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泥酔
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人間だったらこういうとき、神に祈ったりするのだろうか、とレヴィは思った。
神を持たない魔族や天族が祈りを捧げる対象は、すべてのいのちの源である世界樹だ。魔族においては、世界樹と並んで聖獣もその対象になる。
目下の問題は、祈りを捧げるべき聖獣こそが、いま正にレヴィを苦しめている元凶であるというところだった。
「レヴィ……♡」
ベッドに仰向けになっているレヴィの身体の上に寝そべるようにして、愛らしい顔が迫ってくる。
(どうしてこんなことに……)
数分前、いっしょに寝よ♡というあるじの衝撃的な発言に一瞬意識を飛ばしたレヴィだったが、持ち前の精神力でどうにか正気を取り戻し、ひとまず泥酔している主人をベッドへ寝かせようとした。
王宮にあるリトの邸のベッドと比べると小さく思えてしまうその寝台へ、うやうやしく抱き上げた身体を横たえさせた……まではよかったのだ。いざ身体を離そうとしたら、首に回されていたリトの両腕が、唐突にレヴィを引き寄せてきた。突然のことに身体のバランスを崩し、このままではリトを潰してしまうと察して咄嗟に受け身を取ったところ、ベッドに転がったその瞬間にリトが乗り上げてきたのである。
「レヴィ、あったかい」
酒で正気を失っている主人は、どうやら本気でレヴィといっしょに寝ようとしているらしい。
「リ、リト様……っ」
華奢なリトの重みは決して苦しくはなかったが、やわらかく、あたたかで、いい匂いがした。
(当たっ……)
リトが着ている夜着は、丈の長いリネンのシャツだ。シャツの下は素足で、下着だけを身につけている。リトはレヴィの左の太ももに跨がっているため、やわらかな膨らみが布地越しに触れていた。
「レヴィ、ほっぺた赤いよ。酔っ払っちゃった?」
顔を覗き込んできたリトが、いとけない仕草で首をかしげる。酒を呑んでもいないのに酔うはずがないし、首元まで赤くして酔っ払っているのはリトのほうである。
「かわいいねえ」
にこにこと機嫌よく笑いながら、リトがぺたぺたとレヴィの頬へ触れてくる。リト様のほうがかわいいです!!と大音量で叫びたかったが、レヴィはこの状況においては不幸なことに素面だった。
「リト様……お許しください……っ」
レヴィはとうとう、泣きそうな顔で許しを乞うた。無礼を承知で、きょとんとしているリトの脇へ両手を入れる。強引に退かしてしまおうと力を入れてリトの上体を持ち上げた瞬間、ゆるく膝を立てていたレヴィの脚に、リトの下着越しの股間がこすれた。
「あんっ♡」
目の前のくちびるからこぼれた甘い声にびくりとして、レヴィはその体勢のまま固まってしまった。アルコールでとろんとしていた鳶色のひとみが、情慾を孕んで潤みだす。
「ん……♡」
つい数秒前まであどけない幼児のようだったレヴィのあるじは、跨ったレヴィの太ももの上で自ら腰をゆすりはじめた。やわらかな感触だったそこが、あっという間に硬くなって湿り気を帯びてくる。
「っは、はぁ、きもちい……♡」
己のからだを使って、あるじが自慰をしている。想像もしなかった光景に、レヴィはうろたえてじっとしていることしかできなかった。
リトが淫らに腰をくねらせるたび、ぐちゅぐちゅと湿った水音が聞こえてくる。快楽に耽り、とろけた顔で甘い声をもらす己のあるじを、レヴィは固唾を飲んで見守った。頬が熱い。なぜか喉が渇く。リトの上半身を支えたままの両手のひらには、じっとりと汗をかいていた。
「リト様……」
思わず、なまえを呼んでしまった。かすれて、上擦った声だった。リトがふと視線を持ち上げて、レヴィを見るとにこりと笑った。淫猥な自慰の最中とは思えない、純真な笑みだった。
「レヴィ、ちゅうしよ……♡」
リトが言って、子どもが甘えるように両手を伸ばしてきた。レヴィの心臓がどくんと跳ねたが、そういう意味ではないとすぐに察した。彼の内にある聖獣の魂が、レヴィのマナを欲しがっているのだ。
レヴィは倒れ込んでこようとするリトの身体を抱き留めて、その唇を受け入れた。
「ん……♡」
リトのちいさな舌が、普段の慎ましさなど嘘のように強引に歯列を割って侵入してくる。マナを込めた舌先を素直に差し出すと、すぐに絡めとられた。
「んんっ、ん、ん、っ♡」
互いに舌先を絡め合いながら、レヴィは無意識のうちに、リトを乗せている左脚を彼のそこへ擦り付けるように動かしていた。腕の中の華奢なからだが、びくびくとふるえるのが愛らしい。吐息ごと唇を貪って、愛おしさに突き動かされるまま献身的にマナを与えた。
「んあっ、あ、~っ♡」
リトの腰ががくんと跳ねて、唐突に背が反った。弾みで離れた唇から、艶めかしい悲鳴が漏れる。かく、かく、と本能的に腰を揺らめかせながら、リトは下着越しに射精した。
「はっ、は、は……」
レヴィの身体にくったりと身を預けたまま、リトはしばらく余韻にふるえていた。レヴィはじっとその背を抱いていたが、やがて、唐突に力の抜けた身体から健やかな寝息が聞こえ始めた。
(……着替え、を)
濡れた下着のまま寝かせるわけにはいかない。レヴィは身体の上のリトを起こさないよう、慎重に身を起こした。リトのからだを仰向けで横たえさせ、ベッドを降りる。レヴィの騎士服のボトムも布越しに沁みてきたリトの体液で湿っていたが、自分のことは後回しだ。
バスルームの洗面台でタオルを濡らし、荷解きされた荷物の中から替えの下着を探してベッドへ戻った。
夜着の裾をめくると、白い素足が目に眩しかった。緊張しながら濡れた下着を脱がせ、つま先から引き抜く。
薄い下生えと、精液に濡れてくたりとしている淡い色の性器を見下ろして、レヴィはぐっと眉間に力を入れた。これは仕事だ。汚れたあるじの身体を清める、ただそれだけのことだ。
レヴィは鋼の理性でもって、リトの股ぐらを淡々と拭った。
(……濡れてる……)
性器だけでなく、尻のあわいも濡れていることにレヴィはふと気付いた。魔族や天族がそこを濡らすのは、抱かれることを望んだときだけだ。聖獣であるリトは身体のつくりが違うことはわかっているが、不意打ちに目の当たりにしたせいでかあっと頬が熱くなった。
(っ、なにを考えてる)
レヴィはふるふると頭を振って、淫らな邪念を追いやった。そっと尻も拭ってやり、清潔な下着を履かせて夜着の裾を戻す。
大仕事をやってのけたような達成感に息を吐き、レヴィは立ち上がった。気持ちよさそうに寝息を立てているリトのからだへ、肩まで掛布をかけてやる。
そうしてレヴィは、心に教訓を刻み付けた。
――リトを、決して酔わせてはいけない。
神を持たない魔族や天族が祈りを捧げる対象は、すべてのいのちの源である世界樹だ。魔族においては、世界樹と並んで聖獣もその対象になる。
目下の問題は、祈りを捧げるべき聖獣こそが、いま正にレヴィを苦しめている元凶であるというところだった。
「レヴィ……♡」
ベッドに仰向けになっているレヴィの身体の上に寝そべるようにして、愛らしい顔が迫ってくる。
(どうしてこんなことに……)
数分前、いっしょに寝よ♡というあるじの衝撃的な発言に一瞬意識を飛ばしたレヴィだったが、持ち前の精神力でどうにか正気を取り戻し、ひとまず泥酔している主人をベッドへ寝かせようとした。
王宮にあるリトの邸のベッドと比べると小さく思えてしまうその寝台へ、うやうやしく抱き上げた身体を横たえさせた……まではよかったのだ。いざ身体を離そうとしたら、首に回されていたリトの両腕が、唐突にレヴィを引き寄せてきた。突然のことに身体のバランスを崩し、このままではリトを潰してしまうと察して咄嗟に受け身を取ったところ、ベッドに転がったその瞬間にリトが乗り上げてきたのである。
「レヴィ、あったかい」
酒で正気を失っている主人は、どうやら本気でレヴィといっしょに寝ようとしているらしい。
「リ、リト様……っ」
華奢なリトの重みは決して苦しくはなかったが、やわらかく、あたたかで、いい匂いがした。
(当たっ……)
リトが着ている夜着は、丈の長いリネンのシャツだ。シャツの下は素足で、下着だけを身につけている。リトはレヴィの左の太ももに跨がっているため、やわらかな膨らみが布地越しに触れていた。
「レヴィ、ほっぺた赤いよ。酔っ払っちゃった?」
顔を覗き込んできたリトが、いとけない仕草で首をかしげる。酒を呑んでもいないのに酔うはずがないし、首元まで赤くして酔っ払っているのはリトのほうである。
「かわいいねえ」
にこにこと機嫌よく笑いながら、リトがぺたぺたとレヴィの頬へ触れてくる。リト様のほうがかわいいです!!と大音量で叫びたかったが、レヴィはこの状況においては不幸なことに素面だった。
「リト様……お許しください……っ」
レヴィはとうとう、泣きそうな顔で許しを乞うた。無礼を承知で、きょとんとしているリトの脇へ両手を入れる。強引に退かしてしまおうと力を入れてリトの上体を持ち上げた瞬間、ゆるく膝を立てていたレヴィの脚に、リトの下着越しの股間がこすれた。
「あんっ♡」
目の前のくちびるからこぼれた甘い声にびくりとして、レヴィはその体勢のまま固まってしまった。アルコールでとろんとしていた鳶色のひとみが、情慾を孕んで潤みだす。
「ん……♡」
つい数秒前まであどけない幼児のようだったレヴィのあるじは、跨ったレヴィの太ももの上で自ら腰をゆすりはじめた。やわらかな感触だったそこが、あっという間に硬くなって湿り気を帯びてくる。
「っは、はぁ、きもちい……♡」
己のからだを使って、あるじが自慰をしている。想像もしなかった光景に、レヴィはうろたえてじっとしていることしかできなかった。
リトが淫らに腰をくねらせるたび、ぐちゅぐちゅと湿った水音が聞こえてくる。快楽に耽り、とろけた顔で甘い声をもらす己のあるじを、レヴィは固唾を飲んで見守った。頬が熱い。なぜか喉が渇く。リトの上半身を支えたままの両手のひらには、じっとりと汗をかいていた。
「リト様……」
思わず、なまえを呼んでしまった。かすれて、上擦った声だった。リトがふと視線を持ち上げて、レヴィを見るとにこりと笑った。淫猥な自慰の最中とは思えない、純真な笑みだった。
「レヴィ、ちゅうしよ……♡」
リトが言って、子どもが甘えるように両手を伸ばしてきた。レヴィの心臓がどくんと跳ねたが、そういう意味ではないとすぐに察した。彼の内にある聖獣の魂が、レヴィのマナを欲しがっているのだ。
レヴィは倒れ込んでこようとするリトの身体を抱き留めて、その唇を受け入れた。
「ん……♡」
リトのちいさな舌が、普段の慎ましさなど嘘のように強引に歯列を割って侵入してくる。マナを込めた舌先を素直に差し出すと、すぐに絡めとられた。
「んんっ、ん、ん、っ♡」
互いに舌先を絡め合いながら、レヴィは無意識のうちに、リトを乗せている左脚を彼のそこへ擦り付けるように動かしていた。腕の中の華奢なからだが、びくびくとふるえるのが愛らしい。吐息ごと唇を貪って、愛おしさに突き動かされるまま献身的にマナを与えた。
「んあっ、あ、~っ♡」
リトの腰ががくんと跳ねて、唐突に背が反った。弾みで離れた唇から、艶めかしい悲鳴が漏れる。かく、かく、と本能的に腰を揺らめかせながら、リトは下着越しに射精した。
「はっ、は、は……」
レヴィの身体にくったりと身を預けたまま、リトはしばらく余韻にふるえていた。レヴィはじっとその背を抱いていたが、やがて、唐突に力の抜けた身体から健やかな寝息が聞こえ始めた。
(……着替え、を)
濡れた下着のまま寝かせるわけにはいかない。レヴィは身体の上のリトを起こさないよう、慎重に身を起こした。リトのからだを仰向けで横たえさせ、ベッドを降りる。レヴィの騎士服のボトムも布越しに沁みてきたリトの体液で湿っていたが、自分のことは後回しだ。
バスルームの洗面台でタオルを濡らし、荷解きされた荷物の中から替えの下着を探してベッドへ戻った。
夜着の裾をめくると、白い素足が目に眩しかった。緊張しながら濡れた下着を脱がせ、つま先から引き抜く。
薄い下生えと、精液に濡れてくたりとしている淡い色の性器を見下ろして、レヴィはぐっと眉間に力を入れた。これは仕事だ。汚れたあるじの身体を清める、ただそれだけのことだ。
レヴィは鋼の理性でもって、リトの股ぐらを淡々と拭った。
(……濡れてる……)
性器だけでなく、尻のあわいも濡れていることにレヴィはふと気付いた。魔族や天族がそこを濡らすのは、抱かれることを望んだときだけだ。聖獣であるリトは身体のつくりが違うことはわかっているが、不意打ちに目の当たりにしたせいでかあっと頬が熱くなった。
(っ、なにを考えてる)
レヴィはふるふると頭を振って、淫らな邪念を追いやった。そっと尻も拭ってやり、清潔な下着を履かせて夜着の裾を戻す。
大仕事をやってのけたような達成感に息を吐き、レヴィは立ち上がった。気持ちよさそうに寝息を立てているリトのからだへ、肩まで掛布をかけてやる。
そうしてレヴィは、心に教訓を刻み付けた。
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