56 / 321
狂愛
しおりを挟む
「き、今日は本当にすいません、でした」
俺が戦闘空間から離脱した後もペコペコ謝るアンさんに対し俺は
「大丈夫だから。俺はもう寮に帰るけどアンさんはどうする?」
「わ、私はまだ残ります。で、ですからショウくんは、お、お気をつけてお帰りください」
残るのか。1人で訓練するとは感心感心。でもそしたら今までの訓練時間はなんだったんだ?ま、まぁいいや。疲れたし戻るか。
俺が1年生訓練所から出て行くのをアンさんは手を振って見送ってくれた。
「はぁー。私、ま、またやっちゃった」
私、アン・ガンチスの異能は狂愛だ。好きになってしまった人と距離が近すぎて興奮した場合とか思いが爆発するくらいになると私の身体能力がかなり向上する。逆に好きな人もおらず気になる人もいなければ私の異能は全く使えない。先生方のランク付ではCランクと判断された。
「わ、私って、ほ、本当に、ち、ちょろいよね?ふ、へへ。でも、シ、ショウくん、が、悪いんだよ?あ、あんなかっこいいことするから」
私はショウくん、ショウ・マスラギに完全に惚れてしまった。だってそうでしょ?あんな庇い方されて惚れない女子はいなくない?私のためにあそこまでしてくれるなんて。
「え、えへへ。えへへ」
想像しただけでもにやけがとまらない。私の異能、ショウくんに聞かれて濁しちゃったけど仕方ないよね?だ、だって
「私の、い、異能、言ったら、わ、私がショウくんのこと、す、好きってばれちゃうから」
こんな異能じゃなきゃ私普通に告白とかできたかな?でもこんな異能じゃないとショウくんの隣には立ってられないかもだし。ショウくんは噂によればキサキさんを倒したらしいから。つ、強くないと、私は隣に立てないよね。
「だ、だからもっと、強くならないと。そ、それに今は、と、隣で戦闘で支える、ことはできなく、ても、委員会で、支えることができるし」
思いきって、学級委員になってよかった。コ、コムにはその点だけ、か、感謝しないと。
「こ、今度こそ。昔のように、失敗し、しないためにうまくこ、行動しよう」
私は握り拳をつくってぐっとした後に1年生訓練所で相手をしてくれそうな人を探した。
「ふぁー。今日は本当に疲れたな」
俺は寮に戻って入り口のドアを開けると俺の目の前にはちょうど風呂場から出てきたモルクがバスタオル1枚を体に巻いて立っていた。
あ、こ、これやばいやつじゃ?でも不可抗力だよね?なんせ俺は部屋に入っただけだし。
「お疲れ!モルク!」
俺は親指を立ててモルクに言うとモルクが異能で作ったであろう石を顔に向けて投げられた。理不尽!
俺が戦闘空間から離脱した後もペコペコ謝るアンさんに対し俺は
「大丈夫だから。俺はもう寮に帰るけどアンさんはどうする?」
「わ、私はまだ残ります。で、ですからショウくんは、お、お気をつけてお帰りください」
残るのか。1人で訓練するとは感心感心。でもそしたら今までの訓練時間はなんだったんだ?ま、まぁいいや。疲れたし戻るか。
俺が1年生訓練所から出て行くのをアンさんは手を振って見送ってくれた。
「はぁー。私、ま、またやっちゃった」
私、アン・ガンチスの異能は狂愛だ。好きになってしまった人と距離が近すぎて興奮した場合とか思いが爆発するくらいになると私の身体能力がかなり向上する。逆に好きな人もおらず気になる人もいなければ私の異能は全く使えない。先生方のランク付ではCランクと判断された。
「わ、私って、ほ、本当に、ち、ちょろいよね?ふ、へへ。でも、シ、ショウくん、が、悪いんだよ?あ、あんなかっこいいことするから」
私はショウくん、ショウ・マスラギに完全に惚れてしまった。だってそうでしょ?あんな庇い方されて惚れない女子はいなくない?私のためにあそこまでしてくれるなんて。
「え、えへへ。えへへ」
想像しただけでもにやけがとまらない。私の異能、ショウくんに聞かれて濁しちゃったけど仕方ないよね?だ、だって
「私の、い、異能、言ったら、わ、私がショウくんのこと、す、好きってばれちゃうから」
こんな異能じゃなきゃ私普通に告白とかできたかな?でもこんな異能じゃないとショウくんの隣には立ってられないかもだし。ショウくんは噂によればキサキさんを倒したらしいから。つ、強くないと、私は隣に立てないよね。
「だ、だからもっと、強くならないと。そ、それに今は、と、隣で戦闘で支える、ことはできなく、ても、委員会で、支えることができるし」
思いきって、学級委員になってよかった。コ、コムにはその点だけ、か、感謝しないと。
「こ、今度こそ。昔のように、失敗し、しないためにうまくこ、行動しよう」
私は握り拳をつくってぐっとした後に1年生訓練所で相手をしてくれそうな人を探した。
「ふぁー。今日は本当に疲れたな」
俺は寮に戻って入り口のドアを開けると俺の目の前にはちょうど風呂場から出てきたモルクがバスタオル1枚を体に巻いて立っていた。
あ、こ、これやばいやつじゃ?でも不可抗力だよね?なんせ俺は部屋に入っただけだし。
「お疲れ!モルク!」
俺は親指を立ててモルクに言うとモルクが異能で作ったであろう石を顔に向けて投げられた。理不尽!
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる