転生したら猫獣人になってました

おーか

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21.幼児期18

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今日は、みんな集まっての人化したお祝いだ!美味い料理もいっぱい食べれるし、プレゼントも貰えるし!楽しみだぜ!今は皆が来る前の準備をしているところだ。短い手足では不便だが、皿を運ぶくらいは出来るからな。母が作った料理を次々に机に運んでいく。

しかし…料理の乗った皿が普通に持てるあたり、前世の身体よりも、よっぽど筋力や運動神経といった部分が優れているようだな。前世の一歳と身長は変わらないから、すこし大変ではあるけど。俺が手伝い始めたら、嬉々としてリオネルもやり始めた。俺よりもよっぽどしっかり運べている。

「リオネルすげぇな!偉い!」

「ん!なるあにほめられたー!!えへへ!」

なでなでー!!可愛いやつだぜ!俺の弟!にこにこして!耳もぴこぴこ動いてて、尻尾も嬉しそうにふりふりしてる。素直な反応されると絆されるよな。

「ナルアパパは?パパも頑張ってるんだけど!!飾り付けとか結構頑張ったよ?」

「ん?うん、お疲れ様!」

「ありがとう!!ナルアは優しいな!」

「おい!トワ!キリキリ働け!時間ないんだからな!」 
 
「悪いテーネ!すぐに動く!」

ぱたぱたと準備を進めて、昼に間に合うように準備を終えることができた。みんなが来る前に終われた。と思ったらすぐにトールさんとテスラさんがやってきた。

「来たよ!リオネル、ナルア人化おめでとう!!」

「リオネル、ナルアおめでとう。あぁ…今日もナルアは可愛いな」

「いらっしゃい二人とも」

「来てくれてありがとう」

「とーるさん!…てすら…」

「トールさん、テスラさんいらっしゃい!リオネル!いくら親戚でも目上の人を呼び捨てにしちゃいけません!!」

「……ごめんなさい…」

「うん!良い子だな!」

「ナルア、こちらへ」

「ん?なぁに?テスラさん」

「このカラー、付け心地はどうだ?何か要望があれば改善するが」

「これ、ええっと付け心地は悪くないと思います。要望も特には…」

「そうか。わかったよ。また何かあれば言ってくれ。あと、敬語は使わないでいい。距離を感じるからな。」

「うん、テスラさんがそう言うなら。」

そうなんだよね、このカラーつけてもらってからずっとつけっぱなしだけど、特に不快になったりしない。なんか浄化?とかがついているし、覆われている部分が不快にならないように温度や湿度も自動調整される。汗疹とかも出来ないのな。ちなみに擦れたりもしない。とにかく凄い代物なのだ。これを作ったと言うテスラさんはきっと天才なんだな。

少ししてトータさんもやって来たので、みんなで席についた。俺の隣を巡ってリオネルとテスラさんの間で争っていたようだが、俺が二人の間に入ることで解決した。まぁ俺を挟んで睨み合ってるけどさ。

「じゃあごはんが冷めないうちに食べよう!せっかくリオネルとナルアの好物を用意したからな!」

「早く食べたい!」

「そうだな。お腹をすかせては可哀想だ。まずはナルアの腹を満たさねばな。」

「りおねるもたべる!」

「よし!じゃあいただきます、しような!」

「「うん!」」

「「「「「「「いただきます!」」」」」」」










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