87 / 142
おじいちゃん
しおりを挟む
あの後、俺たちは冒険者カードの記入を手短に済ませ、祖父に連れられて人気のない路地裏に来た。
そして、冒険者カードには何故かテイマーではなく魔術者と書くように祖父に命令されたのた。
「おじいちゃんはなんでこんなところに? てっきり一族全体で引っ越ししたのかとともってたよ」
俺とランドロフは路地裏の石段に腰をかけ目の前に見える祖父に向かって言う。
すると、祖父は一瞬ハッとした表情になったが、すぐにいつもの優しそうな表情に戻った。
そして、その口から重い言葉を放つ。
「…………わしとキール、そして予測だがリンクしかもう一族は生きておらん」
「……………………そうなんだ」
「…………え? そこって驚く場面だよね? アレンは特に反応が大きいほうなのに」
そんな唐突な言葉に俺は特に驚くことなく答えた。
その光景にランドロフはいつものようなスカした表情ではなく、心の底から驚いたような表情を見せる。
昨日、一族が住んでいた場所に何もなかった。
それを俺は引っ越しと例え、今も祖父にそう聞いたが、それは絶対にありえない。
あの場所には絶対的な守護獣が祭られているのだ。
その守護獣の力は何度も言うが絶対的。大のリアリスト性格の現族長があの土地を手放すわけがない。
そう思った俺は守護獣の祠が祭られている族長の間があった場所を確認しておいた。
まぁ俺の最後の期待を裏切るように、祠は粉砕され跡形もなかった。
しかし、兄二人が生きていたのは少し驚いたかもしれない。
キール兄ちゃんは絶対に生きているとは信じていた。だって何でもできて、誰からの期待も裏切らない勇者のような兄だから。
だが、リンク兄は違う。自分の非は全て誰かに押し付け、弱いものは積極的に虐める。
一番最初に死ぬと思っていたのだが、ゴブくんがあそこで逃がしたことが逆に功を奏したか。
まぁ俺は、キール兄ちゃんが生きてくれただけでも嬉しい。
そして、唯一、キール兄ちゃんと一緒に俺の味方をしてくれた祖父も。
すると、祖父は俺の反応を予想していたのか、話を続けた。
「君がアレンの隣にいるということはアレンはこの混乱の主導者は知っているのかい?」
「…………なッ! お前! 何者だ!」
ランドロフはその祖父の言葉に目を見開いて驚き、一瞬で跳躍して距離をとる。
そして、長剣の鞘に手をかけて、声を荒げながら聞いた。
それはそうだろう。【偽装】の魔法を見破ったということになるのだから。
すると、祖父はランドロフをなだめるように口を開く。
「ずっとわしはアレンのことを観察しておいたからの。ほれ、戻っておいで」
「……………………うわッ!」
俺の頭上で何かがごぞごぞと動き、少しずつ肥大化しながら祖父の手のひらに飛んでいった。
それはまるでテントウムシの巨大バンのような容姿である。
「これはわしの契約虫『ブラッドダニ』。君たちのことはずっと観察させてもらっとったわい」
「…………え? もしかして俺が一族を追放された時から?」
「そうじゃ。魔王様と会合した時はこいつ越しじゃったがちびりそうになったわい」
まるで昔のことを思いだすかのように祖父は語る。
その様子を見て、殺意丸出しだったランドロフも少し落ち着きを取り戻してきた。
「あのリーシャとかいう小娘も怖かったのう。すんごい睨んできよったわい。魔王様が説明しなければこいつは死んでおっただろう」
「…………アハハ」
俺はその祖父の言葉に苦笑いする。
あのリーシャのことだ。独占欲が強いため、自分以外の輩が俺の血を吸っていたとなると激怒するだろう。
サルバディの時ですら【誘惑】の痕跡を見つけ、反省と称し、俺の血を限界まで吸ってきたのだ。
まぁ血を吸われるのは何か効果があるのか、痛いとかは全くなく逆に少し心地よい時もある。
祖父は俺の方をじろじろと見つめ、近づいてきた。
そして、
「ちょっとわかりづらいから解除させてもらうぞ。【解除】」
祖父が俺に向けて手をかざして魔法を行使する。
すると、仮初の容姿からは一転、今までのアレンの姿に元通りに。
「ランドロフさんはアレンがテイマーだとバレるのを恐れて【偽装《フェイク》】をかけてくれたんじゃろうが、大丈夫。アレンを知っている人間はそうおらん」
「…………え? テイマーってバレたらだめなの?」
俺は予想外な理由に少し驚いてしまう。
「相手は獣人。となるとテイマーに責任を押し付ける輩がいるんじゃよ。アレンがいなくなったこの二年間のことをまずは説明しようかのう。そして兄弟たちのことも…………」
祖父は少し悲しげな、しかし後悔はしていないような表情で言ったのだった。
そして、冒険者カードには何故かテイマーではなく魔術者と書くように祖父に命令されたのた。
「おじいちゃんはなんでこんなところに? てっきり一族全体で引っ越ししたのかとともってたよ」
俺とランドロフは路地裏の石段に腰をかけ目の前に見える祖父に向かって言う。
すると、祖父は一瞬ハッとした表情になったが、すぐにいつもの優しそうな表情に戻った。
そして、その口から重い言葉を放つ。
「…………わしとキール、そして予測だがリンクしかもう一族は生きておらん」
「……………………そうなんだ」
「…………え? そこって驚く場面だよね? アレンは特に反応が大きいほうなのに」
そんな唐突な言葉に俺は特に驚くことなく答えた。
その光景にランドロフはいつものようなスカした表情ではなく、心の底から驚いたような表情を見せる。
昨日、一族が住んでいた場所に何もなかった。
それを俺は引っ越しと例え、今も祖父にそう聞いたが、それは絶対にありえない。
あの場所には絶対的な守護獣が祭られているのだ。
その守護獣の力は何度も言うが絶対的。大のリアリスト性格の現族長があの土地を手放すわけがない。
そう思った俺は守護獣の祠が祭られている族長の間があった場所を確認しておいた。
まぁ俺の最後の期待を裏切るように、祠は粉砕され跡形もなかった。
しかし、兄二人が生きていたのは少し驚いたかもしれない。
キール兄ちゃんは絶対に生きているとは信じていた。だって何でもできて、誰からの期待も裏切らない勇者のような兄だから。
だが、リンク兄は違う。自分の非は全て誰かに押し付け、弱いものは積極的に虐める。
一番最初に死ぬと思っていたのだが、ゴブくんがあそこで逃がしたことが逆に功を奏したか。
まぁ俺は、キール兄ちゃんが生きてくれただけでも嬉しい。
そして、唯一、キール兄ちゃんと一緒に俺の味方をしてくれた祖父も。
すると、祖父は俺の反応を予想していたのか、話を続けた。
「君がアレンの隣にいるということはアレンはこの混乱の主導者は知っているのかい?」
「…………なッ! お前! 何者だ!」
ランドロフはその祖父の言葉に目を見開いて驚き、一瞬で跳躍して距離をとる。
そして、長剣の鞘に手をかけて、声を荒げながら聞いた。
それはそうだろう。【偽装】の魔法を見破ったということになるのだから。
すると、祖父はランドロフをなだめるように口を開く。
「ずっとわしはアレンのことを観察しておいたからの。ほれ、戻っておいで」
「……………………うわッ!」
俺の頭上で何かがごぞごぞと動き、少しずつ肥大化しながら祖父の手のひらに飛んでいった。
それはまるでテントウムシの巨大バンのような容姿である。
「これはわしの契約虫『ブラッドダニ』。君たちのことはずっと観察させてもらっとったわい」
「…………え? もしかして俺が一族を追放された時から?」
「そうじゃ。魔王様と会合した時はこいつ越しじゃったがちびりそうになったわい」
まるで昔のことを思いだすかのように祖父は語る。
その様子を見て、殺意丸出しだったランドロフも少し落ち着きを取り戻してきた。
「あのリーシャとかいう小娘も怖かったのう。すんごい睨んできよったわい。魔王様が説明しなければこいつは死んでおっただろう」
「…………アハハ」
俺はその祖父の言葉に苦笑いする。
あのリーシャのことだ。独占欲が強いため、自分以外の輩が俺の血を吸っていたとなると激怒するだろう。
サルバディの時ですら【誘惑】の痕跡を見つけ、反省と称し、俺の血を限界まで吸ってきたのだ。
まぁ血を吸われるのは何か効果があるのか、痛いとかは全くなく逆に少し心地よい時もある。
祖父は俺の方をじろじろと見つめ、近づいてきた。
そして、
「ちょっとわかりづらいから解除させてもらうぞ。【解除】」
祖父が俺に向けて手をかざして魔法を行使する。
すると、仮初の容姿からは一転、今までのアレンの姿に元通りに。
「ランドロフさんはアレンがテイマーだとバレるのを恐れて【偽装《フェイク》】をかけてくれたんじゃろうが、大丈夫。アレンを知っている人間はそうおらん」
「…………え? テイマーってバレたらだめなの?」
俺は予想外な理由に少し驚いてしまう。
「相手は獣人。となるとテイマーに責任を押し付ける輩がいるんじゃよ。アレンがいなくなったこの二年間のことをまずは説明しようかのう。そして兄弟たちのことも…………」
祖父は少し悲しげな、しかし後悔はしていないような表情で言ったのだった。
0
お気に入りに追加
2,350
あなたにおすすめの小説
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
ブリードスキル いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……
石のやっさん
ファンタジー
虐められ自殺までした僕が異世界転移......もう知らない。
主人公である竜崎聖夜はクラスで酷いイジメにあっていた。
その執拗なイジメに耐えかねて屋上から飛び降り自殺をした瞬間。
聖夜のクラスが光輝き女神イシュタスの元に召喚されてしまう。
話しを聞くと他の皆は既に異世界ルミナスに転移ずみ。
聖夜は自殺し、死んでいたので蘇生したぶん後になったのだと言う。
聖夜は異世界ルミナスに行きたくなかったが、転移魔法はクラス全員に掛かっているため、拒否できない。
しかも、自分のジョブやスキルは、クラスの情報でイシュタスが勝手に決めていた。
そのステータスに絶望したが……実は。
おもいつきで書き始めたので更新はゆっくりになるかも知れません。
いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……
からタイトルを『ブリードスキル いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……』に変更しました。
カクヨムコン9に出品予定でしたが、期間内に10万文字まで書けそうも無いのでカクヨムコン出品取り消しました。
勇者のハーレムパーティを追放された男が『実は別にヒロインが居るから気にしないで生活する』ような物語(仮)
石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが
別に気にも留めていなかった。
元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、彼には時期的にやりたい事があったからだ。
リヒトのやりたかった事、それは、元勇者のレイラが奴隷オークションに出されると聞き、それに参加する事だった。
この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。
勿論ヒロインもチートはありません。
そんな二人がどうやって生きていくか…それがテーマです。
他のライトノベルや漫画じゃ主人公になれない筈の二人が主人公、そんな物語です。
最近、感想欄から『人間臭さ』について書いて下さった方がいました。
確かに自分の原点はそこの様な気がしますので書き始めました。
タイトルが実はしっくりこないので、途中で代えるかも知れません。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
『異世界は貧乳が正義でした』~だから幼馴染の勇者に追放されても問題がない~ざまぁ? しませんよ!マジで!
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のリヒトは、とうとう勇者でありパーティリーダーのガイアにクビを宣告されてしまう。幼馴染も全員ガイアの物で、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人去ったのだった。
実は彼は転生者で幼馴染には全く興味が無かったからだ。
そして彼は…此処からは読んでからのお楽しみです。
『美醜逆転』『男女比』で異世界系のリクエストを貰ったので書き始めてみました。
ただ、それだと面白味が無いので少し捻ってみました。
実験を兼ねた思いつきなので中編になるか長編になるか未定。
1話はいつもの使いまわしです。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
外れスキル『レベル分配』が覚醒したら無限にレベルが上がるようになったんだが。〜俺を追放してからレベルが上がらなくなったって?知らん〜
純真
ファンタジー
「普通にレベル上げした方が早いじゃない。なんの意味があるのよ」
E級冒険者ヒスイのスキルは、パーティ間でレベルを移動させる『レベル分配』だ。
毎日必死に最弱モンスター【スライム】を倒し続け、自分のレベルをパーティメンバーに分け与えていた。
そんなある日、ヒスイはパーティメンバーに「役立たず」「足でまとい」と罵られ、パーティを追放されてしまう。
しかし、その晩にスキルが覚醒。新たに手に入れたそのスキルは、『元パーティメンバーのレベルが一生上がらなくなる』かわりに『ヒスイは息をするだけでレベルが上がり続ける』というものだった。
そのレベルを新しいパーティメンバーに分け与え、最強のパーティを作ることにしたヒスイ。
『剣聖』や『白夜』と呼ばれるS級冒険者と共に、ヒスイの名は世界中に轟いていく――。
「戯言を。貴様らがいくら成長したところで、私に! ましてや! 魔王様に届くはずがない! 生まれながらの劣等種! それが貴様ら人間だ!」
「――本当にそうか、確かめてやるよ。この俺出来たてホヤホヤの成長をもってな」
これは、『弱き者』が『強き者』になる――ついでに、可愛い女の子と旅をする物語。
※この作品は『小説家になろう』様、『カクヨム』様にも掲載しております。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる