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35/party time
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◆
部屋に一人取り残された俺は愕然とし、ほたるを追うことができなかった。ほたるは泣いていた。その涙が何故流れたのか、俺には理解することが出来なかった。
どうしてほたるは俺のことを信じてくれない?クリスマスには揃いの指輪を買って、正月には親父と母さんにちゃんと交際を報告しようと思っていた。両親にはほたるとのことをずっと隠していたが、二人にきちんと話をすればきっとほたるも安心するだろうと。未来の嫁だと言えば親父も母さんもほたるも……喜ぶだろうと思っていたのに──。
「 くそっ!」
自棄になって何度も壁を殴り付けた。俺にはほたるを追うよりも一人で冷静に考える時間が必要だった。
「なんでだ……ほたる……!」
頭を抱えてキッチンに座り込む。どうしてほたるは怒った? 俺が外で女と酒ばかり飲んでいたからか? そのぶん家では愛してやっていた──それなのに。
ほたるは何と言っていた? 愛情を言葉にしてくれと──そう言っていた。言葉にせずとも身体はあんなにも愛していたというのに、あれでは駄目だったというのか。
言葉……確かに足りていなかったかもしれない。それならば今から、いや……これから先はずっと言葉にすれば、ほたるは戻ってきてくれるだろうか。
それから何度ほたるに電話をしても繋がらなかった。メッセージを送っても返信はないまま。流石に職場に押しかけるのは憚られたし、あいつのアパートに顔を出す勇気も湧いてこなかった。
俺が悪かった、帰ってきてくれと頭を下げればほたるは帰ってきてくれるだろうか。
「はあ……」
ほたるとデートの約束をしていたクリスマスイブの夕方。少しだけ期待をしながらあいつのアパートに車を走らせたが、駐車場に真っ赤なジュリエッタは止まっていなかった。一時間ほどその場で待ち、電話をかけるがやはり出てくれない。
(……ほたるに会いたい)
あの小さな身体を思い切り抱きしめて、長い髪に指を絡ませながらキスをしたい。ほたるが物欲しそうに俺の首筋に触れれば、濃厚なキスをしながら温かな肌へと手を伸ばす。そんな今まで当たり前だったことが──急に出来なくなるなんて。毎日のように俺の下で喘いでいたほたる。目を瞑らずともその姿は鮮明に俺の眼前に現れる。
『あぁッ……う、あぅッ、とおッ……や……あッ……とおや……すき、だいすき……』
甘い甘い、愛しいほたるの声が耳許を掠めた気がした。
「やっべ……」
思えばあれから──というかあの時以前、ほたるは生理の真っ最中で、考えてみれば二週間近くセックスをしていない。だからというわけではないが、車中で悶々と妄想をしただけで勃ってしまったようだ。情けないったらない。
(仕方ねえ、帰ったら抜くか……)
クリスマスイブにデートをすっぽかされた上、帰って一人でオナニーとは笑い話にもならない。だが、これが事実だ。予定もないし、このままほたるを待ち伏せてもいいが、とりあえずこの下半身をどうにかしたい気持ちの方が強かった。
「……ったく、誰だこんなときに」
ズボンのポケットに押し込んでいたスマートフォンが着信を知らせた。画面に表示される名前は飲み友達の瞳美だった。
*
瞳美からの用件は簡単なものだった。クリスマスイブに暇をしていないかというからかいの電話。俺は瞳美に付き合っている彼女が──ほたるがいるということを話していなかったが為の誘いの電話だった。
『パーティーがあるんだけど、どう?』
「パーティー?」
『そ、パーティー。この前奢って貰ったし、参加費用は私が出すからさ~。行こ行こ!』
「何のパーティーだよ」
『イブの夜、寂しいお一人様が集まって楽しむアツアツパーティーだよ~』
「……アツアツ?」
鍋でも食うのかと聞けば大笑いをする瞳美。来ればわかると言われ、どうせ暇だしと承諾をすれば迎えに来てくれるという。
『あっ、桃哉君仕事着のままならそのまま来てね。そっちのほうが絶対ウケるから』
「……?」
『それじゃ、すぐ行くから』
家の近くにあるコンビニの住所を伝えると、三十分も経たないうちに瞳美は迎えに来てくれた。いつも可愛らしいワンピースを着ている彼女だが、今日は珍しくニットに丈の短いタイトスカート。聞けば、「今日はこっちの方がいいから」とのこと。鍋を食べるならワンピースのほうがゆとりがありそうなんだが。
コンビニからしばらく走らせた瞳美の車が到着したのは、住宅地のど真ん中にあるグレードの高いマンションだった。確かここはワンフロアぶち抜きが何軒もある、富裕層の多く住むことで有名なマンションだ。
「金持ちのパーティーなのか?」
「金持ちっていうか……金持ちの息子さん主催の、ヤバいパーティーだよ」
「ヤバい?」
「大丈夫~! 私みたいな貧乏学生でも参加出来るんだから! 主催者に選ばれないと参加できないレアなヤツなんだから!」
「なんだそれ?」
「だから~、桃哉君は選ばれし存在ってこと! とりあえず顔が良くないと参加できないんだから胸張って!」
ますます訳がわからない。顔が良いと褒められて悪い気はしないが、なんだろう──嫌な予感がする。
「……私としても桃哉くんとできれば願ったり叶ったりかなって」
「何か言ったか?」
「ううん~。何にも! ほら、着いたよっ!」
二十階建てのマンションの最上階は案の定ワンフロアぶち抜きだった。エレベーターを降りると玄関の前にスーツ姿の顔の良い男。細身だが筋肉質で、筋肉がスーツを着ているような、そんな奴だった。
「鞍茂 瞳美。こっちはさっきたっくんに直接電話して許可もらった、大家 桃哉君」
スーツの男は俺の顔と身体をまじまじと見つめると、口角をニヤリと上げて嫌な笑みを浮かべた。なんだこいつ、そういう趣味なのか?
「どうぞ。皆様お揃いですのですぐに始まります」
「楽しみっ。行こっ、桃哉君!」
「……ああ」
扉が開かれ、瞳美に手を引かれ入室する。馬鹿みたいに広い玄関には、およそ二十組の靴。壁も床も黒く、足元には一メートル置きに小さな間接照明が設置されていた。不気味にライトアップされた長い廊下を抜けると再び扉。
(なんだ、ここ……)
生活感など全くない、パーティー専用に作りましたと言わんばかりの空間だった。廊下とは打って変わって目映く明るい室内。ピンク色の花模様の壁紙は見ていて目がチカチカする。ほたるの部屋で見たことのあったこの花の名は、確か──……カトレアだったか。
真っ赤な床は──これは、絨毯の下に高反発のマットレスでも敷いているのか、フローリング独特の固さは全くなく歩き辛いったらない。何故、とは思うがそれよりも気になるのは室内の様子だった。マットレスの敷かれていない部分の床には、立食用のテーブルが疎らに設置され、軽食や酒が用意されていた。その周りを囲いながら談笑に花を咲かせる男女の群れ。男女比は半々といったところだろうか、全員二十代くらいに見える。不思議なことに部屋のあちこちには大きなソファ、隅の方にはダブルベッドも数台。──なんだ、ここは…………いや、まさかそんな……。
「あれ、大家君……?」
「美夜川か?」
「うっそ……、ホントに大家君なの?」
美夜川 夕実。ほたるの友達で、俺がほたると付き合うきっかけとなった飲み会にも顔を出していた……胸のでかい、おっとりとした美人だ。会話を交わしてもほたるのことを何も聞いてこないことから、きっとほたるは美夜川に俺との関係を話していないのだろうと思われた。
「大家君、どうして参加したの?」
「参加っていうか……友達に連れてこられて」
「そうなんだ……私はさ、失恋しちゃって、その……気分転換に、ね」
「ふうん?」
「参ったなあ……トップバッター飾るようにたっくんに頼まれてるのに……恥ずかしい。私と当たるかもしれないし、そのときはよろしくね?」
「……よろしく?」
俺と美夜川の隣で、瞳美がクツクツと笑っている。どういうことかと問おうとした刹那──一人の男の声が会場に響いた。
部屋に一人取り残された俺は愕然とし、ほたるを追うことができなかった。ほたるは泣いていた。その涙が何故流れたのか、俺には理解することが出来なかった。
どうしてほたるは俺のことを信じてくれない?クリスマスには揃いの指輪を買って、正月には親父と母さんにちゃんと交際を報告しようと思っていた。両親にはほたるとのことをずっと隠していたが、二人にきちんと話をすればきっとほたるも安心するだろうと。未来の嫁だと言えば親父も母さんもほたるも……喜ぶだろうと思っていたのに──。
「 くそっ!」
自棄になって何度も壁を殴り付けた。俺にはほたるを追うよりも一人で冷静に考える時間が必要だった。
「なんでだ……ほたる……!」
頭を抱えてキッチンに座り込む。どうしてほたるは怒った? 俺が外で女と酒ばかり飲んでいたからか? そのぶん家では愛してやっていた──それなのに。
ほたるは何と言っていた? 愛情を言葉にしてくれと──そう言っていた。言葉にせずとも身体はあんなにも愛していたというのに、あれでは駄目だったというのか。
言葉……確かに足りていなかったかもしれない。それならば今から、いや……これから先はずっと言葉にすれば、ほたるは戻ってきてくれるだろうか。
それから何度ほたるに電話をしても繋がらなかった。メッセージを送っても返信はないまま。流石に職場に押しかけるのは憚られたし、あいつのアパートに顔を出す勇気も湧いてこなかった。
俺が悪かった、帰ってきてくれと頭を下げればほたるは帰ってきてくれるだろうか。
「はあ……」
ほたるとデートの約束をしていたクリスマスイブの夕方。少しだけ期待をしながらあいつのアパートに車を走らせたが、駐車場に真っ赤なジュリエッタは止まっていなかった。一時間ほどその場で待ち、電話をかけるがやはり出てくれない。
(……ほたるに会いたい)
あの小さな身体を思い切り抱きしめて、長い髪に指を絡ませながらキスをしたい。ほたるが物欲しそうに俺の首筋に触れれば、濃厚なキスをしながら温かな肌へと手を伸ばす。そんな今まで当たり前だったことが──急に出来なくなるなんて。毎日のように俺の下で喘いでいたほたる。目を瞑らずともその姿は鮮明に俺の眼前に現れる。
『あぁッ……う、あぅッ、とおッ……や……あッ……とおや……すき、だいすき……』
甘い甘い、愛しいほたるの声が耳許を掠めた気がした。
「やっべ……」
思えばあれから──というかあの時以前、ほたるは生理の真っ最中で、考えてみれば二週間近くセックスをしていない。だからというわけではないが、車中で悶々と妄想をしただけで勃ってしまったようだ。情けないったらない。
(仕方ねえ、帰ったら抜くか……)
クリスマスイブにデートをすっぽかされた上、帰って一人でオナニーとは笑い話にもならない。だが、これが事実だ。予定もないし、このままほたるを待ち伏せてもいいが、とりあえずこの下半身をどうにかしたい気持ちの方が強かった。
「……ったく、誰だこんなときに」
ズボンのポケットに押し込んでいたスマートフォンが着信を知らせた。画面に表示される名前は飲み友達の瞳美だった。
*
瞳美からの用件は簡単なものだった。クリスマスイブに暇をしていないかというからかいの電話。俺は瞳美に付き合っている彼女が──ほたるがいるということを話していなかったが為の誘いの電話だった。
『パーティーがあるんだけど、どう?』
「パーティー?」
『そ、パーティー。この前奢って貰ったし、参加費用は私が出すからさ~。行こ行こ!』
「何のパーティーだよ」
『イブの夜、寂しいお一人様が集まって楽しむアツアツパーティーだよ~』
「……アツアツ?」
鍋でも食うのかと聞けば大笑いをする瞳美。来ればわかると言われ、どうせ暇だしと承諾をすれば迎えに来てくれるという。
『あっ、桃哉君仕事着のままならそのまま来てね。そっちのほうが絶対ウケるから』
「……?」
『それじゃ、すぐ行くから』
家の近くにあるコンビニの住所を伝えると、三十分も経たないうちに瞳美は迎えに来てくれた。いつも可愛らしいワンピースを着ている彼女だが、今日は珍しくニットに丈の短いタイトスカート。聞けば、「今日はこっちの方がいいから」とのこと。鍋を食べるならワンピースのほうがゆとりがありそうなんだが。
コンビニからしばらく走らせた瞳美の車が到着したのは、住宅地のど真ん中にあるグレードの高いマンションだった。確かここはワンフロアぶち抜きが何軒もある、富裕層の多く住むことで有名なマンションだ。
「金持ちのパーティーなのか?」
「金持ちっていうか……金持ちの息子さん主催の、ヤバいパーティーだよ」
「ヤバい?」
「大丈夫~! 私みたいな貧乏学生でも参加出来るんだから! 主催者に選ばれないと参加できないレアなヤツなんだから!」
「なんだそれ?」
「だから~、桃哉君は選ばれし存在ってこと! とりあえず顔が良くないと参加できないんだから胸張って!」
ますます訳がわからない。顔が良いと褒められて悪い気はしないが、なんだろう──嫌な予感がする。
「……私としても桃哉くんとできれば願ったり叶ったりかなって」
「何か言ったか?」
「ううん~。何にも! ほら、着いたよっ!」
二十階建てのマンションの最上階は案の定ワンフロアぶち抜きだった。エレベーターを降りると玄関の前にスーツ姿の顔の良い男。細身だが筋肉質で、筋肉がスーツを着ているような、そんな奴だった。
「鞍茂 瞳美。こっちはさっきたっくんに直接電話して許可もらった、大家 桃哉君」
スーツの男は俺の顔と身体をまじまじと見つめると、口角をニヤリと上げて嫌な笑みを浮かべた。なんだこいつ、そういう趣味なのか?
「どうぞ。皆様お揃いですのですぐに始まります」
「楽しみっ。行こっ、桃哉君!」
「……ああ」
扉が開かれ、瞳美に手を引かれ入室する。馬鹿みたいに広い玄関には、およそ二十組の靴。壁も床も黒く、足元には一メートル置きに小さな間接照明が設置されていた。不気味にライトアップされた長い廊下を抜けると再び扉。
(なんだ、ここ……)
生活感など全くない、パーティー専用に作りましたと言わんばかりの空間だった。廊下とは打って変わって目映く明るい室内。ピンク色の花模様の壁紙は見ていて目がチカチカする。ほたるの部屋で見たことのあったこの花の名は、確か──……カトレアだったか。
真っ赤な床は──これは、絨毯の下に高反発のマットレスでも敷いているのか、フローリング独特の固さは全くなく歩き辛いったらない。何故、とは思うがそれよりも気になるのは室内の様子だった。マットレスの敷かれていない部分の床には、立食用のテーブルが疎らに設置され、軽食や酒が用意されていた。その周りを囲いながら談笑に花を咲かせる男女の群れ。男女比は半々といったところだろうか、全員二十代くらいに見える。不思議なことに部屋のあちこちには大きなソファ、隅の方にはダブルベッドも数台。──なんだ、ここは…………いや、まさかそんな……。
「あれ、大家君……?」
「美夜川か?」
「うっそ……、ホントに大家君なの?」
美夜川 夕実。ほたるの友達で、俺がほたると付き合うきっかけとなった飲み会にも顔を出していた……胸のでかい、おっとりとした美人だ。会話を交わしてもほたるのことを何も聞いてこないことから、きっとほたるは美夜川に俺との関係を話していないのだろうと思われた。
「大家君、どうして参加したの?」
「参加っていうか……友達に連れてこられて」
「そうなんだ……私はさ、失恋しちゃって、その……気分転換に、ね」
「ふうん?」
「参ったなあ……トップバッター飾るようにたっくんに頼まれてるのに……恥ずかしい。私と当たるかもしれないし、そのときはよろしくね?」
「……よろしく?」
俺と美夜川の隣で、瞳美がクツクツと笑っている。どういうことかと問おうとした刹那──一人の男の声が会場に響いた。
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