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コウテー・コテルド

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「そんなことないだろ。な、ギュウ。ギュウ?」

 ギュウに俺は言うとギュウは講堂訓練所に移っているモニターを見て驚いていた。モルクとマルも同様に。ん?なんで驚いてるんだ?そんな凄いことが?
 俺は講堂訓練所のモニターを見ると2チームの戦い、どちらがイカゼルでどちらがコウテーとやらかは知らないが片方のチームが一方的にじゅうりん?かはわからないが圧倒的だった。ん?なんで驚いてるんだ?こんなん俺の時だって

「ショウ。おかしいと思わないか?今戦ってるチームで完全におされているのはイカゼルチームなんだけどもう負けも同様なのにイカゼルチームの奴らが転移されてこない。おかしくないか?」

 ・・・言われてみれば確かに。なぜ負けが決まっているのに転移されてこないんだ?

「おい!クソ教師ども!よくこんなゴミみたいなチームを俺たちのチームと当てやがったな。後悔させてやるよ。このコウテー・コテルドをバカにしたことをな」

 コウテーと呼ばれた男。口はギザギザの歯に両目が狂った目?と呼べばいいのかわからないがよくわからない目をしており体つきは普通でただ態度が異常にでかい男が言う。

「やめなさい!コウテー!あなたは異能を使うのを禁じてこのチームランク戦に参加されたはず!なぜ異能を使ったんですか!」

 教師の1人がコウテーに向かって叫ぶ。こちら側の声も戦闘空間に聞こえるのか?

「あ?知ったことじゃねぇよ!てめぇみてえな三下の教師がそもそも俺に命令してることこそ間違いなんだよ。このクソババア!俺の異能、コウテイは最強なんだぞ。なんで格下教師の命令なんぞ聞かなきゃいけねえ。わかったかさんした!てめぇのような教師が俺に命令を一次的にできたことでもありがたく思え!」

 コウテーは教師に向かって叫ぶ。こちらとの会話はできているらしいな。緊急の処置か?

「ふぉっふぉっ。先生。わしをあの戦闘空間に転移させてはくれんかのう」

 学園長が教師に近づいて自慢のあごひげを撫でながら言う。

「が、学園長!?だめです!コウテーの異能はAランク異能。やつが命令すれば意思のないものであろうとも彼の命令を聞くんですよ!おそらくコウテーは戦闘空間に離脱の概念を無くさせています。ですからイカゼルチームが離脱できなくなっているのです!」
「ふおっふおっ。安心せい。コテルドはちゃんと連れてくるからのう。はよう送らんか。来賓の皆さまに無様な生徒をいつまでも見せるわけにはいかんからのう」

 教師は「わかりました」と渋々返事をした後に学園長をコウテーの戦う戦闘空間に転移させた。
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