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20.オムライスって、大好物なんですよね?【前編】
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「明典は固い玉子とふわふわな玉子、どっちが好き?」
「んー……とりあえず、僕はふわふわ、かな?」
「私は固い方が良い。昔のオムライスって感じがして!」
「あ、それはわかるかも」
昔、僕はオムライスが大好きだった。
姉が作るオムライスは固い感じのオムライスなのだが、昔よく母親が作ってくれたのを思い出させるような、懐かしいオムライスだ。
最近ではふわふわした半熟のオムライスが人気だと言う事をテレビでやっていて、お店で食べた時は革命だと思うぐらい、オムライスは美味しい。
それぐらい、きっとオムライスが大好きなんだなと理解した。
『異世界』の住人の人たち――常連さんには、必ず頼むものが決まっている。
ラティさんは必ずカレーライスを注文する。
クロさんは必ずパンケーキを注文する。
最近来られるシオンさんはコロッケがお気に入りになってしまったのか、来るとコロッケを注文してくれるようになった。
カニクリームコロッケもたまに、注文してくれる。
シオンさんには、自分の犯した罪は言わなかったが、過去を少しだけ話し、同時に罪悪感が僕に襲い掛かる。
クロさんではなく、シオンさんに話してしまったなんて――クロさんにはそんな事言えるはずがなく、僕は今日もお店に来るお客さんたちの為に料理を作り始める。
「えっと、ラティさんにはカレーライス、クロさんにはパンケーキ……今日はチョコレートたっぷり入れちゃおうかな。で、シオンさんが来るかどうかわからないけど、一応用意だけはしておいて……あ、卵いっぱい入ってるんだけど、ルナさんか?」
ルナさんとは、僕に力を分けてくれた月の神――この店は僕の『魔術』で出来た店であるのだが、たまに冷蔵庫に入っていないものが出てくる。卵は用意していなかったはずなのに入っていると言う事は、間違いなくルナさんが居れたのであろう。
「もう、勝手に入れないでほしいって言ってるのに……げ、しかも賞味期限近いじゃないですかー……まぁ、関係ないかもしれないけど」
しかし、今回卵を使うつもりはなかったので用意をしていなかったのにどうしたものかと頭で考えなければならない。
「……仕方ない、たまには僕も食べたほうが良いかな?」
実は『異世界』に来て、僕はあまり食事をしなくなった。食べるのは食べるのだが、元々小食だった事もあり、また体が『特殊』になってしまったことも原因なのかもしれない。まともな食事と言うモノをした事がないような気がしてきたのは間違いないと、思う。
冷蔵庫に他に何か残っていないか軽く確認すると、トマトとソーセージ、バター、マッシュルームなど、少しだけ残っているのがある。
「……そう言えば、オムライス最近食べてないなぁ」
静かに呟くようにしながら、僕は昔、姉と食べたオムライスの事を思い出していた。
姉も僕も、母親が作ってくれたオムライスが本当に大好きだった。少し硬くて、だけど味はしっかりしていて、昔の洋食屋さんが作るような、ケチャップたっぷりのオムライスを。
姉と一緒に食べる時は色々なオムライスを調理し、ふわふわした半熟なオムライスを作る為にレシピ本を読んだり、テレビを見てメモをとったりしながら色々と試した事がある。失敗した時も姉が美味しそうに食べてくれた姿もあった。
「たまには、オムライスでも良いかな」
久々に作るオムライスに心が躍りながら、炊飯器に手を伸ばし、どのぐらいご飯があるか確認し、自分用によそった後、玉ねぎをみじん切りに、ソーセージを輪切りにして、フライパンにバターを塗り、材料を炒め始める。
「~♪」
軽く鼻歌を歌いながら温かいご飯を入れてケチャップを少しだけ入れて混ぜ合わせ、チキンライス……もどきのようなものが出来上がり。鶏肉が入っていないので、チキンライスとは言わないのかもしれないと思いつつ、お皿に軽く盛り付けた時だった。
「――楽しそうだな、店主」
「うわぁああッ!!」
突然背後から声をが聞こえたので振り向くとそこには笑顔で立っているクロさんの姿があり、思わず大声で叫んでしまった情けない僕の姿があったなんて、恥ずかしくて死にそうだ。
叫んだ僕は身体が傾いてしまい、そのまま倒れそうになるのをクロさんが手を伸ばし、支えてくれる。
いつの間にか抱きしめられたような形になってしまい、動機が激しい。
「おっと、すまない店主……大丈夫か?」
「は、はぁ……い、いきなり声をかけるのやめてもらってもいいですか?」
「驚いたか?」
「驚きます……はぁ、心臓にわ……」
心臓に悪い――と、言おうとしていたのかもしれない。思わず胸を押さえてしまった僕はそれ以上何も言えなかった。
クロさんには、自分の過去の事、自分の身がどのような存在なのか、全く言って居ない。シオンさんには半分程話した程度だが、クロさんは気づいているのだろうか?
もう、僕はここでしか生きている事が出来ないと言う事を。
思わずクロさんに視線を向けてみると、クロさんは首を傾げるように僕に目を向けている。気づいていない、と思いたかった。
「……それよりごめんなさいクロさん。今、パンケーキ用意しますね」
「ああ、パンケーキも良いが……」
「いいが?」
「店主、今作ってるもの、俺も同じものが食べたい」
「……え?」
クロさんが指を指した所にあるのは、僕が賄いで食べようとしているオムライスの事だ。クロさんはどうやら僕と同じものが食べたいと言っているらしく、目を見開いて驚いてしまった。
材料なら数人分残っているので作るのは可能なのだが。
「別に僕は、構わないですけど……一応主食だし、パンケーキの前に出す事になると思うんですけど、大丈夫ですか?」
「ああ、構わない。どうせ長くここに居るつもりだからな……店主の顔をジッと永遠と見つめてはいたいのだが」
「……そのセリフ、なんか嫌です。気持ち悪い」
「気持ち悪いだと!?」
流石にその発言は嫌だったらしく、クロさんは素早く反応し、そのままふらふらと動き始め、いつもの席に腰を下ろした後、落ち込んでしまったのかそのまま机にキスしている状態になってしまった。
少しだけ笑う事しか出来なかった僕は、すぐさまクロさんのチキンライスを用意するために動き出す。
何回か落ちこんでいるクロさんの姿を見つめ、気づかれないように笑いながら。
「んー……とりあえず、僕はふわふわ、かな?」
「私は固い方が良い。昔のオムライスって感じがして!」
「あ、それはわかるかも」
昔、僕はオムライスが大好きだった。
姉が作るオムライスは固い感じのオムライスなのだが、昔よく母親が作ってくれたのを思い出させるような、懐かしいオムライスだ。
最近ではふわふわした半熟のオムライスが人気だと言う事をテレビでやっていて、お店で食べた時は革命だと思うぐらい、オムライスは美味しい。
それぐらい、きっとオムライスが大好きなんだなと理解した。
『異世界』の住人の人たち――常連さんには、必ず頼むものが決まっている。
ラティさんは必ずカレーライスを注文する。
クロさんは必ずパンケーキを注文する。
最近来られるシオンさんはコロッケがお気に入りになってしまったのか、来るとコロッケを注文してくれるようになった。
カニクリームコロッケもたまに、注文してくれる。
シオンさんには、自分の犯した罪は言わなかったが、過去を少しだけ話し、同時に罪悪感が僕に襲い掛かる。
クロさんではなく、シオンさんに話してしまったなんて――クロさんにはそんな事言えるはずがなく、僕は今日もお店に来るお客さんたちの為に料理を作り始める。
「えっと、ラティさんにはカレーライス、クロさんにはパンケーキ……今日はチョコレートたっぷり入れちゃおうかな。で、シオンさんが来るかどうかわからないけど、一応用意だけはしておいて……あ、卵いっぱい入ってるんだけど、ルナさんか?」
ルナさんとは、僕に力を分けてくれた月の神――この店は僕の『魔術』で出来た店であるのだが、たまに冷蔵庫に入っていないものが出てくる。卵は用意していなかったはずなのに入っていると言う事は、間違いなくルナさんが居れたのであろう。
「もう、勝手に入れないでほしいって言ってるのに……げ、しかも賞味期限近いじゃないですかー……まぁ、関係ないかもしれないけど」
しかし、今回卵を使うつもりはなかったので用意をしていなかったのにどうしたものかと頭で考えなければならない。
「……仕方ない、たまには僕も食べたほうが良いかな?」
実は『異世界』に来て、僕はあまり食事をしなくなった。食べるのは食べるのだが、元々小食だった事もあり、また体が『特殊』になってしまったことも原因なのかもしれない。まともな食事と言うモノをした事がないような気がしてきたのは間違いないと、思う。
冷蔵庫に他に何か残っていないか軽く確認すると、トマトとソーセージ、バター、マッシュルームなど、少しだけ残っているのがある。
「……そう言えば、オムライス最近食べてないなぁ」
静かに呟くようにしながら、僕は昔、姉と食べたオムライスの事を思い出していた。
姉も僕も、母親が作ってくれたオムライスが本当に大好きだった。少し硬くて、だけど味はしっかりしていて、昔の洋食屋さんが作るような、ケチャップたっぷりのオムライスを。
姉と一緒に食べる時は色々なオムライスを調理し、ふわふわした半熟なオムライスを作る為にレシピ本を読んだり、テレビを見てメモをとったりしながら色々と試した事がある。失敗した時も姉が美味しそうに食べてくれた姿もあった。
「たまには、オムライスでも良いかな」
久々に作るオムライスに心が躍りながら、炊飯器に手を伸ばし、どのぐらいご飯があるか確認し、自分用によそった後、玉ねぎをみじん切りに、ソーセージを輪切りにして、フライパンにバターを塗り、材料を炒め始める。
「~♪」
軽く鼻歌を歌いながら温かいご飯を入れてケチャップを少しだけ入れて混ぜ合わせ、チキンライス……もどきのようなものが出来上がり。鶏肉が入っていないので、チキンライスとは言わないのかもしれないと思いつつ、お皿に軽く盛り付けた時だった。
「――楽しそうだな、店主」
「うわぁああッ!!」
突然背後から声をが聞こえたので振り向くとそこには笑顔で立っているクロさんの姿があり、思わず大声で叫んでしまった情けない僕の姿があったなんて、恥ずかしくて死にそうだ。
叫んだ僕は身体が傾いてしまい、そのまま倒れそうになるのをクロさんが手を伸ばし、支えてくれる。
いつの間にか抱きしめられたような形になってしまい、動機が激しい。
「おっと、すまない店主……大丈夫か?」
「は、はぁ……い、いきなり声をかけるのやめてもらってもいいですか?」
「驚いたか?」
「驚きます……はぁ、心臓にわ……」
心臓に悪い――と、言おうとしていたのかもしれない。思わず胸を押さえてしまった僕はそれ以上何も言えなかった。
クロさんには、自分の過去の事、自分の身がどのような存在なのか、全く言って居ない。シオンさんには半分程話した程度だが、クロさんは気づいているのだろうか?
もう、僕はここでしか生きている事が出来ないと言う事を。
思わずクロさんに視線を向けてみると、クロさんは首を傾げるように僕に目を向けている。気づいていない、と思いたかった。
「……それよりごめんなさいクロさん。今、パンケーキ用意しますね」
「ああ、パンケーキも良いが……」
「いいが?」
「店主、今作ってるもの、俺も同じものが食べたい」
「……え?」
クロさんが指を指した所にあるのは、僕が賄いで食べようとしているオムライスの事だ。クロさんはどうやら僕と同じものが食べたいと言っているらしく、目を見開いて驚いてしまった。
材料なら数人分残っているので作るのは可能なのだが。
「別に僕は、構わないですけど……一応主食だし、パンケーキの前に出す事になると思うんですけど、大丈夫ですか?」
「ああ、構わない。どうせ長くここに居るつもりだからな……店主の顔をジッと永遠と見つめてはいたいのだが」
「……そのセリフ、なんか嫌です。気持ち悪い」
「気持ち悪いだと!?」
流石にその発言は嫌だったらしく、クロさんは素早く反応し、そのままふらふらと動き始め、いつもの席に腰を下ろした後、落ち込んでしまったのかそのまま机にキスしている状態になってしまった。
少しだけ笑う事しか出来なかった僕は、すぐさまクロさんのチキンライスを用意するために動き出す。
何回か落ちこんでいるクロさんの姿を見つめ、気づかれないように笑いながら。
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