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招かれざる客
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ペタペタ、ペタペタ、ペタペタ。
大ピイちゃんが歩いて行く。
……こんなに大きいのに足音は変わらず
ペタペタなんだね。変な事に感心する。
シュルシュルと手?のような蔓を一斉に
伸ばしオズワルドを捕獲した。
オズワルドは咆哮をあげ暴れる。
グレン様はその隙にオズワルドめがけ
ブレスを吐く。黒いブレス!
オズワルドもブレスを吐いて応戦。
ブレス同士がぶつかって爆風が起きる。
グレン様が尻尾でオズワルドを叩く。
よし!モロに入った!
体勢を崩したオズワルドを大ピイちゃん
達がグイグイと引き寄せる。
すると突然地上から太い蔦蔓がオズワルド
めがけて伸びてきて絡み付く。
あ、本家本元のグレン様の蔦蔓だ。
ぐるぐる巻きにされるオズワルド。
火炎ブレスを狂ったように吐きまくる。
大ピイちゃん達は変な動きでヒョイヒョイ
ブレスを避ける。
うねうね、にょろにょろ。ヒョイヒョイ。
なんだか気持ちの悪い動きだ。
大ピイちゃんが注意を惹き付けている間に
グレン様の蔦蔓がオズワルドの口を
ぐるぐる巻いてブレスを封じ込める。
「なんだぁ?植物魔法の連続技か?」
黒竜が口をポカンと開けたまま言う。
「オズワルドの口が開かないうちに
トドメをささないと!」
トドメ、トドメ、トドメってどうすりゃ
させるの!なにが効くかな?
あ~分からない!もういいや。
とりあえず、自分の気持ちに忠実に!
まずは一発、あのクズ をぶん殴る!
「黒竜!肩を借りるよ!」
「げ!なんだぁ?!」
私は黒竜の肩を踏み台にしてジャンプ。
いきなり踏まれた黒竜が驚いた声を
あげる。踏んでごめんね。
身体強化を最大限に思い切りオズワルドの
鼻に拳をめり込ませる。
硬い!ノーダメージだ。やっぱり素手
じゃ駄目か。それに防御魔法を使っている。
「素手で倒せるか!アホ!避けろよ!!」
黒竜だ!オズワルドの体が光に包まれる。
あ、防御魔法が解けた。
ナイス!黒竜!
よし、どこか柔らかい所は……。
オズワルドの顔を蹴り体を宙で反転させる。
剣を取り出し、勢いよくオズワルドの目に
突き立てた。
刺さった剣に雷撃をのせる。
苦しみから体を大きく、くねらせブンブン
と首を振り大暴れするオズワルド。
あまりの勢いに私は振り飛ばされる。
空中に投げ出された私をグレン様が
キャッチしてくれた。
私の体をそっと潰さないように手で掴んで
くれている。
『無茶をするなアホ!あとでお仕置きだ!』
頭に直接グレン様の声が響く。
もうこんな時にお仕置きとか言わないで
下さいよグレン様。
私ったら、さっきからアホ扱いされている。
解せない。
グレン様はブレスを吐いた。
白いブレス。
オズワルドが凍りつく。
グレン様は白いブレスを何度もオズワルド
めがけて吐く。
私もなけなしの氷結魔法をグレン様の
ブレスにのせる。
赤金色の竜体が真っ白に凍りつき、
オズワルドが地上に落下する。
グレン様は今度は黒いブレスを吐いた。
凍ったオズワルドに重力波。
よし、これで粉々だ!
そう思ったのも束の間、目の前を大きな
竜が通過して行った。
グレン様のブレスがオズワルドに届く前に
その竜が凍ったオズワルドをキャッチして
飛び去る。
え?何、今の竜。
紫色だった!見たことのない竜。
『なんだ?あいつ』
グレン様も驚いている。
呆然といていると再びグレン様の声が
頭の中で聞こえる。
『白竜の結界が破られた。消えていく!』
え?私は白竜の結界を感じないから
分からない。消えたの?結界。
「黒竜!なんなのあの紫色の竜。それに
白竜の結界はどうして消えたの!」
大声で離れた所にいる黒竜に尋ねる。
黒竜の顔は苦虫を噛んだような顔だ。
何、なんなの。
何が起きているの。
『アニエス、囲まれている』
グレン様の声に辺りを見回す。
何、こいつら。
どこから現れたの?
一、二、三……八匹?大きな竜が八匹。
こちらを取り囲んでいる。
黒竜はこの大陸には黒竜達以外はいないと
言っていたのに……。
別の大陸から飛来した?
「小僧!俺の魔力を戻せ!」
黒竜が怒鳴る。
すぐに黒竜が竜化して空に舞い上がる。
私達のすぐ前に竜達から庇うように
陣取る黒竜。
『何しに来た!お前らはこの大陸を捨てた
はずだぞ!』
黒竜の声が頭に響く。
竜達は返答する事なく黒竜や私達にブレス
を吐く。こいつら敵なの!
二対八だ。
グレン様も黒竜も何とか、かわしている
けれど多勢に無勢だ。
あ、黒竜が!
ブレスが黒竜を直撃した。
黒竜が墜ちる!
「黒竜!!」
地上に落下した黒竜。土煙が上がる。
グレン様がブレスで応戦する。
でも、避けられたり、同じブレスで弾かれ
たりで全く歯がたたない。
二匹の竜がこちらに突っ込んでくる。
グレン様はそれを避けるとすれ違いざま
しっぽで叩く。一匹がそれをかわして
爪でグレン様に襲いかかる。
血が飛び散る。
グレン様怪我を!
何でこんな事に?こいつらは何で襲って
くるの!
得たいのしれない竜達に取り囲まれて
絶対絶命。
どうしたらいいの?
私はグレン様の手の中で
ただ震えているしかできなかった。
大ピイちゃんが歩いて行く。
……こんなに大きいのに足音は変わらず
ペタペタなんだね。変な事に感心する。
シュルシュルと手?のような蔓を一斉に
伸ばしオズワルドを捕獲した。
オズワルドは咆哮をあげ暴れる。
グレン様はその隙にオズワルドめがけ
ブレスを吐く。黒いブレス!
オズワルドもブレスを吐いて応戦。
ブレス同士がぶつかって爆風が起きる。
グレン様が尻尾でオズワルドを叩く。
よし!モロに入った!
体勢を崩したオズワルドを大ピイちゃん
達がグイグイと引き寄せる。
すると突然地上から太い蔦蔓がオズワルド
めがけて伸びてきて絡み付く。
あ、本家本元のグレン様の蔦蔓だ。
ぐるぐる巻きにされるオズワルド。
火炎ブレスを狂ったように吐きまくる。
大ピイちゃん達は変な動きでヒョイヒョイ
ブレスを避ける。
うねうね、にょろにょろ。ヒョイヒョイ。
なんだか気持ちの悪い動きだ。
大ピイちゃんが注意を惹き付けている間に
グレン様の蔦蔓がオズワルドの口を
ぐるぐる巻いてブレスを封じ込める。
「なんだぁ?植物魔法の連続技か?」
黒竜が口をポカンと開けたまま言う。
「オズワルドの口が開かないうちに
トドメをささないと!」
トドメ、トドメ、トドメってどうすりゃ
させるの!なにが効くかな?
あ~分からない!もういいや。
とりあえず、自分の気持ちに忠実に!
まずは一発、あのクズ をぶん殴る!
「黒竜!肩を借りるよ!」
「げ!なんだぁ?!」
私は黒竜の肩を踏み台にしてジャンプ。
いきなり踏まれた黒竜が驚いた声を
あげる。踏んでごめんね。
身体強化を最大限に思い切りオズワルドの
鼻に拳をめり込ませる。
硬い!ノーダメージだ。やっぱり素手
じゃ駄目か。それに防御魔法を使っている。
「素手で倒せるか!アホ!避けろよ!!」
黒竜だ!オズワルドの体が光に包まれる。
あ、防御魔法が解けた。
ナイス!黒竜!
よし、どこか柔らかい所は……。
オズワルドの顔を蹴り体を宙で反転させる。
剣を取り出し、勢いよくオズワルドの目に
突き立てた。
刺さった剣に雷撃をのせる。
苦しみから体を大きく、くねらせブンブン
と首を振り大暴れするオズワルド。
あまりの勢いに私は振り飛ばされる。
空中に投げ出された私をグレン様が
キャッチしてくれた。
私の体をそっと潰さないように手で掴んで
くれている。
『無茶をするなアホ!あとでお仕置きだ!』
頭に直接グレン様の声が響く。
もうこんな時にお仕置きとか言わないで
下さいよグレン様。
私ったら、さっきからアホ扱いされている。
解せない。
グレン様はブレスを吐いた。
白いブレス。
オズワルドが凍りつく。
グレン様は白いブレスを何度もオズワルド
めがけて吐く。
私もなけなしの氷結魔法をグレン様の
ブレスにのせる。
赤金色の竜体が真っ白に凍りつき、
オズワルドが地上に落下する。
グレン様は今度は黒いブレスを吐いた。
凍ったオズワルドに重力波。
よし、これで粉々だ!
そう思ったのも束の間、目の前を大きな
竜が通過して行った。
グレン様のブレスがオズワルドに届く前に
その竜が凍ったオズワルドをキャッチして
飛び去る。
え?何、今の竜。
紫色だった!見たことのない竜。
『なんだ?あいつ』
グレン様も驚いている。
呆然といていると再びグレン様の声が
頭の中で聞こえる。
『白竜の結界が破られた。消えていく!』
え?私は白竜の結界を感じないから
分からない。消えたの?結界。
「黒竜!なんなのあの紫色の竜。それに
白竜の結界はどうして消えたの!」
大声で離れた所にいる黒竜に尋ねる。
黒竜の顔は苦虫を噛んだような顔だ。
何、なんなの。
何が起きているの。
『アニエス、囲まれている』
グレン様の声に辺りを見回す。
何、こいつら。
どこから現れたの?
一、二、三……八匹?大きな竜が八匹。
こちらを取り囲んでいる。
黒竜はこの大陸には黒竜達以外はいないと
言っていたのに……。
別の大陸から飛来した?
「小僧!俺の魔力を戻せ!」
黒竜が怒鳴る。
すぐに黒竜が竜化して空に舞い上がる。
私達のすぐ前に竜達から庇うように
陣取る黒竜。
『何しに来た!お前らはこの大陸を捨てた
はずだぞ!』
黒竜の声が頭に響く。
竜達は返答する事なく黒竜や私達にブレス
を吐く。こいつら敵なの!
二対八だ。
グレン様も黒竜も何とか、かわしている
けれど多勢に無勢だ。
あ、黒竜が!
ブレスが黒竜を直撃した。
黒竜が墜ちる!
「黒竜!!」
地上に落下した黒竜。土煙が上がる。
グレン様がブレスで応戦する。
でも、避けられたり、同じブレスで弾かれ
たりで全く歯がたたない。
二匹の竜がこちらに突っ込んでくる。
グレン様はそれを避けるとすれ違いざま
しっぽで叩く。一匹がそれをかわして
爪でグレン様に襲いかかる。
血が飛び散る。
グレン様怪我を!
何でこんな事に?こいつらは何で襲って
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