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テゴウ村人の処置

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 俺はあのよくわからない男が自分で自ら首を落とした後、とりあえず集落に戻りアルフレに起きたことを報告しようとするが集落に戻ると生き残ったテゴウ村の村人5人でなぜかもめあっていた。

「お前!恥ずかしくないのかよ!あんなわけでやつを盾にして逃げてきてよ!」
「うるせぇくそじじい!人間なんて自分が可愛いもんなんだ!我が身さえありゃいいんだよ!生きてる奴が正しいんだよ!」

 老けたジジイと若い金髪の柄悪そうな男でいいあい、もう3人は

「あんた恥ずかしくないのかい!自分の子供を差し出して逃げてきて!それでも親かい!」
「そうよそうよ!私だって子供がいたら自分の身を差し出して子供を逃したのに!若い子を差し出して生き残るなんて恥ずかしいよもう!」
「うるっさいばばあどもね。私はあの子は欲しくて産んだんじゃないわ。できたから産んだだけよ。だけど育てるのに予想以上に金はかかるし逃げる時に足手まといにもなるし。最後には役に立ってくれたからいいじゃない。きっとあの子も本望よ」

 やたらとこうるさい?世話好きそうに見えるおばさんと若いスタイルの整った姉さんは貧乏そうな服を着てボサボサな長い黒髪をした女の子につっかかる。
 俺は呆れながらも5人をしずめようとしたが5人の前に

「まぁまぁ皆さん落ち着いて。今は生き残ったことを喜びましょう。でないと死んだ人がうかばれません」

 アルフレが5人の前に現れて言うとガラの悪い男に突っかかっていたじいさんが

「じゃあかしい!そんなことわかっとるわい!じゃがな!こいつのしたことはゆるせん!なぁ2人とも!」

 じいさんは黒髪の長い女性に突っかかる2人に対し同意を求めると2人も頷く。

「わかりました。ではこちらでその2人には何か重い罰を与えますから。ですからこの場はどうか矛をおさめてくださいな。皆さんお疲れでしょうし他の集落の村人に案内してもらってどうかお休みください」

 アルフレが3人に言い直すと3人は見つめあって少し間が開いた後にじいさんが代表して

「・・・わかったよ。わしらは助けられた身じゃ。あなたの言うことに従うことにするわい。あなたに救われたわけでもないがのう。受け入れてくれたことには感謝じゃからのう」
「寛大な処置。ありがとうございます。ではあちらへとお願いします」

 3人はアルフレの差した方角へ歩いていくとまずアルフレはガラの悪い男に近づいた。
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