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召喚の儀
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あたたかくて、心地がいい。
おだやかなまどろみの中で、声を聞いた気がする。
なぜだかわからないけれど、自分を呼んでいるのだと思った。
だいすきなひとに呼ばれているのだと、そこに行きたいと、思った。
目を開けたら、知らない天井が見えた。
(え?)
目を開ける直前の記憶は、歩道橋から転落する間際に見上げた青い空だ。
もしかして病院、と思ったが、それにしてはやけに天井が高いし、そもそも豪奢な彫刻の施されたドーム型の天井がある病室などあるのだろうか。
どうやら自分は、どこか広い空間に仰向けで横たわっているらしい。背中に当たっているのは石だろうか。冷たくて固い。
寝転がったままこわごわと視線を巡らせてみる。直前の記憶が記憶なだけに、頭を動かすのは憚られた。現状なんの痛みもないが、麻酔が効いているだけかもしれないし――
「えっ?!」
そうして目に飛び込んできた光景に、リトは思わず声を上げて勢い良く起き上がってしまった。
さらさらとした艶のある黒髪、柘榴色の双眸。すらりとした長身に、どこか憂い気な冷ややかな美貌。軍服に似た漆黒の装束に身を包んだ、そのひと。
推し。
推しが、目の前にいた。
「え、夢?」
もしかしてこれはあれだろうか。
実は自分はいま死にかけていて、今際の際にしあわせな夢を見ているとか?
ぽかんとしたまま、しかしひとときも目を離せず日々恋焦がれていた愛しい人を見つめていると、なにかを探るようにこちらを見下ろしていた、その精緻な造り物のようなうつくしい顔が忌々しげに顰められた。
「おい、宮廷魔術師。こいつが聖獣だと? どこからどう見ても穢らわしい人間にしか見えないが」
(わ、アデルってこういう声なんだ)
凛とした低音で、なんとなく想像していた通りの美声だ。ゲームにボイスはついていなかったから、最愛の推しの声が聴けたことに感動するあまり、彼が口にした言葉の意味も、すぐそばに「宮廷魔術師」と呼ばれた人物が佇んでいることにも気付けなかった。
「う~ん、これは……」
あまくささやくような声がして、リトはようやく声の主を視界に認めた。
ぶどう色の豊かな長髪を、ゆるく三つ編みにして垂らしている。おおきな丸メガネの向こうに見える双眸は垂れ目がちのアメジスト。むちむちとした肉感のいい肢体に匂うような色香――
筆頭宮廷魔術師、ダレン・リリー。
(通称、ママ!!)
攻略ルートでレヴィに対して見せるあまりのママっぷりに、プレイヤーからも公式からも「ママ」の愛称で呼ばれている彼が、黒い魔導着のおおきな袖をしゃらしゃらと鳴らしながら近づいてくる。
(うわ、いいにおい……)
触れられるほど近くに膝をついたダレンから、ふわりと甘いにおいが薫る。熟れた果物のような、頭の芯がだめにされるような香りだ。
(匂いまでわかるなんて、めちゃくちゃリアルな夢だな)
ぼうっと惚けたままダレンを見つめてしまう。目が合うと、ダレンはとろけるようにほほ笑んだ。左目尻の涙ボクロが色っぽすぎる。
(すでにママみがすごい……!!)
圧倒的ママみでありながらゴリゴリの攻め、というギャップにやられたプレイヤーは多い。アダルト版の、よしよし♡しながら奥をガン突きするエッチシーンはとてもよかった。
「はじめまして。わたしはマグナルク王国筆頭宮廷魔術師の、ダレン・リリーと申します。言葉は、おわかりですか?」
「あっ、は、はい」
「よかった。お話をするまえに、ちょっと失礼しますね」
ダレンはおもむろに肩で留めていた丈の長いショールをほどくと、そのたっぷりとした布地でリトのからだを包み込んだ。
そこに至ってようやく、リトは己が全裸であることに気がついた。
「えっ?!?!」
かあ、と一瞬で全身が熱くなる。いまのいままで推しの眼前に己の裸体を晒していたのかと思うと、恥ずかしくて泣きそうだった。
(こないだ脱毛サロン行っといてよかった)
そういう問題ではないが、そうでも思わないと立ち直れない。例え夢の中だとしても、恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
真っ赤になってうつむいてしまったリトを見下ろして、ダレンはにこやかに続けた。
「不躾で申し訳ありませんが、あなたのナカ、すこし見させてください。大丈夫です、痛いことはしませんから……」
「はいっ?!」
思わずぎょっとしてしまったが、あまくかすれた声で「じっとして……」とささやかれて、魔法にかけられたように身動きができなくなった。鼓膜をやわくくすぐるみたいな色っぽい声だ。この声に耳元で「いいこ……♡」なんてささやかれてしまったら、リトのような童貞なんてひとたまりもないだろう。
重たげな布地を持ち上げ伸びてきたダレンの手のひらが、リトの胸元のあたりへ翳される。そのまますうと息を吸い、ダレンはしずかに目を伏せた。
「……うん。思ったとおり……人間の器の中で、聖獣の魂と地球人の魂が混ざり合っています」
「なんだと?」
「彼は間違いなく、わたしたちが召喚した聖獣です。おそらくなにかのアクシデントがあり、聖界へ転生する途中の魂が喚ばれてしまったのでしょう」
「そんなことが起こるものなのか?」
「大昔の文献に、いまと同じ状況の記述がありました。当時の聖獣が書き記したものです。地球から聖界へと転生する途中の魂が召喚され、人間の器の中で混じり合ってしまったと……その者の内にある聖獣の魂の成長を見守っていたところ、やがて力に目覚め、無事に守護者の後継となったそうです」
(聖獣……召喚……もしかしてこれ、召喚の儀?)
ゲームの中では、筆頭宮廷魔術師であるママ――ダレン・リリーの攻略ルートでのみ発生するイベントだ。
この世界には、マナというあらゆる生命の源のようなエネルギーが満ちている。マナが不足すると土地が枯れるし、逆に過剰だと河川の氾濫などが起きてしまうため、バランスを保つことが大事らしい。そのマナの過不足を調整する力を持つのが聖界に住まう聖獣という生き物で、マグナルク王国では五百年に一度、王族と魔術師による召喚の儀によって魔界へ聖獣を喚ばう……という設定だった。
このイベントを起こしてダレンルートをクリアすると、攻略キャラクターにヴォルフという聖獣の攻めキャラが追加されるのだ。
(で、おれが聖獣ってこと? 夢小説の設定みたいな夢だな……夢だけに……)
「不躾な質問で恐縮ですが、地球で命を落とされたときの記憶はおありですか?」
「えっ? あ、たぶん……歩道橋のいちばん上から落っこちて……えっと……」
聞きながら、ダレンがその両手でリトの手を取って立ち上がらせてくれた。さらりとした感触の、あたたかな手だ。彼が左手の中指にしている、紅いおおきな石が嵌め込まれた金色の指輪が当たるところだけ、ひやりと冷たい。
――いくらなんでも、感触がリアルすぎる。
(そうだよ、おれ、ちゃんと覚えてる。歩道橋のてっぺんからあんなふうに落っこちて、こんなふうに無事なわけない)
改めて現実を認識すると、腹の底がぞわりとして呼気がふるえた。
「お、おれ……死んじゃった、の?」
こうして並び立つと、ダレンは思っていたよりずっと背が高かった。縋るように見上げた先で、丸いレンズの向こうのアメジストが悼むように細められた。
「地球人としてのあなたは、残念ながら……けれど生まれ変わって、こうしてここへ来てくれた」
ダレンがその長身を折り、リトの足元へ膝をついた。恭しく取ったリトの左手を額に押し当て、祈るようにささやく。
「わたしたちの声に応えてくださったこと、深く感謝いたします。
ようこそマグナルクへ、我らが守護者」
おだやかなまどろみの中で、声を聞いた気がする。
なぜだかわからないけれど、自分を呼んでいるのだと思った。
だいすきなひとに呼ばれているのだと、そこに行きたいと、思った。
目を開けたら、知らない天井が見えた。
(え?)
目を開ける直前の記憶は、歩道橋から転落する間際に見上げた青い空だ。
もしかして病院、と思ったが、それにしてはやけに天井が高いし、そもそも豪奢な彫刻の施されたドーム型の天井がある病室などあるのだろうか。
どうやら自分は、どこか広い空間に仰向けで横たわっているらしい。背中に当たっているのは石だろうか。冷たくて固い。
寝転がったままこわごわと視線を巡らせてみる。直前の記憶が記憶なだけに、頭を動かすのは憚られた。現状なんの痛みもないが、麻酔が効いているだけかもしれないし――
「えっ?!」
そうして目に飛び込んできた光景に、リトは思わず声を上げて勢い良く起き上がってしまった。
さらさらとした艶のある黒髪、柘榴色の双眸。すらりとした長身に、どこか憂い気な冷ややかな美貌。軍服に似た漆黒の装束に身を包んだ、そのひと。
推し。
推しが、目の前にいた。
「え、夢?」
もしかしてこれはあれだろうか。
実は自分はいま死にかけていて、今際の際にしあわせな夢を見ているとか?
ぽかんとしたまま、しかしひとときも目を離せず日々恋焦がれていた愛しい人を見つめていると、なにかを探るようにこちらを見下ろしていた、その精緻な造り物のようなうつくしい顔が忌々しげに顰められた。
「おい、宮廷魔術師。こいつが聖獣だと? どこからどう見ても穢らわしい人間にしか見えないが」
(わ、アデルってこういう声なんだ)
凛とした低音で、なんとなく想像していた通りの美声だ。ゲームにボイスはついていなかったから、最愛の推しの声が聴けたことに感動するあまり、彼が口にした言葉の意味も、すぐそばに「宮廷魔術師」と呼ばれた人物が佇んでいることにも気付けなかった。
「う~ん、これは……」
あまくささやくような声がして、リトはようやく声の主を視界に認めた。
ぶどう色の豊かな長髪を、ゆるく三つ編みにして垂らしている。おおきな丸メガネの向こうに見える双眸は垂れ目がちのアメジスト。むちむちとした肉感のいい肢体に匂うような色香――
筆頭宮廷魔術師、ダレン・リリー。
(通称、ママ!!)
攻略ルートでレヴィに対して見せるあまりのママっぷりに、プレイヤーからも公式からも「ママ」の愛称で呼ばれている彼が、黒い魔導着のおおきな袖をしゃらしゃらと鳴らしながら近づいてくる。
(うわ、いいにおい……)
触れられるほど近くに膝をついたダレンから、ふわりと甘いにおいが薫る。熟れた果物のような、頭の芯がだめにされるような香りだ。
(匂いまでわかるなんて、めちゃくちゃリアルな夢だな)
ぼうっと惚けたままダレンを見つめてしまう。目が合うと、ダレンはとろけるようにほほ笑んだ。左目尻の涙ボクロが色っぽすぎる。
(すでにママみがすごい……!!)
圧倒的ママみでありながらゴリゴリの攻め、というギャップにやられたプレイヤーは多い。アダルト版の、よしよし♡しながら奥をガン突きするエッチシーンはとてもよかった。
「はじめまして。わたしはマグナルク王国筆頭宮廷魔術師の、ダレン・リリーと申します。言葉は、おわかりですか?」
「あっ、は、はい」
「よかった。お話をするまえに、ちょっと失礼しますね」
ダレンはおもむろに肩で留めていた丈の長いショールをほどくと、そのたっぷりとした布地でリトのからだを包み込んだ。
そこに至ってようやく、リトは己が全裸であることに気がついた。
「えっ?!?!」
かあ、と一瞬で全身が熱くなる。いまのいままで推しの眼前に己の裸体を晒していたのかと思うと、恥ずかしくて泣きそうだった。
(こないだ脱毛サロン行っといてよかった)
そういう問題ではないが、そうでも思わないと立ち直れない。例え夢の中だとしても、恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
真っ赤になってうつむいてしまったリトを見下ろして、ダレンはにこやかに続けた。
「不躾で申し訳ありませんが、あなたのナカ、すこし見させてください。大丈夫です、痛いことはしませんから……」
「はいっ?!」
思わずぎょっとしてしまったが、あまくかすれた声で「じっとして……」とささやかれて、魔法にかけられたように身動きができなくなった。鼓膜をやわくくすぐるみたいな色っぽい声だ。この声に耳元で「いいこ……♡」なんてささやかれてしまったら、リトのような童貞なんてひとたまりもないだろう。
重たげな布地を持ち上げ伸びてきたダレンの手のひらが、リトの胸元のあたりへ翳される。そのまますうと息を吸い、ダレンはしずかに目を伏せた。
「……うん。思ったとおり……人間の器の中で、聖獣の魂と地球人の魂が混ざり合っています」
「なんだと?」
「彼は間違いなく、わたしたちが召喚した聖獣です。おそらくなにかのアクシデントがあり、聖界へ転生する途中の魂が喚ばれてしまったのでしょう」
「そんなことが起こるものなのか?」
「大昔の文献に、いまと同じ状況の記述がありました。当時の聖獣が書き記したものです。地球から聖界へと転生する途中の魂が召喚され、人間の器の中で混じり合ってしまったと……その者の内にある聖獣の魂の成長を見守っていたところ、やがて力に目覚め、無事に守護者の後継となったそうです」
(聖獣……召喚……もしかしてこれ、召喚の儀?)
ゲームの中では、筆頭宮廷魔術師であるママ――ダレン・リリーの攻略ルートでのみ発生するイベントだ。
この世界には、マナというあらゆる生命の源のようなエネルギーが満ちている。マナが不足すると土地が枯れるし、逆に過剰だと河川の氾濫などが起きてしまうため、バランスを保つことが大事らしい。そのマナの過不足を調整する力を持つのが聖界に住まう聖獣という生き物で、マグナルク王国では五百年に一度、王族と魔術師による召喚の儀によって魔界へ聖獣を喚ばう……という設定だった。
このイベントを起こしてダレンルートをクリアすると、攻略キャラクターにヴォルフという聖獣の攻めキャラが追加されるのだ。
(で、おれが聖獣ってこと? 夢小説の設定みたいな夢だな……夢だけに……)
「不躾な質問で恐縮ですが、地球で命を落とされたときの記憶はおありですか?」
「えっ? あ、たぶん……歩道橋のいちばん上から落っこちて……えっと……」
聞きながら、ダレンがその両手でリトの手を取って立ち上がらせてくれた。さらりとした感触の、あたたかな手だ。彼が左手の中指にしている、紅いおおきな石が嵌め込まれた金色の指輪が当たるところだけ、ひやりと冷たい。
――いくらなんでも、感触がリアルすぎる。
(そうだよ、おれ、ちゃんと覚えてる。歩道橋のてっぺんからあんなふうに落っこちて、こんなふうに無事なわけない)
改めて現実を認識すると、腹の底がぞわりとして呼気がふるえた。
「お、おれ……死んじゃった、の?」
こうして並び立つと、ダレンは思っていたよりずっと背が高かった。縋るように見上げた先で、丸いレンズの向こうのアメジストが悼むように細められた。
「地球人としてのあなたは、残念ながら……けれど生まれ変わって、こうしてここへ来てくれた」
ダレンがその長身を折り、リトの足元へ膝をついた。恭しく取ったリトの左手を額に押し当て、祈るようにささやく。
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