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クライスの異能

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 紙がないとつかえないか。だが服とかも紙の代わりに代用できるなら相手の紙を代用すればよかったのでは?

「ショウ。あなた今敵の衣服で代用すればいいじゃないとかおもたでっしゃろ?私にそんなことできるわけないでしょ。そんな卑怯なこと。私は私の実力で勝ちたいんですわ。異能も含めてな」
「そうなのか。それはいい心がけだな」

 俺はクライスを褒めると背後にリノが現れ

「まだ戦いは終わってないですよ!」
「わかってるわ!紙変化・ブレード!」

 クライスに殴りかかるリノに対し、リノは紙を変化させ、ブレードをリノに向けるがリノは避けた後に

「僕の異能の恐ろしさをみせてやるよ。1人相手なら僕はなんなく勝てるところをね」

 リノはまたクライスの前から姿を消すとクライスはリノの存在に気づかずリノに殴られる。リノの異能は1人の存在を相手に対して認識させない異能。多分だがクライスに自分のこと認識させないようにしてるんだろうな。

「いった!なんですか今の!どこからわからんが殴られたんですけど!それにリノはどこに消えたん?」

 クライスは俺に聞くが俺はあえてこたえないようにする。
 クライスはリノに何度も殴られ続けてイラついてきたのか

「あーもう!誰が私を攻撃してるのか知りまへんがこうしたるわ!」

 クライスはポケットにある紙を全部?出したのか空にばら撒いた後

「紙変化・トゲ!」

 ばら撒いた紙が全てトゲに変化し俺も含めてクライスの周囲に降り注ぐ

「おい。俺もまきこむなよ」
「いやー。しゃあないやん。堪忍してやショウ。それにこれくらい避けるの簡単でっしゃろ?」

 たしかに避けるのは簡単だが、だがお前の後ろにいるリノは避けきれなくて串刺しになってるぞ

「あ、が、がが」
「あ、リノ。そんなとこにいたんでっか?全くどこに隠れていたんですか?リノが攻撃してこない間に誰か私を殴りまくってきたんでトゲばら撒いたんですけど」
「あ、が、が、が」

 リノの口にトゲが刺さっていてリノはまともに喋れない。かわいそうに。ご愁傷様。
 リノは数分後に気絶して戦闘空間から離脱し、俺とクライスだけが戦闘空間に残る。

「正直いいますと私の異能お披露目みたいになりましたな」
「そう、だな。仕方ないだろ。クライスの異能は紙があればものならなんでもつくれんだろ?」
「まぁそうですな。でもキリサキさん相手だと私相性悪いですわ。なんせ紙はたやすくきれまっからな」
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