最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜

ジーノルド

「秘密？この俺っちに秘密を隠してるだなんていけない学園長だな。俺っちのロックなシャウトでそんなことが2度とできないようにしてやろうか？」

　ジーノルドが意味のわからんようなかまい方を学園長にすると学園長は軽く笑いながら

「ほっほっほ。血気盛んでよろしい。若いもんはそうでないとのう。よいよい。今から話すから少し下がりなさい」

　学園長はジーノルドに言った後にアデンは

「学園長。アデンの貴重な時間をとったんだからそれだけみのりのある話なんだろうね？学園の女性のリストとかこのアデンに見合う女性とかさ」
「・・・」

　学園長はアデンの言葉に黙る。確かにあんなこと言われたら黙るだろうな。かえしとかに困ってな。

「君に見合う女性、のう。わしは君がどれだけ優秀かわからんから君に見合う生徒とかそれはわからんのう」
「このアデンに見合う女性なら弱くても構わんのだぞ学園長。どれだけ異能が弱かろうがこのアデンが守ってやるのだからな」

　アデンはキメ顔で言うがお前は対してそこまで強くないだろ。

「は！よく言うぜ。昨日あれだけアザ先にボコボコにやられていたくせによ」

　ジーノルドがアデンに言うがそれはお前も人のことは言われないくらいにボロボロにやられていたろ？

「それは貴様とて同じだろクソ虫。ちびっ子にボコボコにされていたろうが」
「おいアデン。アザ先に負けた俺っち達はちびっ子と呼ぶのは禁止されたろうが。いつまでちびっ子って呼んでいるんだこの勘違い野郎」

　へー。ジーノルドのやつアザー先輩のかたをよく持つな。もしかして

「ジーノルド。もしかしてアザー先輩に惚れたのか？」

　俺はアデンとジーノルドの会話に入って聞くとジーノルドは

「ふ。安直なやつだ。なぜ俺っちがアザ先を好きになる理由がある。全く」

　ジーノルドは俺に言うがその割には足からすごい汗がたれている。隠すのが下手くそか。

「その割には足からめっちゃ汗が垂れているが？」
「き、気のせいだ。多分この部屋が暑いせいだろ」

　ジーノルドが見苦しくいいわけする。ふん。意外と可愛いとこがあるじゃないか。男に可愛いは失礼だとは思うがな。

「うおっほん。若いもの同士青春するのはかまわんがはなしをもどしてもよいかの。今は色恋沙汰の話をするために集まってもらったんではないからのう」

　学園長は俺たちに言う。そうだった。すっかり学園長の話だと忘れていたぜ。