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ヨトリの水魔法

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「じゃお姉さん。いくよー。風魔法・ウインドアーマー・タイプ腕風」

 少年ベルガルフは風魔法を腕にまとわせる。

「変わった風魔法の使い方するのね。ガキ」
「まぁーね。これで殴って相手の顔えぐればそれでいいだけの話だからねー。それじゃいくよお姉さん」

 少年ベルガルフは一気にヨトリに距離をつめる。

「は、はやい!」
「あはは!何言ってるの?風魔法使えるなら足場を風の力で飛ばすくらい造作もないんだけどー。そんくらい簡単にできるしお姉さんもしかしてバカなのかな?」

 少年ベルガルフはヨトリの腹部を狙って殴りかかるとヨトリはぎりぎりで避けたあとにアクア・ガンで近距離から少年ベルガルフの頭をうとうとする。

「死になさい!」
「へー。お姉さん僕みたいな子供マジに殺しにくるんだ。うける」
「戦いの場で仲間を仲間とも思わない子供はもはや終わっているわ。だから容赦はしない。手を抜けばこちらが殺されそうだから」
「お姉さんわかってるね。そうだよ!死ぬ気でかかってきてね!」

 少年ベルガルフはヨトリのアクア・ガンを簡単に避け、また腕にまとった風でヨトリに殴りかかり、ヨトリは攻撃を避けたが頬をかすめ右の頬に2、3箇所細かい傷がはいる。

「ちぃ!」
「あーらら。はずれちゃった。流石お姉さん。今のを避けるなんていいね!」
「女の顔に傷をつけて喜ぶガキなんて性根が悪いわね!殺す前になおしてあげるわよ!」

 ヨトリは水魔法の剣を水の矢へと変える。

「くらいなさい!アクア・レイン!」
「風よ!受け流せ!ウインド・ソーサラー!」

 水の矢と風の円盤?のようなものが衝突し、相殺しあう。

「遠距離はだめか。やはり近距離じゃないと殺せないみたいね」
「そうだよ。遠くからじゃなくて近くでやりあおうよ。お姉さん!」

 ヨトリは両手に水のムチを作り出し

「くらいなさい!水のムチよ敵を痛めつけろ!アクア・ウィップ!」
「およ。そんな芸当ができたのかい。こりゃ驚いたよ。でもね」

 ヨトリの水のムチが当たりそうな時少年ベルガルフは全て腕にまとっている風で無効化する。

「そんなもんじゃ僕はやれないよ。残念ながらね」
「そうね。これだけじゃ決定打にはならないわね。だから」

 ヨトリは水のムチを振いながら背後に水の水滴をつくりだし

「水の玉よ!敵をうがちなさい!アクア・ガンズ!」

 少年ベルガルフに向かってヨトリはアクア・ガンズを放った。
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