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Dクラスの逆襲
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『二試合目は旗取りです。各チームは魔法陣の上に移動してください』
そんな機械音のアナウンスが待合室に鳴り響く。
「じゃあ皆さん頑張ってきてください」
「「「「はい!」」」」
まるで軍隊のように一心同体のクラスとなった俺たちはゴブくんに敬礼をして魔法陣の上に乗る。
そして、そのゴブくんは笑顔で俺たちを見ていた。
うん。それが一番怖いんだよ。
一度は誰もが見たことはあるのではなかろうか。怒った顔より笑顔の方が怖い先生を。
そして、魔法陣が光始め、俺たちの視界から色が失われ、景色が真っ黒に染まった。
「……………………ん。ここは」
目が見えるようになり視界が取り戻されていく。
するとそこには巨大な森林、いや、樹海のようなものが広がっていた。
「うわぁ。めんどくさいな。このステージ」
グレーが辺りを見回しながらそう口にする。
旗の場所はどこにあるのか分からない。
木の上にあるのか。それとも土の中にあるのか。
まぁ簡単に見つかるところにはそう置いていないだろう。
「……………………ッ! 何か来るよ!」
急にサテラが何か感じたのか警戒しろと告げる。
すると、後ろの方から何か地ならしのような音が聞こえ始めた。
「早速攻撃にくるの? 馬鹿なの?」
普通なら俺たちから逃げきって旗を探せばいい。
しかし、Dクラスの生徒はどうやら全員で俺たちの方へと詰めてきたようだ。
全ての作戦もそのせいで水の泡になる。
コツンッコツンッ!
なので今まで一生懸命考えてくれていたミーナは頬を膨らませて地面に八つ当たりしている。
うん。可愛らしいようでなによりだ。
グレーが怒った場合、地面が割れるだろう。
「一度、開けた場所に移動するぞ!」
グレーの提案に俺たちは頷き、樹海の中を走りだした。
その後ろをドドドッ! と音をたてながら巨大な足音が続く。
そして、何分か走り続けると、樹海の中に一つの大きな広間のような場所があった。
俺たちはそこでDクラスの生徒が来るのを構える。
すると、
「「「…………はぁ。はぁ。はぁ。」」」
息を荒げ、肩で何度も呼吸しているDクラスの生徒が四十人ほど現れた。
大丈夫か? もう体力がなくなっているように思えるのだが。
その四十人の筋肉は全く垣間見えず、ひょろがりばかりだった。
もしかしたらグレーだけでも倒せるのではなかろうか。
「お前ら! よくもDクラスのメンツを汚しやがったな!」
リーダー格の生徒、白翼族が四十人の目の前に出てきてそう言った。
先ほどサテラと戦った黒翼族の白色になった感じだろうか。
今回は空を飛んでおらず、地に足をつけて口を開いた。
「お前らは今ここでボコボコに殺してやる!」
「いや、四十対四人でボコボコにしてもそれで満足なのか?」
素直な疑問だったのだろう。
されないけどと思いながらもグレーは本当に不思議そうな表情で言った。
しかし、それはDクラスにとってはただの煽りにしか考えられない。
当然、Dクラスの生徒は牙をむき出しにしてこちらを見ている。
「底辺のXクラスのくせに一回勝ったぐらいで調子に乗るな!」
「「そうだ! そうだ!」」
「「雑魚のくせに調子乗るな!」」
そのリーダー格の言葉に後ろに控えている四十人の生徒が声を合わせる。
まるでそれこそ雑魚が言うセリフのようだったが、俺は空気が読めるのでそんなことは言わない。
すると、
「棄権なの」
「「「……………………は?」」」
俺たちはその光景見て唖然としてしまい、それと同時に素っ頓狂な声を出してしまう。
何故なら横にいたはずのミーナが急に消えたからだ。それも棄権で。
そして、俺たちと同様に唖然としていたDクラスの面々が我慢できなくなったのか吹き出した。
「アッハッハッハ! 所詮はXクラスだな! お前らは逃げなくていいのか?」
「Xクラスにも賢い子はいたんだねぇ~」
その嘲笑うような視線を受けてグレーが体がプルプルと震えだした。
こちらはこちらで我慢の限界のようだ。
「ちッ! めんどくせぇな! さっさと始めようぜ! 一瞬でお前らなんか殺してやるよ!」
グレーはぶっきらぼうに口を開き、重心を低くして戦闘態勢に入った。
そして、サテラも今まで使ってこなかった魔法の杖を【インベントリ】から取り出して、構える。
魔法の杖は魔法の効果を何倍にも上げてくれる魔道具である。
「…………可哀想な奴らだな。お前らは負けるというのに」
今度はまるで同情の目を向けたリーダー格の生徒がそんな目で俺たちを見ていたのだった。
そんな機械音のアナウンスが待合室に鳴り響く。
「じゃあ皆さん頑張ってきてください」
「「「「はい!」」」」
まるで軍隊のように一心同体のクラスとなった俺たちはゴブくんに敬礼をして魔法陣の上に乗る。
そして、そのゴブくんは笑顔で俺たちを見ていた。
うん。それが一番怖いんだよ。
一度は誰もが見たことはあるのではなかろうか。怒った顔より笑顔の方が怖い先生を。
そして、魔法陣が光始め、俺たちの視界から色が失われ、景色が真っ黒に染まった。
「……………………ん。ここは」
目が見えるようになり視界が取り戻されていく。
するとそこには巨大な森林、いや、樹海のようなものが広がっていた。
「うわぁ。めんどくさいな。このステージ」
グレーが辺りを見回しながらそう口にする。
旗の場所はどこにあるのか分からない。
木の上にあるのか。それとも土の中にあるのか。
まぁ簡単に見つかるところにはそう置いていないだろう。
「……………………ッ! 何か来るよ!」
急にサテラが何か感じたのか警戒しろと告げる。
すると、後ろの方から何か地ならしのような音が聞こえ始めた。
「早速攻撃にくるの? 馬鹿なの?」
普通なら俺たちから逃げきって旗を探せばいい。
しかし、Dクラスの生徒はどうやら全員で俺たちの方へと詰めてきたようだ。
全ての作戦もそのせいで水の泡になる。
コツンッコツンッ!
なので今まで一生懸命考えてくれていたミーナは頬を膨らませて地面に八つ当たりしている。
うん。可愛らしいようでなによりだ。
グレーが怒った場合、地面が割れるだろう。
「一度、開けた場所に移動するぞ!」
グレーの提案に俺たちは頷き、樹海の中を走りだした。
その後ろをドドドッ! と音をたてながら巨大な足音が続く。
そして、何分か走り続けると、樹海の中に一つの大きな広間のような場所があった。
俺たちはそこでDクラスの生徒が来るのを構える。
すると、
「「「…………はぁ。はぁ。はぁ。」」」
息を荒げ、肩で何度も呼吸しているDクラスの生徒が四十人ほど現れた。
大丈夫か? もう体力がなくなっているように思えるのだが。
その四十人の筋肉は全く垣間見えず、ひょろがりばかりだった。
もしかしたらグレーだけでも倒せるのではなかろうか。
「お前ら! よくもDクラスのメンツを汚しやがったな!」
リーダー格の生徒、白翼族が四十人の目の前に出てきてそう言った。
先ほどサテラと戦った黒翼族の白色になった感じだろうか。
今回は空を飛んでおらず、地に足をつけて口を開いた。
「お前らは今ここでボコボコに殺してやる!」
「いや、四十対四人でボコボコにしてもそれで満足なのか?」
素直な疑問だったのだろう。
されないけどと思いながらもグレーは本当に不思議そうな表情で言った。
しかし、それはDクラスにとってはただの煽りにしか考えられない。
当然、Dクラスの生徒は牙をむき出しにしてこちらを見ている。
「底辺のXクラスのくせに一回勝ったぐらいで調子に乗るな!」
「「そうだ! そうだ!」」
「「雑魚のくせに調子乗るな!」」
そのリーダー格の言葉に後ろに控えている四十人の生徒が声を合わせる。
まるでそれこそ雑魚が言うセリフのようだったが、俺は空気が読めるのでそんなことは言わない。
すると、
「棄権なの」
「「「……………………は?」」」
俺たちはその光景見て唖然としてしまい、それと同時に素っ頓狂な声を出してしまう。
何故なら横にいたはずのミーナが急に消えたからだ。それも棄権で。
そして、俺たちと同様に唖然としていたDクラスの面々が我慢できなくなったのか吹き出した。
「アッハッハッハ! 所詮はXクラスだな! お前らは逃げなくていいのか?」
「Xクラスにも賢い子はいたんだねぇ~」
その嘲笑うような視線を受けてグレーが体がプルプルと震えだした。
こちらはこちらで我慢の限界のようだ。
「ちッ! めんどくせぇな! さっさと始めようぜ! 一瞬でお前らなんか殺してやるよ!」
グレーはぶっきらぼうに口を開き、重心を低くして戦闘態勢に入った。
そして、サテラも今まで使ってこなかった魔法の杖を【インベントリ】から取り出して、構える。
魔法の杖は魔法の効果を何倍にも上げてくれる魔道具である。
「…………可哀想な奴らだな。お前らは負けるというのに」
今度はまるで同情の目を向けたリーダー格の生徒がそんな目で俺たちを見ていたのだった。
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