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求め合う(R18)
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余裕のない手つきで、慶太は沙羅のセーターをたくし上げ、ブラの肩ひもをずらした。すると、まろみのある胸が晒される。
慶太らしくない強引さに沙羅は戸惑い、動きを制するように広い胸に手のひらを押し当てた。
「慶太?」
「ごめん、沙羅が欲しくて抑えられない」
慶太は眉を寄せ、切なげにつぶやく。
自分の知らない慶太の表情に、沙羅の心は乱れて落ち着かない。ドクドクと心臓が早く動き、体中に熱を運ぶ。
「……ん、いいよ。慶太に求められて嬉しい」
「そんな瞳で見られたら、優しく出来ないかも……」
慶太が自分を欲している。そう思うだけで、沙羅は腰の奥がズクンと熱くなる。
「優しくしなくてもいい……抱いて」
沙羅は腕を慶太の首にかけ、キスをねだるように、欲情に濡れた慶太の瞳を覗き込む。
普段、真面目な沙羅の小悪魔的な振る舞いに、慶太の衝動は搔き立てられる。
「沙羅……」
吐息が掛かる距離で囁き、唇が重なる。
縺れるようにベッドに倒れると、沙羅は慶太の髪に手を掻き入れ、胸元へ抱き寄せた。
まろみのある胸のふくらみを大きな手が包み、揉みしだかれる。
「ふっ、あっ……ぁん」
先端を甘噛みされ、その刺激に、たまらなく痺れる。電気が走ったように体が跳ねた。
甘える声が鼻に抜けて、沙羅はイヤイヤをするように首を横に振る。
本能に従うようにお互いを求めあい、肌を重ねた。
薄っすらと汗をかいた肌が、カーテンの隙間から差し込む光に照られて、艶めかしく誘う。
沙羅は濡れた瞳で、膝裏に手を当て自分の足に唇を寄せる慶太を見つめた。
「もう……だ……め」
そんな抵抗とも言えない沙羅の片足を掴み上げ、慶太は唇を滑らせる。
太ももの内側をチュッと強めに吸われて、沙羅の背筋にゾクゾクと官能が走り、足先に力がこもる。
背中がしなり、シーツが波打つ。
「んっ……ん、ぁぁ」
「沙羅……いい?」
敏感な部分に息のかかる距離で、慶太に問われて、沙羅は壊れた人形のようにコクコクと首を縦にふった。
慶太の吐息さえも、肌に触れれば、欲情を掻き立て官能に変わる。
頭の中には紗がかかり、与えられる快感にどっぷりと浸かっていた。
「はや……く……」
やっと、絞り出した声で、沙羅は慶太をねだる。
早く慶太と繋がりたかった。
お互いを投げ出して求め合い、心と体の一番深いところで、ひとつになれたなら、この先どんな事でもふたりで乗り越えられるような気がした。
「んっ……」
慶太の楔が自分の中に入って来るのを感じた。
その質量に吐き出す息が震え、生理的な涙がぽろぽろとこぼれる。
「……ぁ」
「沙羅……ごめん」
指先でそっと涙を拭われ、沙羅は瞼を開いた。
切れ長の優しい瞳の中に自分が映っている。
「けい……た。……好き。もっと……奥に……きて」
「沙羅、愛してるよ。ずっと、一緒にいたい」
「ん、わたし……も」
慶太が腰を進めると、沙羅は浅い息をくり返した。やがて、最奥に熱を感じる。
「あっ……ぁぁ」
慶太と繋がった喜びに、既に達してしまいそうな快感が押し寄せた。
「沙羅……」
慶太は、沙羅へ唇を重ね、ゆっくりと動き始める。
内側の敏感な部分を慶太の張り出したモノが擦り上げ、クチュクチュと中から愛液が溢れた。
それが、潤滑液となり、慶太の動きがだんだんと激しくなる。
「ん、……んっ」
揺さぶられるたびに、熱くて息が出来ない。
慶太の肩を掴み、喘いでのけぞる。
このまま、溶けてひとつになれたらいいのに……。
そんな事を思いながら、沙羅は絶頂へと導かれた。
慶太らしくない強引さに沙羅は戸惑い、動きを制するように広い胸に手のひらを押し当てた。
「慶太?」
「ごめん、沙羅が欲しくて抑えられない」
慶太は眉を寄せ、切なげにつぶやく。
自分の知らない慶太の表情に、沙羅の心は乱れて落ち着かない。ドクドクと心臓が早く動き、体中に熱を運ぶ。
「……ん、いいよ。慶太に求められて嬉しい」
「そんな瞳で見られたら、優しく出来ないかも……」
慶太が自分を欲している。そう思うだけで、沙羅は腰の奥がズクンと熱くなる。
「優しくしなくてもいい……抱いて」
沙羅は腕を慶太の首にかけ、キスをねだるように、欲情に濡れた慶太の瞳を覗き込む。
普段、真面目な沙羅の小悪魔的な振る舞いに、慶太の衝動は搔き立てられる。
「沙羅……」
吐息が掛かる距離で囁き、唇が重なる。
縺れるようにベッドに倒れると、沙羅は慶太の髪に手を掻き入れ、胸元へ抱き寄せた。
まろみのある胸のふくらみを大きな手が包み、揉みしだかれる。
「ふっ、あっ……ぁん」
先端を甘噛みされ、その刺激に、たまらなく痺れる。電気が走ったように体が跳ねた。
甘える声が鼻に抜けて、沙羅はイヤイヤをするように首を横に振る。
本能に従うようにお互いを求めあい、肌を重ねた。
薄っすらと汗をかいた肌が、カーテンの隙間から差し込む光に照られて、艶めかしく誘う。
沙羅は濡れた瞳で、膝裏に手を当て自分の足に唇を寄せる慶太を見つめた。
「もう……だ……め」
そんな抵抗とも言えない沙羅の片足を掴み上げ、慶太は唇を滑らせる。
太ももの内側をチュッと強めに吸われて、沙羅の背筋にゾクゾクと官能が走り、足先に力がこもる。
背中がしなり、シーツが波打つ。
「んっ……ん、ぁぁ」
「沙羅……いい?」
敏感な部分に息のかかる距離で、慶太に問われて、沙羅は壊れた人形のようにコクコクと首を縦にふった。
慶太の吐息さえも、肌に触れれば、欲情を掻き立て官能に変わる。
頭の中には紗がかかり、与えられる快感にどっぷりと浸かっていた。
「はや……く……」
やっと、絞り出した声で、沙羅は慶太をねだる。
早く慶太と繋がりたかった。
お互いを投げ出して求め合い、心と体の一番深いところで、ひとつになれたなら、この先どんな事でもふたりで乗り越えられるような気がした。
「んっ……」
慶太の楔が自分の中に入って来るのを感じた。
その質量に吐き出す息が震え、生理的な涙がぽろぽろとこぼれる。
「……ぁ」
「沙羅……ごめん」
指先でそっと涙を拭われ、沙羅は瞼を開いた。
切れ長の優しい瞳の中に自分が映っている。
「けい……た。……好き。もっと……奥に……きて」
「沙羅、愛してるよ。ずっと、一緒にいたい」
「ん、わたし……も」
慶太が腰を進めると、沙羅は浅い息をくり返した。やがて、最奥に熱を感じる。
「あっ……ぁぁ」
慶太と繋がった喜びに、既に達してしまいそうな快感が押し寄せた。
「沙羅……」
慶太は、沙羅へ唇を重ね、ゆっくりと動き始める。
内側の敏感な部分を慶太の張り出したモノが擦り上げ、クチュクチュと中から愛液が溢れた。
それが、潤滑液となり、慶太の動きがだんだんと激しくなる。
「ん、……んっ」
揺さぶられるたびに、熱くて息が出来ない。
慶太の肩を掴み、喘いでのけぞる。
このまま、溶けてひとつになれたらいいのに……。
そんな事を思いながら、沙羅は絶頂へと導かれた。
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