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アクロバート大監獄地下2階

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「そ、そんなことできないわバサラ!私には仲間を凍らせるなんて」
「ふ、ふふ。君は、いつも、ちゃらちゃらしてい、るくせに、こんな時に、まじめに、そんなことをいう、なんて、ロコ君は、いい奴、だな。だけど、このまま、じゃ俺は、いぬじに、ごふっ!」
「はなせ!はなしなさいよ!このカス!」

 マコはバサラ先輩に対し暴れるとバサラ先輩はふんばりながら

「はや、くしろ!ロコ、君!でないと、本当に、もう」
「く、うぅ」

 ペロちゃんはバサラ先輩ごとマコを凍らせる。

「ごめん。ごめんね」
「あり、がとう。ロコ、君。マスラギ、君。ナロタ、君。アザー、と、コウロ、のこと、頼、む」

 バサラ先輩はその言葉を最後に全身氷づけになり、マコと向き合いながら氷の石像になった。

「すまない。ショウちゃん」
「いやペロちゃん。俺もバサラ先輩にマコのことを任せたからこうなったんだ。だからペロちゃんだけが背負う罪じゃないよ。バサラ先輩のためにも先に進もう」

 俺たちは凍ったバサラ先輩を後に次の階へと降りた。
 地下に降り、まっすぐ進んでいくと1人の男が囚人を横にし踏みつけながら待っていた。

「あれ?まさかマコのやつやられたのか?だっせぇな。たかだか学生風情にやられやがって。金色のかおにも泥を塗りやがったな」

 男の見た目は全身がむきむきでがたいがよく服装はタンクトップにジャージのような長ズボン、髪の毛は青い髪のショートヘアーの男だった。

「お前は何ものだ?」

 俺は男に聞くと男は

「俺は5だい半グレ金色所属のカーメル・バリャンだ」

 カーメルと名乗った男は背中に装備していた斧を持ち

「まっぷたつにしてやるから死にたいやつからかかってこい」

 カーメルは俺たちに斧をかまえるとペロちゃんがカーメルの前に異能で氷を放つ。

「今度は無駄なことはしないわー。一撃で凍らせてあげる」

 ペロちゃんの氷がカーメルに当たりそうになった時カーメルは斧でペロちゃんの氷を両断する。

「なっ!」
「この程度か?この異能社会。異能の強さで決まるのは確かかもしれないが俺に簡単に異能はあたるとおもうなよ」

 カーメルはペロちゃんの間合いにいっきにつめ、斧で腹をさこうとするがペロちゃんは

「甘いわ!この程度で私を倒せると思わないで!」

 ペロちゃんは氷の異能でカーメルの片腕を凍らせる。

「ほう。やるな。流石はマコのやつを殺したことはある。あいつは金色の中ではもっとも狂気的ではあったが強かったわけではない。やつは金色では最弱よ。ふんっ!」

 カーメルは凍らされた片腕を力ませるとペロちゃんの氷は簡単に砕けた。
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