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ペロちゃんの謎の行動

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「お、お前が講師?」
「そうだぁ。講師なんて面倒だからよぉううけたくはなかったが社長が金にいろつけてくれたからよぉ。うけてやることにしたんだ」

 アワロが講師か。こいつは何を教えられるんだろ。あんな登場の仕方してクラスの奴等にあれだけどくはいてさ。

「1年のなかでよぉ。俺の評価は低いのはわかるぜぇ。講師以外にも別に仕事があるからよぉ。ショウは今は暇か?」
「ああ。暇だけどどうした?」
「1年生の訓練所に行こうじゃないか。大丈夫。学園長からの許可はえているからさ」

 早速指導してくれるのか?まぁいい。どうせ暇だからいくか。
 俺はアワロに「いいだろう」と答え2人で1年生訓練所に向かう。1年の訓練所に向かっている間に学園でなぜか廊下で寝ているペロちゃんがいた。あらやだ。この先輩何してるんだろ。

「おいおい。この学園には何でこんな変わったやつがいるんだぁ。ショウ」

 いやあんたも大概だし人のこと言えないよ。とりあえずペロちゃんに話しかけるか。誰かの異能で地面に固定されたとかそんなんかもしれないから。ペロちゃんに限ってそんなことはないと思うけど。

「ぺ、ペロちゃん。何してるの?」
「あ、ショウちゃんね。地面に転がってじたばたする練習してるんだよ」

 じ、じたばたする練習?なんだそれ?理解できないんだが。

「そ、それは何のためになるの?」
「え?そんなこともわからないの?もうショウちゃんのおバカさん」

 いや誰でもじたばたの練習じゃ理解できないと思うんだが。

「じたばたの練習はさ。駄々こねたりわがまま言ったときのために使うんだよ!難しいんだよ!今いかにうまくじたばたするかを極めて」

 うまくも何もじたばたするのに練習もクソもないと思うんだが

「ペロちゃんは暇なんですか?」
「ふ。私が暇に見える?私は忙しいよ!じたばたの練習で!」

 暇なんだなこの人は。絶対暇なんだ。
 俺がペロちゃんと話しかけているとアワロがペロちゃん前に座って

「お前。かなりできるなぁ。名前なんて言うんだ?」
「え?ナンパですか?残念ですが私あなたみたいなちゃんと服をきてない人はあまり好みじゃありません」

 告ってもないのにフラれた感じになってるな。アワロのやつ。

「俺ぁナンパなんかしねぇよ。汚い格好にも自覚はあるしよぉ。俺はこの格好の方がいいんだ。それより名前は?」

 アワロはひきっつた笑顔でペロちゃんに聞いていた。
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