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コムチーム

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「それでどう戦うよ。僕は自慢じゃないけど腕っ節にはあまり自信はないよ」

 ならなぜ自分から名乗り出たと言いたいところだが俺もギュウを指名しようと思っていたからな。なんとも言えない。

「わ、私も、あまり、腕の、方にはじ、自信が。た、ただおふたりに言うことは」
「言うことは?なんだいアン」

 ギュウがアンさんに聞くとアンさん真剣な顔で

「私が、も、もしも、暴走、したら、逃げてください。へ、下手すればし、死者が出ますから」
「え、アンさんそんな異能強かったん?し、知らなんだ。なら僕は大人しくしていよう。だから頼んだぜ。ショウ」

 ま、話し合いする以前に大体こうなることは予想していたがまぁいいか。それにコムの態度がわるいのは確かに学級委員長としても見逃せないしな。今回痛めつけつやれば流石に応えるだろ。

「それじゃ俺が攻めて、アンさんは援護、ギュウは的にならないように逃げる、かな?」

 俺が2人に言うと2人は納得し、講堂訓練所のアリサ先輩に指定された場所に向かうと既にコムが待機していた。

「あ、遅かったじゃんザコチーム」
「あ、早いじゃんカスチーム」

 俺はいいかえすとコムは「あ?」とかえす。おー。こわい怖い。それでコムのチームは

「やぁ。ショウ君。君に挑める日がくるなんてね」

 誰だっけこいつ?なんかキザで目立ちたがりっぽいやつだな。うまくできてないけど。そんな奴どっかで見たような。

「ショウ。あいつはリノ・トロンドだよ。委員会きめの時最初に学級委員に立候補したやつだよ」

 そういえばいたっけか?

「僕のチームのモルクとマルをナンパしていた勘違いなイケメンがいたろ?」
「それはいたのは覚えてる。たしかアデンだったよな?」
「そうだよ。そのアデンの自重してるばんだと思えばいいよ」

 あんな奴と比べらるなんてリノも可哀想な奴だ。

「おいカス。もう1人は?」

 俺はコムを指差してに聞くとコムは

「誰がカスよ。もう1人ならもうそっちにいるじゃん。そこでアンに筋肉見せてるでしょ。まじきもいんだけど」

 俺がふりかえってアンさんの方をみると筋肉を見せびらかす変人がいた。

「どうだいアン君。このアノーの筋肉美。特に上半身が自信があるんだ。この腹筋、バッキバキだろ」

 アノーって言う変人がアンに筋肉美を見せまくってる。まじきもーい。

「まぁこんな奴らだけどー。やっぱおまえとやんならぁー。あん時の奴らでいいと思ってさー」

 あの時とはクラス委員きめのやつか。ある意味因縁だな。
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