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四人の日常(夜)
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オレの立ち位置が変わったことで色々と試行錯誤したが、そのうちに何となくパターンが出来てきた。
大前提として佳暁様に感じてもらうことが第一なので、三人が佳暁様に奉仕することには変わりはないのだが、その手段の一つとしてオレが感じているところ佳暁様に見てもらうことが加わったという感じだ。
一番多いのは拡張後はじめての時のように、オレが聡に抱かれ、佳暁様が護に抱かれている状態でお互いが向かい合うパターンだ。
聡の告白に答えないままで、こんなふうに聡に抱かれ続けるのは正直心苦しいのだが、聡は本当にセックスがうまくて、どうしても聡に抱かれている時が一番感じてしまうので、オレが感じているところを見たいという佳暁様はこのパターンを好まれる。
聡がオレの気持ちは別として佳暁様にオレが感じているところを見てもらうために協力すると言ってくれていることもあって、とりあえず今は聡に甘えさせてもらっている形だ。
聡が佳暁様を抱く時は、代わりに護がオレのことを感じさせてくれる。
以前護はオレのことを抱けると思うと言ってはいたが、実際にはオレに挿入まですることはなく、触るだけに留まっている。
たぶん護も必要があればオレを抱けるのだろうけど、佳暁様にそこまで要求されることがないのでしていないという感じだ。
オレの相手が護の時や、護と聡の二人ともが佳暁様にかかりきりになっている時は、オレの後ろには大人のおもちゃを入れることが多い。
拡張の時に使っていたアナルプラグや細めのディルドだけでなく、佳暁様が新しく買ってくれた太いディルドやバイブ、それに乳首や前にローターを使うこともある。
佳暁様はオレたち三人とセックスするようになってから道具を使うことはなかったが、以前の相手から使われていたことがあったようで道具には詳しく、佳暁様が選んでくれた道具を使うとかなり感じてしまう。
拡張している間、ずっと後ろにアナルプラグを入れていたせいか、道具を使うこと自体にはあまり抵抗はないし、それで佳暁様に喜んでもらえているのだからいいのだが、それでもやっぱり一人で悶えている姿を佳暁様と他の二人に見られるのはまだちょっと恥ずかしい。
道具を入れたまま、佳暁様に手や口で奉仕することもある。
以前は佳暁様に感じてもらうために、ただただ懸命に奉仕していたけど、今は自分の中に入っている道具のせいで、どうしても奉仕に集中しきれなくて口がおろそかになってしまいがちだ。
それでも佳暁様はそういうのも可愛くていいとおっしゃってくれるので、感じながらも何とか出来る限りがんばることにしている。
時々は、佳暁様がオレを抱いてくれる。
佳暁様はあまり抱いてあげられなくてごめんね、とおっしゃってくれたが、オレ自身は佳暁様が普段はその代わりにオレが感じている姿を見て興奮してくれているのが分かるので、実際に抱かれる回数は少なくても全く不満はない。
むしろ逆に佳暁様が無理してオレを抱くようなことがあってはいけないと心配していたのだが、たまにオレを抱くと言い出す時の佳暁様からは、オレを抱きたいという気持ちが自然に出てきているように感じられたので、ほっとした。
佳暁様がオレを抱くのと同じくらいの頻度で、オレが佳暁様を抱くこともある。
抱かれる喜びを知った時は、もう二度と佳暁様を抱けなくなるかと思ったのだが、佳暁様に求められると自然に佳暁様を抱きたいという欲求が湧き上がってきた。
それでもやはり、これまで佳暁様を抱いてきたのとは、感じ方が違うと思う。
抱かれる喜びを知らなかった時は、佳暁様に喜んでもらうのに必死だったし、佳暁様の中の心地よさに夢中にもなっていた。
今もやはり必死で夢中ではあるのだか、自分が中で感じることを知ったせいもあって、佳暁様が中で感じているのと同じ快感を自分も感じているような不思議な感覚を感じる。
もしかしたら佳暁様がオレを抱く時もこういうふうに感じているのかなと思うと、なんとなく嬉しい。
大前提として佳暁様に感じてもらうことが第一なので、三人が佳暁様に奉仕することには変わりはないのだが、その手段の一つとしてオレが感じているところ佳暁様に見てもらうことが加わったという感じだ。
一番多いのは拡張後はじめての時のように、オレが聡に抱かれ、佳暁様が護に抱かれている状態でお互いが向かい合うパターンだ。
聡の告白に答えないままで、こんなふうに聡に抱かれ続けるのは正直心苦しいのだが、聡は本当にセックスがうまくて、どうしても聡に抱かれている時が一番感じてしまうので、オレが感じているところを見たいという佳暁様はこのパターンを好まれる。
聡がオレの気持ちは別として佳暁様にオレが感じているところを見てもらうために協力すると言ってくれていることもあって、とりあえず今は聡に甘えさせてもらっている形だ。
聡が佳暁様を抱く時は、代わりに護がオレのことを感じさせてくれる。
以前護はオレのことを抱けると思うと言ってはいたが、実際にはオレに挿入まですることはなく、触るだけに留まっている。
たぶん護も必要があればオレを抱けるのだろうけど、佳暁様にそこまで要求されることがないのでしていないという感じだ。
オレの相手が護の時や、護と聡の二人ともが佳暁様にかかりきりになっている時は、オレの後ろには大人のおもちゃを入れることが多い。
拡張の時に使っていたアナルプラグや細めのディルドだけでなく、佳暁様が新しく買ってくれた太いディルドやバイブ、それに乳首や前にローターを使うこともある。
佳暁様はオレたち三人とセックスするようになってから道具を使うことはなかったが、以前の相手から使われていたことがあったようで道具には詳しく、佳暁様が選んでくれた道具を使うとかなり感じてしまう。
拡張している間、ずっと後ろにアナルプラグを入れていたせいか、道具を使うこと自体にはあまり抵抗はないし、それで佳暁様に喜んでもらえているのだからいいのだが、それでもやっぱり一人で悶えている姿を佳暁様と他の二人に見られるのはまだちょっと恥ずかしい。
道具を入れたまま、佳暁様に手や口で奉仕することもある。
以前は佳暁様に感じてもらうために、ただただ懸命に奉仕していたけど、今は自分の中に入っている道具のせいで、どうしても奉仕に集中しきれなくて口がおろそかになってしまいがちだ。
それでも佳暁様はそういうのも可愛くていいとおっしゃってくれるので、感じながらも何とか出来る限りがんばることにしている。
時々は、佳暁様がオレを抱いてくれる。
佳暁様はあまり抱いてあげられなくてごめんね、とおっしゃってくれたが、オレ自身は佳暁様が普段はその代わりにオレが感じている姿を見て興奮してくれているのが分かるので、実際に抱かれる回数は少なくても全く不満はない。
むしろ逆に佳暁様が無理してオレを抱くようなことがあってはいけないと心配していたのだが、たまにオレを抱くと言い出す時の佳暁様からは、オレを抱きたいという気持ちが自然に出てきているように感じられたので、ほっとした。
佳暁様がオレを抱くのと同じくらいの頻度で、オレが佳暁様を抱くこともある。
抱かれる喜びを知った時は、もう二度と佳暁様を抱けなくなるかと思ったのだが、佳暁様に求められると自然に佳暁様を抱きたいという欲求が湧き上がってきた。
それでもやはり、これまで佳暁様を抱いてきたのとは、感じ方が違うと思う。
抱かれる喜びを知らなかった時は、佳暁様に喜んでもらうのに必死だったし、佳暁様の中の心地よさに夢中にもなっていた。
今もやはり必死で夢中ではあるのだか、自分が中で感じることを知ったせいもあって、佳暁様が中で感じているのと同じ快感を自分も感じているような不思議な感覚を感じる。
もしかしたら佳暁様がオレを抱く時もこういうふうに感じているのかなと思うと、なんとなく嬉しい。
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