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講堂訓練所にて

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「話がそれましたね。私はこれで教室に戻りますのであなたは講堂訓練所にお入りください」

 アカネ先輩は講堂訓練所から去ろうとする前に俺は

「アカネ先輩は中に入らなくていいんですか?」
「私ですか。私は結果のわかる試合を見るほど。今日のチームランク戦は生徒会長のチームとバサラのチーム。みるにたえません」

 アカネ先輩はそれだけ言うと俺の前から立ち去り、俺はアカネ先輩が去っていった後に講堂訓練所に入る。
 講堂訓練所に入ると3年生のまだ戦いは続いていた。チームランク戦はモニターで戦っているのが見えて今は色黒の筋肉男と生徒会長のアリサ先輩が戦っている。
 流石は3年生。色黒の筋肉男は攻撃のスピードが速くしかも腕が左右から一本ずつ生えて4本の腕で攻撃し、アリサ先輩はサーベルのような剣で全て攻撃をいなしている。色黒の筋肉男は4本の腕に金属?のメリケンサックを装備しておりアリサ先輩のサーベルに何度も攻撃を当てている。

「あ、ショウ!こっちこっち!」

 俺が講堂訓練所の入り口で3年生のチームランク戦を見ていると門の入り口より少し離れたあたりで1年A組が座って観戦しており、ギュウがたまたま見つけてくれたのか俺に声をかけてくる。よく気づいたな俺だと。

「いやぁやっときたのかショウ。何悪いことしたのか知らないけどもう学園長に呼ばれるような悪いことしちゃいけねぇぞ」

 俺悪いことしてる前提なのかよ。親友に対したいたそんなこと思うのひどくないか?ギュウ。

「というか俺だとよくわかったなギュウ」
「いやぁたまたまトイレに行ったらショウの姿が見えてさ。一回先生に呼びに行っていいか許可もらいに行ってたんだよ」

 それなら気づくか。トイレは入り口の近くにあるしな。

「それで今どんな感じなんだ?」
「んー。さっきチームランク戦が再開したからさ。なんかさっきまでは講堂訓練所の前に侵入者が来たらしくてその対応が終わるまで待機って言われてたんだよ」

 アカネ先輩が言ってたやつか。しかしランク戦中断に追い込まれるってことは俺たちがクルガたちを相手にしてた時間は無駄だったんじゃないのか?それとも学園長なりに考えてわざと通したのか?よめないな学園長の考えは。

「それでさっき再開されて後はあの色黒の筋肉男、バサラ先輩とサーベルで応戦してるアリサ先輩だけ残ってるんだ。実質今はあの2人のタイマンだよ」

 ギュウはモニターを指差すと2人はごりっごりのタイマンではりあっていた。
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