英雄と呼ばれた破壊者の創るこの世界で

【これは俺が、世界と彼女を救いたかった物語──】



神話を元に描かれたと言われる
この世の破滅を題材にした世界的に有名な絵本
「せかいのおわり」
絵本の登場人物は
水、雷、地、風、火 を司り
それを操る力を神より授けられた、五つの種族の英雄達。

人間達の身勝手な振る舞いに激昂した五人は
その力で世界を滅ぼしてしまう。
英雄と呼ばれていた彼らは
いつしか破壊者と呼ばれるようになった。

それから数千年後。
賢者である父に憧れる少年ネス・カートス。
彼の十六歳の誕生日に現れた一人の女性。
彼女はその絵本が実話で、
半年後に世界が終わると言う。
そしてネスが水の破壊者の子孫だと告げる。

世界の終わりを止めるために
ネスは彼女と聖地「ブエノレスパ」へ向かう。

旅の途中、ネスは彼女が呪われた運命に
苦しんでいることを知る。
そんな彼女をいつしかネスは救いたいと
思うようになっていた。


呪われた腕、兄との確執、迫り来る奇怪な追手
仕組まれた出会いに、変貌を遂げる己の体
複雑に絡み合う人間模様
そして明らかになる彼女の正体──
それに子作り?!

少しずつ狂い始めるネスの運命の行方は──

・・・・・・・

人の心の弱さ、汚さを描いた大人向けバトルファンタジーです。



前半はのんびり進みますが、三章中盤からどろどろしてきます。
・・・・・・・

「華々の乱舞」の1話から、22年後の世界を書いています(キャラの性格が違ったりするのは、そのせいです)


※なろう、カクヨムにも掲載し、完結しております。
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