起きると、隣の布団はもぬけの殻。布団を触れば冷たく、ずっと隣に居なかった事が分かった。
悪夢で魘された夜は雪からお願いしなくとも無条件で抱き締めてくれる久賀がおらず、雪は内心焦った。思わず涙が出そうになってしまうが、はッとし首を横に振った。つい悲しい顔や痛い顔をすると、久賀が死ぬほど青褪めるのである。単に心配しているだけなのだが、雪の目には困っているように見えた。自分が泣けばまた困らせるかもしれないと、雪はぐっと唇を噛んで堪えた。
…喉が渇いた
この暑さと悪夢で魘されたせいで汗がびっしょりだった。髪が汗のせいでしんなりしている。
水を注ぎに行こうと寝室を出た。月光のお陰で、動く影が雪の視界の端に映った。
「……?」
目をごしごしとこすって目を細めても路地が暗すぎて動くものがなんなのか、雪には分からない。
たまに耳に入る声は悲鳴のように聞こえた。
高い声は小さくとも耳に入りやすいのだ。
そっと庭に出て奥に行けば、その影が誰なのか判別が出来た。
久賀様と由希さん…?
えっと…。
接吻している…?
久賀の一物が由希に刺さっている所までは見えないが、由希の足を露わになり、久賀に両膝を抱えられながら上下している姿がなんなのか検討もつかない。ただ分かるのは二人がぴちゃぴちゃと唾液の音が聞こえる程の接吻を交わしているだけだった。
そっとその場を離れ、寝室に入ると後ろ手で勢いよく戸を閉めた。水を飲むのを忘れてしまったが、外に出る勇気はなかった。
痛い胸を掴むと、その場にへにゃりと座り込んだ。
あれは————見てはいけないものだった。
今の雪にはその答えが限界である。
接吻を交わしていたという事は二人は恋人同士?
雪は閨の作法は全くの素人だった。
廓に売られたが雪に目をつけたあの身請けした男が自分で色を付けたいと技を仕込むのを禁止した。その流れでそういった物から雪は距離を置いた場所に置かれていた。男女の閨の事など雪は何一つ知らないのである。
男に襲われたのも殴られる為に押し倒されたと思っているし、服を脱がされかけたのも、直に殴りやすいからだろうと思っていたし、久賀にあの夜に尋ねられた質問の意味は半分も分かっていなかった。
「最後までされたか」という質問も、何をされたのか、理解できていなかったのである。殴られたからそれが最後までなのだろう、と頷いた。
雪がわかる範囲は口付までで、其の後は何も知らない。誰の知識か分からないが、接吻は知っており、夢見がちに恋人同士だけがするものだと思っている。
由希と久賀が口付だけでなく服を開けて絡んでいるのも何が何だか分からない。
考えすぎて、胸の奥の痛みにも雪は気付かなかった。
雪の容量を遥かに超えてしまい、三日三晩寝込んだのだった。
パンパン!
と由希は手を叩き、太助の店の前で拝んで見せた。
小さいながらも代々宿屋を営んでいた筈なのに由希の父親の太助が「餓鬼の頃かの夢だった食いもん屋を始めたい」と思い立ったかのように宿屋を畳んで近くに『太助』を開店させた。最初は不安だったが、父親の顔の広さのお陰か、客が絶えない事はなく、それは彼が亡くなっても変わらなかった。
本来宿屋兼自宅だったそこは、当時町へ帰ってきた久賀に惜しげもなく由希の父親がタダ同然で貸したのである。一人には広すぎる家と太助の二階に住まいを構えた父娘。天と地の差で最初文句を言った由希だったが、
「どぉせお前ら一緒になんだから」
と言われ、由希はぎくりとした。
まさか、久賀との関係がバレてはいまいか。
しかし、それは杞憂のようで、バレているのは由希の久賀への恋心だった。
「今はあぁしてるけど、もう少し年取れば大人しくなる。それに所帯持てばあの男も変わるさ。案外あぁいう男が餓鬼が出来れば変わるもんだぞ」
そうだろうか?
あれから二年がたつが、一向に大人しくなる気配はない。
何度も体を重ねたが、中に出された事もなし、情事後には膣を洗われ、避妊薬も飲ませられる。
もう少しとは何歳なのだろうか?三十か?四十か五十か?
遠いと由希は思う。
その年になった頃は、自分は京を諦められているのだろうか。
最近では、拾った男の子に身の世話をさせている始末で、しかも夜中に遊び歩いているようだった。昔よりも堕落しているように見えた。昼間は控えているようだが…。あの男の最近での唯一の救いは拾った男の子が擦れてない良い子という点だろうか。
京は純粋にあの子を可愛がっているだけみたい
由希は邪心を振り払うように首を振ると、太助を拝んだ。店をというよりも、今は亡き父親に拝んだ気持ちで。
店から一歩足を動かせば、人影が自分の方へ伸びていた。その先を見ると、久賀が如何にもだるそうにこちらへ向かっていた。
「よっ」
久賀は由希に気付き、軽く手を挙げた。
遊びの帰りか…知らない女の匂いが鼻を掠めた。胸元には鬱血が見えた。
その跡をじっと見てしまっていると、気付けば久賀が目の前に立っていた。やけに近いと思っていると、手首を捕まれた。
「————何」
「終わったなら暇だろ?穴かせよ」
由希に対しては甘い言葉など一度も吐いた事がなかった。大抵率直にそういうのである。
「疲れてるのよ。眠いし」
因みにいつも否定の言葉を吐いてみせるが、腰を抱かれて唇を奪われた後に断った事は一度もなかった。
腰を抱かれているせいで久賀の硬い物が当たった。「先刻してきたでしょ」と唇が離れた時に言えば、「くそみたいな女だったから」途中で止めたのだと久賀は言う。だから「不完全燃焼」らしい。
由希は密かにほくそ笑んだ————簡単な女は居る筈もない。この男を手に入れたいと誰もが切望する。しかし久賀に少しでも執着を見せれば、否応なしに離れた。そして最終的には楽な自分の穴へ帰って来るのだ。
辞めなければとも思う。
身を滅ぼすだけで、幸せを逃しているだけだ。
それでも————幼馴染の好で好きになってくれるかもしれない。
その希望が昔から捨てられずにいた。
ぐいっと手を引っ張られ近くの路地へ引き込まれ、久賀と壁に挟まれ、着物をたくし上げられた。肉付きの太ももが露わにされ、久賀の指が這った。
「はっ、ちょ、ここでするの?」
「この時間誰も通らねぇだろ。それに何度も外でやった事あるじゃねぇか」
「ここは流石に」
「今更かよ」
部屋に上がろうと最後まで言えなかった。片足を持ち上げられそのまま一気に挿入されたのだ。
「ひぃあーーーーーーーっ!!!!」
「…声だすと聞こえるぞ」
ははッと笑われ、声を出さぬよう由希は唇を噛んだ。しかしこの男、態となのだろう、由希の両膝を抱えて持ち上げると上下に揺さぶり、自分の良い所ばかり当ててくるのだ。腹が立ってその首に噛みついて、声を我慢してやろうか、と掠めたが噛んで機嫌が悪くなり中断するのも嫌だし、由希は久賀にしがみ付くだけで我慢した。仕返しに、背中に爪を立ててやる。これだけならこの男の機嫌を損なわないのを由希は知っていた。
誰もが鎮まるこの夜の中。頼りになるのは月光のみ。運よくこの路地裏は屋根で隠れているようで月光は入って来なかった。
そこだけは、だ。
太助の裏が由希の元宿屋兼自宅————今は久賀が住んでおり、その世話係が住んでいた。そしてこの路地裏は丁度この奥————小さな庭を挟んだその先に二人が寝室として使用している部屋があった。そこは月光は当たるのである。
雪は最近では滅多に見なくなっていた悪夢で飛び起きると、隣の布団はもぬけの殻。布団を触れば冷たく、ずっと隣に居なかった事が分かった。
悪夢で魘された夜は雪からお願いしなくとも無条件で抱き締めてくれる久賀がおらず、雪は内心焦った。思わず涙が出そうになってしまうが、はッとし首を横に振った。つい悲しい顔や痛い顔をすると、久賀が死ぬほど青褪めるのである。単に心配しているだけなのだが、雪の目には困っているように見えた。自分が泣けばまた困らせるかもしれないと、雪はぐっと唇を噛んで堪えた。
…喉が渇いた
この暑さと悪夢で魘されたせいで汗がびっしょりだった。髪が汗のせいでしんなりしている。
水を注ぎに行こうと寝室を出た。月光のお陰で、動く影が雪の視界の端に映った。
「……?」
目をごしごしとこすって目を細めても路地が暗すぎて動くものがなんなのか、雪には分からない。
たまに耳に入る声は悲鳴のように聞こえた。
高い声は小さくとも耳に入りやすいのだ。
そっと庭に出て奥に行けば、その影が誰なのか判別が出来た。
久賀様と由希さん…?
えっと…。
接吻している…?
久賀の一物が由希に刺さっている所までは見えないが、由希の足を露わになり、久賀に両膝を抱えられながら上下している姿がなんなのか検討もつかない。ただ分かるのは二人がぴちゃぴちゃと唾液の音が聞こえる程の接吻を交わしているだけだった。
そっとその場を離れ、寝室に入ると後ろ手で勢いよく戸を閉めた。水を飲むのを忘れてしまったが、外に出る勇気はなかった。
痛い胸を掴むと、その場にへにゃりと座り込んだ。
あれは————見てはいけないものだった。
今の雪にはその答えが限界である。
接吻を交わしていたという事は二人は恋人同士?
雪は閨の作法は全くの素人だった。
廓に売られたが雪に目をつけたあの身請けした男が自分で色を付けたいと技を仕込むのを禁止した。その流れでそういった物から雪は距離を置いた場所に置かれていた。男女の閨の事など雪は何一つ知らないのである。
男に襲われたのも殴られる為に押し倒されたと思っているし、服を脱がされかけたのも、直に殴りやすいからだろうと思っていたし、久賀にあの夜に尋ねられた質問の意味は半分も分かっていなかった。
「最後までされたか」という質問も、何をされたのか、理解できていなかったのである。殴られたからそれが最後までなのだろう、と頷いた。
雪がわかる範囲は口付までで、其の後は何も知らない。誰の知識か分からないが、接吻は知っており、夢見がちに恋人同士だけがするものだと思っている。
由希と久賀が口付だけでなく服を開けて絡んでいるのも何が何だか分からない。
考えすぎて、胸の奥の痛みにも雪は気付かなかった。
雪の容量を遥かに超えてしまい、三日三晩寝込んだのだった。
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